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Asian squat

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d0086231_2134695.jpgd0086231_21292714.jpgちょっと面白いユーチューブ動画を見つけました。ご覧下さい。

冗談なのかはたまた serious なのかはおくとして、びっくりしました。

私が小さかった頃にはこういうしゃがみ方はトイレ座りと言って、何か恥ずかしいことのように認識していたのです。体育の時間などには、足のかかと部分を上げてお尻がその上に(乗っかるのではなく)位置するようなしゃがみ方をするようにしていました。動画の中で Western squat と呼ばれているものですね。すぐ立ち上がりたくなるちょっとしんどいしゃがみ方ですが、格好の良い姿勢に思えました。

ところで、今まだ使われているのか、日本で1昔前頃⎡ジベタリアン⎦という言葉がありました。何も敷かない地面にペタっと座ってしまう人達のことだそうです。

ジベタリアンのすることは Asian squat とは違うはずですが、混同されてもいます。右上の写真は⎡ジベタリアン3様⎦と題されています。でも左端の男の子のおしりは地面を離れているように見えます。

そして左上の⎡No-ジベタリアン あなたは自尊心をすてていませんか⎦のポスター、何か Asian squat のような姿勢にも非常に否定的な陰を投げかけているような気がします(?)。

そこへこういう正反対の評価は新鮮でした。

もう1つここには日本人には(日本人に限らずしゃがみ式便器を主に使用する国はたくさんあります)あたりまえの姿勢がとれない人が多い国があるという事実もあります。

日本人には(座り式便器しか使ったことのない世代の人は別として)信じられないことかもしれませんが、しゃがめないイギリス人は結構多いのですね。体が固くなってしまったお年の方ではなく、若い世代の人のことです。これの出来る人が珍しがられているのを見たことがありますから。
# by MichikoSimon | 2012-03-22 20:47 | イギリスにて

Georgian houses and Victorian houses

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d0086231_16402868.jpgd0086231_12887.jpg2つの terraced houses の写真があります、私の理解する Georgian houses と Victorian houses の典型的ともいえるものなのですが、どちらがどちらかおわかりですか?

答えは左が Georgian で右が Victorian です。
レンガ、石といった建築材の違いではなく、様式の違いです。左がレンガになり、右がハニー色の石材になったとしても同じです。

この国では住居のこと、家やフラットなど、に話題が及ぶと必ずと言っていい程(少なくとも私達の周囲では)Victorian か Georgian かということが出て来ます。

それ以外の建築様式、チューダー様式とか、もあるのですが、多分この2つの様式がこの国では大部分を占めるのでしょう。なにしろ日本と違って壊して建て替えるということをしないのですから、骨組みと言うか外側は古いまま残っているのでしょう。

もちろん全く新しく建物が造られることはあります。古い者を壊してというより、何もないか何かの跡地に建つことが多いです。日本でよく見かけるマンションビルのような、purpose-built などと言われるものもあるし、 Georgian などに似せて建てられたものもあります。バースの駅前の空き地に作られた Southgate Shopping Centre は、後者の例です。

このイギリスにおける2大建築様式というトピックについては、サブトピックとしていろいろなことをお話ししたいので、今回は紹介程度でとどめ、後においおい発展させていくことになります。

さて、これらの2つの様式について簡単にお話していきます。

Victorian については皆さんも容易に想像ができると思います。Queen Victoria の統治する時代の建築様式です。

Georgian は、George という名の王様は何人も、現在のウィンザー朝にもいる(いた)のですが、建築様式についていえばハノーバー朝の George I から George VI までの100年ちょっとの頃のものを言います。Victorian より10年くらい前の時代です。細かくいえば、Georgian 期間の終わりの20年くらいを別に Regency 様式という人もいます。

この2つの様式、写真で見るだけでも、かなり違います。
Georgian は前表面が平で、Victorian は出窓が突き出ています。Georgian は4階建て(実は地階があって5階)で、Victorian は2階建て。Georgian は上階になるに従って天井高が小さくなっていく感じ、等々。

私が思うに、Georgian は建物、景観本意、Victorian は住人本意という気がします。

Georgian はローマ様式を真似たものです。ローマ帝国時代といってもかなり長いのですが、多分最盛期の頃のものが18世紀にも残っていた。それをその頃の貴族や上流階級の子弟達が彼らの当時の教育の最終段階である the grand tour で来て見て感動した。そしてその様式を England でも取り入れてかれらの邸宅などを建てて行ったというのがその由来です。

ですから、まず大事な点は外からの見た目にあったと考えられます。Wikipedia でも、Georgian buildings にとって大切なのは; ' ....... its proportion and balance; simple mathematical ratios were used to determine the height of a window in relation to its width or the shape of a room as a double cube. ..... ' とあります。

またそこに住む人達も、使用人を前提にした暮らしをする豊かな階層が多かったためか、台所と食堂がさほど近くなかったり、別の階にあったり、現代人に便利につくられてはいません。

これに対して Victorian は家族仕様というか、使用人なしでも暮らせるようになっているようです。まず2〜3階建て(地階が当たり前とはなっていない)くらいで、大きな出窓があるのが特徴です。1階と2階の天井高がほとんど同じでもあります。Georgian に比べて低い天井なので暖房費も少なくて済みます。

こういう Victorian を⎡便利かもしれないが見た目が美しくない⎦というのを聞くことがありますが、日本人の私には⎡そうかなあ?⎦と感じられることがほとんどでした。このごろになってようやく⎡全体のバランスの美しさ⎦、⎡sash windows の美しさ⎦がわかるようになりました。
# by MichikoSimon | 2012-02-07 23:48 | イギリスにて

pantomime

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d0086231_19471713.jpg
今年も pantomime に行ってきました。

' pantomime ' というのは、日本の皆さんの多くが思い浮かべるものとは異なり( Marcel Marceau で有名ですよね、それは英語では ' mime 'と言います)、イギリス独特の年末年始にかけての家族向け娯楽演劇です。「無言劇、身振り手振りの劇」とはなんの関係もありません

いやあ、楽しかったです。パントマイムの楽しみには

1、イギリスの pretty theatre で劇を見る
2、観客参加型の劇である
3、特に、将来観劇を楽しめる大人を育てるという意味での、子供の観客を意識した構成
4、ミュージカルではないかもしれないけれど、highly musical
5、歌舞伎や京劇にみられるような性の転換(特定の男役を女優が演じたり、その又逆)
6、時事的なことなど、アドリブなども豊富

などがあります。1はパントマイムに限ったことではありませんが、Bath や Bristol の Theatre Royal は本当に pretty な劇場です。去年 Bristol で観劇した時に、隣のご婦人からBristol の Theatre Royal はイギリス最古の working theatre であると聞きました。

Dame を演じた Chris Harris は Bristol では毎年パントマイムの製作、演出、出演をこなしていましたが、今回に限ってBristol の Theatre Royal で若手スタッフによる子供向けミュージカル Swallows and Amazons (これも去年雪の降る寒い日に見ました。秀逸でしたが多分その日インフルエンザに罹ってしまったのではないかなと思います)をすることになり、Bath に移って来たと聞きました。Bristol に住んでいた頃なんどか彼の pantomime を見ました。

Wikipedea の pantomime の記事、引用はしませんが、全部読む必要はなく、下記の部分だけでもよいと思います。

2 Pantomime traditions and conventions
 (Traditional stories) 
 (Performance conventions)
 (Guest celebrity in pantomime) 
3 Pantomime roles
 (Major roles) 
 (Minor roles)
4 In the United Kingdom & Ireland today
  
これでも多すぎるという方、そのなかでも特に読むべき所、短い要約を下に挙げておきます。

2 Pantomime traditions and conventions
  2行で pantomime の特徴を簡潔に述べています

  (Traditional stories) よく知られた「シンデレラ」「ジャックと豆の木」「アラディン」「美女と野獣」「赤ずきん」など

  (Performance conventions) 主人公の Principal Boy は伝統的に女優によって演じられ、コスチュームは丈の短いぴったりしたもので脚線美を強調し、Panto Dame は主人公の母親役が主でこれも伝統的に男優による。観客も積極的に参加することを求められる、たとえば " He's behind you!'"(or "Look behind you!") と警告したり、"Oh, yes it is!" and "Oh, no it isn't!" などの掛け合いや booing などをあからさまにしたりする。客席に sweets を投げたり、水などをふりまいたりする。音楽にはなじみのメロディーが歌詞を変えて使われることが多い(私が見た限りではいつも観客の歌指導、そして左右の列の観客の歌合戦になる)。子供だけでなく大人もいるところから、両義的な言葉が用いられて、大人だけがその意味を了解するということもある。etc, etc.

  (Guest celebrity in pantomime) Chris harris の名だけ見付けて下さい

3 Pantomime roles
  (Major roles) Principal Boy/Girl, Panto Dame のところだけをご覧下さい

4 In the United Kingdom & Ireland today
  ここは最初の3行だけでも。イギリス、アイルランドの現在の panto の状況。プロのみならずアマチュアのパントマイムも盛んであること


ところで、この panto のタイトルですが、「ラディン」ではなく「アディン」と発音します。ストレスの位置にご注意ください。最初の母音は /ə/ です。
# by michikosimon | 2011-01-13 19:47 | 英語

a cold, a bug, and flu

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d0086231_2034594.jpg
インフルエンザで少々お休みしてしまいました。
皆様、明けましておめでとうございます。

さて、こちらでは12月にインフルエンザが大流行して an epidemic となりました。日本では如何だったのでしょうか?

' influenza ' は英語では ' flu ' と縮めた形で言われるのが普通です。' influenza ' では英語風の響きでないからかもしれません。
そして、私達の教室でしつこくやりましたよね、' cold ' は数えられるけれど、' flu 'や ' cancer ' は数えられないので、' a ' をつけない、って。

そのとおりです。ですから;
I caught a cold yesterday.
She's also got a cold.
He's got flu.

などと chat をしていたのですが、今回もう少し微妙なことに気が付きました。

' I've got a cold. ' というのは ' I haven't got a fever. ' 「熱はない」ということを暗に示しているということ、だそうです。
まだ flu かどうかはっきりしない体温37〜38℃の頃、「ひどい風邪」をひいているということを言おうとして ' I've got a bad cold, and my temperature's ...... ' と言ったら、サイモンに ' It's not a cold. ' と言われました。
' a cold ' というのは ' a common cold ' or ' a head cold ' というものだそうです。風邪というのは「上気道炎」で、炎症であるかぎり殺菌のため体温は幾分かは上がるはずだと思うと言い返しましたが、common usage of English では理屈はあまり通用しないようです(英語のみならず多分何語でも)。

common cold

head cold
A common cold mainly affecting the mucous membranes of the nasal passages, characterized by congestion, headache, and sneezing.

では flu とは言いきれないけれど、cold ではないという時何と言えばよいのかというと、' a bug ' を使えばよいということです。

bug
An insect or similar organism, such as a centipede or an earwig.

 a. A disease-producing microorganism: a flu bug.
 b. The illness or disease so produced: "stomach flu, a cold, or just some bug going around"

言葉としては知っていました。「なんというバカな言葉を使うのだろう」とも思っていました。誰かが病気だと聞いて「何の病気ですか?」という訊いた答えが「ばい菌」では何も言ってないのと同じですよね(感染症であるということはわかりますが)。しかもそれを言ったのが Bristol University の professor だったのですから。

でも今回 a bug はある特定の意味を持つと知りました。

I should've said then ' I've got a bug and the temperature's 37.8℃ '

後に熱は 39.4℃ まで上がり ' I've got flu. ' と言えるようになりました。' flu ' については、言わずもがなでしょうが、ひとつ英語での説明をどうぞ;

こちらでは若い世代でも華氏で体温を考える方が普通だそうです。39.4℃ はほぼ 103 °F で、平熱 36〜37度が 98 °F ですから、5度も上がったということです(セ氏なら3度)。体温のような少しの差が重大な場合には華氏の方がよい、とはじめて華氏の肩を持ちたい気持ちになりました。

余談ですが、イギリスでは小さい子供がいる家庭でも体温計がないことがあります。はじめてのホームステイの家族がそうでした。What if the kid's got a bug ? という私の質問に、実際の言葉はもはや思い出せませんが、I'll feel his forehead with mine とかいう答えでした。これは日本でもどこでもそうでしょうが、額と額をくっつけて熱があるかどうかみますよね、ああするということです。でも普通は熱があると感じたそのあとで、体温計をもちだすものだと当時は思っていて、「ちょっと危険だな」と思いました。

こういう細事に国というか文化というか社会の違いがでてきますね。

風邪でも flu でもこちらでは医者にいっても薬など何ももらえません。電話すると、来院すると他の人に伝すから、バファリンなどの鎮痛剤でも飲んで家で休んでいろ、と言われます。これは人によっては例外はありますが、正解だと思います。

遅ればせながら flu vaccination をしたのですが、医者にタダでしてもらえる年齢からははずれていたので、大きなスーパーに行って、お金を払ってしてもらいました。
その後注意事項を書いた紙片を渡されます。日本では「当日は入浴は避けるように」と書いてあるか、言われるかするものですが、こちらではそんな子供に言うようなこと(?)は全く無しでした。
# by michikosimon | 2011-01-09 20:34 | 英語

Jane Austen

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d0086231_093297.jpgJane Austin は雨の Bath のほうを好んだ、そうです。以前ご紹介した Kirsten Elliott の ' Bath ' からの引用です、

" ..... Some even prefers Bath in the rain. Jane Austen complained that her first view of Bath in fine weather proved disappointing. ' The sun was got behind everything, ' she wrote to her sister, Cassandra, ' and the appearance of the place from the top of Kingsdown was all vapour, shadow, smoke and confusion.' ..... "

「雨のバースの方がよいという人もいます。ジェイン オースティンはバースを初めて見たのがちょうどよい天気の日で、その眺めは思った程ではなかったとこぼしていたそうです。姉のカッサンドラ宛の手紙で、『太陽があらゆる物の裏側に来てしまって、キングズダウンの天辺から見ると、すべてが靄って、陰って、煙のなかにごちゃごちゃと見えた』と言っていました。..... 」

私達が Bath に着いたばかりの今年3〜4月もほとんど毎日雨でした。春とは呼べない位じめじめと寒くて、いつもこんなならどうしようと不安になったものです。

ここは、' Jane Austen の街 ' です。観光客を引き寄せる所の1つである ' Jane Austen Centre Museum ' が街の真ん中にあり、夏には ' Jane Austen Festival ' で2週間ほど時代装束の人達が練り歩くことでも知られています。

彼女は一時( 1801 - 1806 ) Bath に住み、' Persuasion ' と ' Northanger Abbey ' の2つの本をここを舞台に書きました。

ただ、彼女自身はここが好きだったとは言えないようです。
私は Persuasion を読んで、Bath がどのように描かれているのか知ろうとしたのですが、この本には叙景がほとんどと言ってい位くらいにないので、それはかないませんでした。

ちなみに彼女が生きて本を書いた時代というのは、1775〜1817年ですから日本では江戸時代のただ中にあたります。同時代の日本の女流作家は?と思って捜したのですが、いなかったのか、知られていないのか、見つかりませんでした。男女を問わなければ、「 .... 蕪村の俳諧の時代、上田秋成の『雨月物語』や曲亭馬琴の『南総里見八犬伝』といった読本が書かれ、庶民向けの娯楽として赤本・青本などの草双紙が出版され、広く読まれました。 ..... 」。簡単な年表を Wikipedia から拾ってみました。

1770年『遊子方言』田舎老人多田爺 /洒落本
1776年『雨月物語』上田秋成/ 読本
1789年『玉くしげ』本居宣長/ 国学
1790年『古事記伝』本居宣長/ 国学
1795年『玉勝間』本居宣長/ 国学
1797年『新花摘』与謝蕪村/ 俳諧
1801年『父の終焉日記』小林一茶/ 俳諧
1802年『東海道中膝栗毛』十返舎一九/ 滑稽本
1809年『浮世風呂』式亭三馬/ 滑稽本
1812年『すみれ草』北村久備/ 注釈
1813年『浮世床』式亭三馬/ 滑稽本
1814年『南総里見八犬伝』曲亭馬琴/読本
1820年『おらが春』小林一茶/ 俳諧

日本の女性の最初の近代作家といえば、樋口一葉ですが、彼女の時代は Jane Austen の100年後になります。物事はなんでもそう平均して起こらないのでしょうが、世界初(?)の女性心理小説家紫式部を生み出した国としては、18世紀は生産性の低い時に思えます。
# by michikosimon | 2010-12-09 09:25 | 英語

quarry

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d0086231_0123160.gifさて、Bath stone は、前に述べられているように ' local limestone ' ですので、石切り場は Bath 近郊であるはずです。

左の図は Bath stone の分布する地域を黄色で示しています。Bath を含めてイングランド南西から東部にかけてかなり広範囲に広がっています。

このような石の生産地、石を切り出す場所を ' quarry ' 「クウォリ-」といいます。

quarry
A quarry is a type of open-pit mine from which rock or minerals are extracted. Quarries are generally used for extracting building materials .......

d0086231_2254655.jpg上の定義の中で使われている ' mine ' という言葉ですが、' quarry ' が ' a type of open-pit mine (地下にトンネルを掘りすすんでいくのではなく、右の写真のような mine ) ' であるということから、quarry < mine で、より広義の意味をもちます。

そして、一般的に言って quarry は「建築材」を切り出す所という意味で使われます。

それでは ' mine ' とは?

mine
The site of an excavation in the earth from which ore or minerals can be extracted, with its surface buildings, elevator shafts, and equipment.

つまり「鉱石、鉱物」が地中から ' excavate ' される地、(普通は)地上の建物、地下へ降りる坑道や装置をも含めて言う、とあります。

上の定義にある ' excavation ' という言葉を存知でしたか? 私は久しぶりに ' Oh My Darling Clementine ' という歌を思い出しました。

1849年のアメリカは California の Gold Rush にちなんだフォークソングで、' mine ' や ' miner ', ' forty niner(49年の Gold Rush でひと山あてようとした人々) ' とかいう言葉がちりばめられています。

"In a cavern, in a canyon,
Excavating for a mine
Dwelt a miner forty niner,
And his daughter Clementine .... "

辞書なしで、この言葉の意味を探り当ててみましょう。歌にあるコンテクストから似た意味のもっとやさしい言葉を捜してみると、多分 ' dig ' という言葉にたどりつく方もいらっしゃるでしょう。大体はそれでいいと思います。あとはコンテクストから「土を掘って苗を植える」とか「なにかを隠す」とかいうのではなくて、「掘って何かを見付けて持って行く」という意味であることは想像できますから。

excavate
to dig out and remove
(例)Schliemann excavated Troy.(「古代への情熱」という本で有名です)

d0086231_0162758.jpgところで、きょうのテーマからそれていっていますが ' mine ' についてもう少し。Bath の隣の市の Bristol の名物に ' Bristol Blue Glass ' があります。私は昔、その近くに浅い cobalt mine (この金属が青い色を出す)があるのでそこで生産が始められたのかと思っていました。ブルーグラスのお店の人からそう聞いたような気がしていたのですが、実はそうではなかったそうです。

" .... During the late 18th century Richard Champion, a Bristol merchant and potter, making porcelain, was working with a chemist, William Cookworthy. Cookworthy began a search for good quality cobalt oxide to give the blue glaze decoration on the white porcelain and obtained exclusive import rights to all the cobalt oxide from the Royal Saxon Cobalt Works in Saxony. ...

Production ceased in the early 20th century. It has been revived with two Bristol Blue Glass companies in the Bristol area: Bristol Blue Glass (SW) in Bedminster and Bristol Blue Glass in Brislington. Both offer visits and tours. .... "

18世紀後半、Richard Champion という人が Bristol で Cookworthy という化学者と協力して白に青の染め付けの陶磁器を作り始めたそうですが、その青い色を出す酸化コバルトは Saxony(ドイツ南東部)からの輸入でした。

その後ガラス器の製造がはじまって、メーカーも増えてゆき、その美しさに Bristol の青いガラス器が知られて行ったらしいのですが、その経緯はよくわかっていないようです。20世紀初頭に生産が1時とだえましたが、ブリストルの2つのメーカーが再び作り出し、興味のある方は見学もできます。店舗も市内にいくつもあります。

さて ' quarry ' に戻ります。Bath 近郊にある quarry の話です。最初の左上の図にあるように、 Bath, Box, そして Corsham などが知られています。

Bath 郊外に Combe Down 「クーム ダウン」というところ、a village があります。quarry として知られているそうです。ひょんなことからこちらに来てすぐ Combe Down に住むパノラマ写真家のかた(その方々の作品)と知り合いになり、お宅に招かれたことがあります。お庭を見せてもらって、其所がもと quarry であったことを教えてもらいました。コウモリの生息地(quarry のあとの洞穴でしょうか)でもあって、暗くなると舞い始めたのを覚えています。

d0086231_0133180.jpg後に調べてみると、色々な事がわかりました。採石は今も続いているそうですが、地主だか会社だかは現場を見せてくれないそうです。
そして、Combe Down が建て込んで来るに従って、住宅地の地下に quarry のおおきな空洞が広がっていること、所によっては1〜2メートル下に迫っているが明らかになり、危険なことから大がかりな埋め戻しが企画されました。これは計画通り進んでいれば今年終わることになっているようですが、もう済んだのでしょうか。

右の写真は Combe Down quarry の(多分大分古い)ものです。この写真でもうかがえるし、解説でもそうなのですが、ここの quarry は完全に open-pit ではなく、トンネル状に地下に潜り込んでいるようです。

" ... Combe Down village sits above an area of redundant 18th and 19th century stone mines, which were the subject of a major infill and stabilisation project funded by central Government, commenced in 2005 and completed in 2010....

... some roads and houses eventually resting on only a thin layer - in places between only one and two metres deep - above large underground cavities with inadequate support. ... "
# by michikosimon | 2010-11-10 06:35 | 英語

cantilever staircase

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d0086231_0192178.jpg
日本語に訳すとなんというのか知りませんが、' cantilever ' という言葉を紹介致します。写真は cantilever staircase で、明らかに普通よく見られる階段とは違っているのですが、おわかりになりますか?

cantilever
A cantilever is a beam supported on only one end. ....... Cantilever construction allows for overhanging structures without external bracing. ......
This is in contrast to a simply supported beam such as those found in a post and lintel system. A simply supported beam is supported at both ends with loads applied between the supports.

つまり、cantilever というのは片方の端のみに支えがある梁のことであって、この構造では(もう片方が)外部の支えやつっかえ棒などなしにオーバーハングするということが可能となる。わかりやすい実例が「飛び込み台」です。飛び板飛び込みでは突き出た飛び込み板がビヨヨンとばねのような動きをしますよね。

この cantilever と対比されるのが梁の両端が支えられている、simple というかごく普通にとられる構造です。

Bath に限ったことではないのでしょうが、ここで私は始めてこの cantilever という構造の「階段」に出会いました。The Building of Bath Museum にこれが展示されていますが、ここでは有名な建築物のみならず、一般の家にもこの構造の Bath stone の階段がよくあります(カーペットの下に隠れてそこの住人ですら気が付いていないことも少なくない)。ということで、このトピックを Bath stone の項目に含めてみました。

最初に述べたように、右上の写真が cantilever staircase の典型的な例で、片方だけが支えられて、まるで片端が空中に浮かんでいるかのようです。そうではない下の写真の3つの staircase と比べてみると違いが分かり易いと思います。

d0086231_0572329.jpgd0086231_022414.jpgd0086231_058072.jpgcantilever staircase はエレガントですが、危なっかしく見えるかもしれません。けれど力学的には大丈夫なように出来ているそうです。各段の重さは次々に下方に伝えられて最後に1段目の床に乗っている段、そして床にかかります。踊り場のあるところではその上の段の重量は同様に2方に支えのある踊り場にかかります。このことの説明は正直言ってよく理解できていないので、突っ込まれると困るのですが。

階段の壁側の端にしても、それがどのくらいかべに食い込んでいるかとかいうことは(しっかり組み込まれていないと危ないですよね)、よくわかりません。どこにも詳しい説明が見つからないし、また The Building of Bath Museum で尋ねても見たのですが、そういう質問自体今までなかったかのようでした。

ただ、 Bath stone 造りの terrace のビルの端、階段のあるほうの外壁に石が階段様の模様になっているのを見たことがあります。多分外壁を組むのと同時に同素材の cantilever staircase も組み立てられた、という証拠なのかもしれないと思っています。

さて、それに反して下3つの non-cantilever staircases は個々の段が両側で支えられており、安定感があります。
# by michikosimon | 2010-11-07 06:33 | 英語

stonemason

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d0086231_19273056.jpgd0086231_1928334.jpg「私の印象では、...... 」と言うのにとどまるのですが、日本、アメリカ、カナダ、北欧もそうでしょうか、と比べて Bath は、以前歩いたイギリス南海岸の Eastbourne とともに、木の街ではもちろんなく、レンガの街でもなく、石の街である、とつくづく感じます。

ということは、この街にはそのような街の需要を満たすべく石の加工に携わる人達が多くいる、と考えてよいでしょう。勿論日本にも、家やビルというよりは、墓地や庭石関係の職人さんがいますが。

そういう職業の人たちを英語では ' stonemason ' とか単に ' mason ' といいます。
mason
1a, 石工.
b, れんが[コンクリート]職人.
(2 フリーメーソン団の組合員.)

' stone ' なしの ' mason ' だけでも意味は同じだそうです。サイモンも stone 以外の ' -mason ' (例えば ironsmith, locksmith, silversmith などのように)は思いつかないと言っていたように覚えています。

上のように ' -smith ' も「〜職人」を意味します。

smith
[通例複合語をなして]
1 金属細工師; 鍛冶(かじ)(屋).
用例 goldsmith, tinsmith, whitesmith.
2 製造人,製作人.
用例 gunsmith.
[古期英語「職人」の意]

d0086231_19261141.jpg右の絵は、バースとは直接関係ありませんが、Canaletto 作のベネチア(venice)の絵で、' Stonemason's yard ' という名がついています。

さて、括弧をつけた (2 フリーメーソン団の組合員.) という意味ですが、これについては諸説があって実のところはよくわかっていないようです。

ソロモン王の神殿を建てた職人たちの横のつながりだとか、中世の石職人たちが集まって住んでいた所から発生したものだとか、stonemason とは全く関係なく比喩的に使われただけだとか、はたまたジプシー、またはユークリッド、ピタゴラス、モーゼ、バラ十字団などの魔術秘密結社などに起源があるのだとか、ちょっと調べただけですが、要するに定説はないようです。

d0086231_19321976.jpg少し前に Bath の ' Masonic Hall ' に行きました。もともとの興味と言うか目的は「ここがかつては theatre であった」ということでその建物を見に行ったのですが、その数奇な歴史を見ることになりました。

そこは、1750〜1805年には the Orchard Street Theatre, 1809〜1863年にはカトリックの Orchard Street Chapel となり、1865年以降今日まで Bath Masonic Hall となっています。

ここは今は名前からもおわかりのようにフリーメーソンの殿堂というか協会(教会?)ホールとなっているのですが、最初は劇場で、のちに教会となり、フリーメーソンに買い取られて今に至っています。其所での説明にもメーソンとは stonemason であり、この Hall は本来 stonemason の guild(ギルド)のためのものだ(だった)とはっきりと言っていました。その時は石の街の印象から問題なくウンウンとうなづいたのを覚えています。

ずっと以前、日本でですが、石屋さんに頼んでお墓を移したという話を従姉とその友人にしました。その時その友人の言ったことが;「石屋さんというのはとても強いんですよ」ということでした。社会的に、ということでしょうか? もっとよく聞いておけばよかったと思います。

フリーメーソンというと、本で読んだり映画にもよく出て来て、なにやら怪しげな見えない組織、マフィアやヤクザにも似て(違いはあるにしろ)社会の上層部、支配体制を牛耳る人々の集まり、という印象を与えます。国際凧揚げ大会に行った時、会員のひとりに会ったことがあります。インドネシアだかマレーシアだかの人で、石とは関係のない人だったと思います。

d0086231_1931817.jpg「石屋」の意味に戻ります。前に述べた ' pointing ' 同様 stonemason によってなされる作業として ' dragging ' があります。 ' to drag ' というのは基本的には(自動詞、他動詞があリますがここは自動詞で);

drag
1. To trail along the ground: (例)The dog's leash dragged on the sidewalk.
2. To move slowly or with effort.

とあるように、何かが地面などにひきずる(犬の手綱)、ずるりずるりと動く、というような意味です。パソコンの画面上でアイコンなどを動かすことも drag すると言いますよね。

stonemason の dragging は右の写真にある道具を使って柔らかい limestone などの石の表面を平らに滑らかにすることを言います。手前にある "BRADS" と書いてあるもので、木のハンドルにギザギザの歯が何列にもついています。この道具には ' stone mason's drag ' という名がついているそうです。
# by michikosimon | 2010-11-06 06:13 | 英語

pointing and grouting

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d0086231_19494919.jpg本題に入る前に前回書いた「pointing という言葉を学んでいったプロセス」ということについて補足しておきたいと思います。日本人でこういう風に考える方がいるのかどうかわかりませんが、サイモンや義弟夫妻のような英国人にはこれが1種の joke としてとられたので「あれれ」と思ったからです。

' pointing ' という言葉ですが、最も普通よく使われる意味は、よく日本で「〜家」などとある告別式案内のはり札のように「人差し指で方向を指し示すこと、もの」です。だから、彼らが考えた私のこの言葉との最初の encounter は、落語にあるように、「あちらだ」と言われてあちらではなく指し示している指先を見る如くおかしなものであったに違いない、つまり、

Simon said ' look at the pointing. ' holding his forefinger pointing at something.

と考えられた、ということです。ちょっとこみいった書き方になってしまって、わかりにくかったらごめんなさい。私はこういう mistakes とか「なにかができない」ということがなぜそうなのか、ということに興味があるので、くどいと思われたらとばしてください。

まあ確かにおかしいことはおかしいので、一緒に笑うだけでもよかったのですが、事実はそうではなかったので、ともかくも彼らには説明しました。「私はそれ程英語初心者ではない。pointing が何を意味するかはコンテクストからわかっていた。ただ「 pointing という言葉」が 「pointing という物、建物の石壁の石のまわりの線状のもの」としっかりと結びつくまでに時間がかかったということである。その間「 pointing という言葉」は、はっきりしたコンテクスト内で使われればわかる passive な言葉から段々、パブロフの犬のように、そのコンテクストの内に入れば、言われなくてもなんとなくそれを期待できる半 passive な言葉となり、おそるおそる自分で使ってみ出し、ついに意味もはっきり固まり自信を持って使える active な言葉となった。」と。

d0086231_19512038.jpg多分皆さんが何かを言いたくて「ええー」、「ええー」となかなか言葉が出てこない時など、こういう passive, half-passive な言葉が頭の中でせめぎあって出口を求めているという状態なのかもしれませんよ。

さて joke になりそこねた learning process の話はこれくらいにして、本題に入りましょう。

前回の ' pointing ' とよく似た意味の言葉があります。' grouting ' です。

grout/graʊt/
noun として
a thin, coarse mortar poured into various narrow cavities, as masonry joints or rock fissures, to fill them and consolidate the adjoining objects into a solid mass.

verb (used with object) として
to fill or consolidate with grout.

一般的には、pointing は屋外の石やレンガに、grouting は屋内のタイルに、というふうに言われます。意味は双方とも同じようで、pointing は石やレンガ、grouting はタイルなどを積んだり敷き詰めたりしたうえで、個々の石やタイルの表に出た面のつなぎ目にコンクリートやモルタルやグラウトを注ぎこむというか、詰めこむというかすること、とあります。

屋内外の区別はしかし、差異をはっきりさせるたよりにはあまりなりません。石やレンガが屋内に使われることはよくあるし、その場合は職人さんが pointing と言っているのを聞きました。またネットで見ると、屋外のタイルの舗装の工法の説明に grouting のほうが使われていました。

d0086231_531855.gifpointing は別として grout は専門的にいうと、material としても扱われ、左図(これは slump test というものだそうで、12インチ高のコーン型にして放っておくと形が崩れてきます、柔らかいほど高さが低くなる)のように、セメント、水、砂の配合比や堅さ加減によってコンクリートと呼ばれたり、モルタル、グラウトとなったりする、ということがあるそうです。狭い意味での名詞の grout です。

まあここは普通一般の日常的な使い方がいちばん良いと思います。pointing は石やレンガ造りのビルに、grouting は bathroom や台所のタイルに使われる、と覚えておけばたいていの場面はこなせるでしょう。grout は防水性のあるものであることが多いです。そうそう、日本語にタイルの「目地(めじ)」という言葉がありますよね。pointing も grouting も石壁やタイルのこの「目地」にあたるものです。(専門的に言えば「目地」はタイルにかぎらず、組積造における石積みや煉瓦積みの部材の接合部を意味する、そうです)

すこし連想が飛びますが、芝の「目土(めつち)」といって、芝生に時々土を足してやりますよね。この「目」も多分芝草がレンガやタイルと同じように考えられての言葉でしょうね。
# by michikosimon | 2010-10-20 19:09 | 英語

to point

666
d0086231_1832728.jpg
It's taken me some time to learn the word.

この言葉は会得するのに思いのほか時間がかかった言葉です。一度聞いただけですぐ passive どころか active な vocabulary になってしまう言葉もあります。この場合は違いました。多分あまりにも当たり前の言葉があまり当たり前でないある特殊な分野で使われているからでしょう。生活の中で言葉をひとつひとつ学んで行くプロセスがはっきりとたどれるようにゆっくりとわかっていった言葉でした。

最初にこの言葉を聞いた時、それが a point とか to point out とかの point であることはわかりました。Bath stone 造りの建物の外壁の石が窓枠のあたりでゆるんでいたりするのをサイモンが見付けて ' Look at the pointing ! ' などと言うのを聞き、「危ないわねえ」、「でも地震はないはずだから」とか言っていました。後で知ったことですが surveyor によると、地震はなくとも大地はつねに動いており、その上の建物もその動きにつれて微妙にバランスをとりながら固まって行くのだそうです。

このようにサイモンから何度も何度も石と石との間が広がった徴としての pointing を示され、その後建築業者との話や説明、Bath Building Museum などでの展示や説明からこの言葉の存在と意味がだんだんはっきりとしていきました。はっきりしているのに超したことはもちろんないのですが、そうでなくてもそれまでサイモンや他の人が言ったことなどを理解するのに何の問題もなかったのです。こういうことはよくあります。日本語でもそうですよね。

さて、この特殊な場合での ' to point ' という動詞は;

to point
【石工】〈れんが積みなどの〉継ぎ目にしっくい[セメント]を塗る.

を意味します。写真でわかるように、mortar を塗ってレンガを積んでいくということではなく、積んでしまったレンガの表に出る面の mortar の上に更にしっくい[セメント]を塗る(積む時に使う mortar と同じ物の時もあり、もっと防水性のある物の時もある)ということだそうです。化粧と防水の両方を兼ねているのでしょうか。

以前 Bristol で庭の塀のレンガを積んでいるところを見せてもらったことがあります。家の場合は、間にある程度の空間をおいて2重の壁を造るので、イギリスの家は断熱に優れているのだとも教えてもらいました。そのときは pointing のことは話題に上らなかったのかもしれません。

d0086231_1842854.jpg' to point ' のもうひとつの特殊な意味で、多分上の意味よりもう少しよく知られた意味があります。

to point
〈ダンサーなどが〉〈つま先を〉立てる.

バレエでは英語よりフランス語が使われることが多いので、日本では「ポアント」と言う方が通りがよいでしょう。そのための靴は普通英語で toe shoes といいますね。

ところで、バレエといえば「舞姫テレプシコーラ」が最終回をむかえました。このコミックが朝日新聞の主催する手塚治虫文化賞のマンガ大賞をとった2007年以来愛読していたのですが、ついに終わりました。少し残念です。
# by michikosimon | 2010-10-11 02:07 | 英語

porous

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d0086231_23542769.jpg
今日からまた ' Bath stone ' のトピックに戻って、今回は ' porous ' という言葉についてお話ししたいと思います。

ここでちょっと一言;再開以来ブログの感じが変わった、なんだか難しくなったと思っていらっしゃる方もおありと存じます。

これは私自身以前ここに住んでいた時、そして今回この地へ来て感じたことでもあるのですが、実際に外国語を学んでしばらくたつと、特に外国語に取り巻かれた環境にいると、言いたいことは何とか言えるのだけれども、話が続かないとか語彙が足りないとかいう不便が出て来ます。これを解消するにはまず、言えなくてもいいのだけれど聞けば理解できるという受動的語彙を増やすことです(自分でも使える能動的語彙にするに超したことはありませんが、これには何倍もの時間がかかります)。

このブログで変わった点というのは、私自身バースでの生活にとけ込んで行く過程で拾い上げたいくつかの言葉を皆さんと分かち合いましょうという趣旨で書く部分が加わったことからきています。

バースに来て家建物を見て回って、繰り返しよく使われる言葉があるのに気付きました。パンフレットや本をみても同じです。これからもこのブログに登場する、多分日本では普通見かけない言葉はバースに住んだり長期に滞在したり、バースについてよく知りたいと思ったら、キーワードになり得るものであると考えます。

例えば皆さんがここバースに来て観光をするのでも、日本語のガイドに頼ってばかりでは行く場所が限られてしまいます。思い切って全部分からなくても英語でのガイドについて行っててみることです。どうせ日本語のガイドでもよく聞こえなかったりして聞き落とすことも多いことがよくありますから。その際は多分皆さんもこの ' porous ' という言葉を耳にするはずです。

さて、前置きはこれくらいにして、' porous ' (/pˈɔːrəs/, ポーラス と発音します)という言葉ですが、意味は、

1, Full of or having pores(a tiny opening in the skin).
2, Admitting the passage of gas or liquid through pores or interstices.
3, Easily crossed or penetrated.

つまり
1,一面に小さな穴(これらを ' pore ' というそうです、ラテン語でしょうか)のある
2、pores や隙間を通してガスや液体を通す
3、容易にものがあちらからこちらへ通り抜けられる

という意味です。sealed の反対ともいえます。右上の写真をご覧下さい。上から注がれている水が下へと通り抜けています。私は最初 ' to pour in ' (お茶などを注ぎ入れる)という語と、 ' pore ' と ' pour ' とで音が同じだったので、結びつけて意味を解釈していましたが。ちょっと違いましたね。

石が porous であるというのは、はじめは非常に変だと思いましたが、例えばイギリスで最もよく使われる建築材のレンガ(石とは言えませんが)も porous です。日本でもときおり玄関で濡れた靴や傘などを置いておくのに使われているのを見かけます。

石というものも、たとえ大理石や御影石 (granite) のようなものでも、幾分かは porous であるそうです。
以下はイギリスのある石屋のサイトからの引用ですが;

Stones internal structure is not totally solid and so all stone is absorbent to some degree. The more absorbent a stone is the easier it will stain. Therefore it is important to understand stone porosity and permeability in order to plan a new maintenance schedule or decide how a stone sealer should be applied.

そうなんですね、石の内部は完全に隙間なくギュっと詰まっているという訳ではなくて、どんな石でもある程度は水などがしみ込むものだということです。しみこみやすい石は当然染みが出易いことになります。ですからこういう浸透性を理解することは、石のメンテナンス計画や石材シーラーの使用を考える上で大事な点です、って。

よく墓地などで滲みのついた墓石を見かけることがありますが、あれは汚れが表面にのっているというだけのことではなさそうですね。私も洗剤とタワシを使っても茶色のシミが落とせなかった経験があります。

d0086231_23553591.jpgd0086231_4425255.jpgd0086231_4414393.jpgd0086231_440897.jpg



上の写真の石の porosity (どれくらい porous であるか)はそれぞれ;

Marble has a porosity ratio of between 0.5% – 2%
Slate has a porosity ratio of between 0.4% – 5%
Granite has a porosity ratio of between 0.4% – 1.5%
Limestone has a porosity ratio of between 0.6% – 31%

とゼロではありませんね。Bath stone もそのひとつである limestone がもっとも porous であることがわかります。

最後に Bath stone についての記述をどうぞ、これも石屋サイトからです;

Bath Stone is a instantly recognisable English limestone unlike any other. Used to great effect to build many of the UK's magnificent old traditional English buildings. Bath Stone is also very effective when used for interior stone flooring, as illustrated above with our exclusive hand worked distressed finish.

Bath Stone is an Oolitic Limestone composed of grain like fragments of calcium carbonate. During the ジュラ (195 to 135 million years ago) when a shallow sea covered the Bath area, the marine sediment was laid down; each little grain became coated with lime as it was rolled around the seabed. When highly magnified, the grains or Ooliths often reveal small shell or rock fragments along with skeletons of marine life! Captured forever within the stone.

「Bath stone は他の石とは違ってすぐそれとわかるイギリスの limestone である。イギリスの壮大な古い伝統建築物の多くに使われ、その価値を発揮している。Bath stone はまた屋内の石床など内装材として使われても素晴らしい仕上がりになり、..........

Bath stone は Oolitic Limestone で、 炭酸カルシウム結晶のかけらのようなものでできている。ジュラ紀(1億3千5百万〜1億9千5百万年前)Bath のあたりが浅い海の底にあった頃、海の沈殿物がたまって行き、その粒の1つ1つが海底でころがりまわる過程で石灰に覆われていく。顕微鏡などで見てみると、粒子や Oolith が小さな殻や石片、また海の生物の骨!であるなどということがよくある。石に永遠に閉じ込められて。(この最後の2文、原文が文法的にあまりよい文章とは言えなくて、多分こうだろうという訳ですが)」

# by michikosimon | 2010-09-18 02:03 | 英語

tarty

664
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d0086231_21485714.jpg日本語で「タート」または「タルト」というと、pastry というビスケット生地のようなものでできた浅いパイケースの中に果物やチョコレート、クリームなどを詰めたお菓子、ときには savory(塩味の、からい)の肉やポテトなどの tart のことを指すことが多いようです。

それは英語でも同じで、これがおそらく元の意味なのでしょう。

tart
1, A tart is a shallow pastry case with a filling of food, especially sweet food.
(例)jam tarts., a slice of home-made tart.

でも、多分この「甘いお菓子で表面がきれいに飾り立ててあるのが特徴」ということからでしょう、
tart にはもう1つの rather negative な意味もあります。これも割合よく聞きます。

2, If someone refers to a woman or girl as a tart, they are criticizing her because they think she is sexually immoral or dresses in a way that makes her look sexually immoral.

そして、ここからその形容詞形の tart-y の意味が出て来ます。

tarty
tart·y  If you describe a woman or her clothes as tarty, you are critical of her because she tries to make herself look sexually attractive in a vulgar way.

さてもう少し先へ行って、' tart ' が動詞として使われる場合を考えてみましょう。' tart up ' というphrasal verb があるのですが、この言葉も上に述べたような感じを思い浮かべると分かりやすいと思います。。

tart up
If someone tarts up a room or building, they try to improve its appearance, often with the result that it looks vulgar.

「表面だけ(趣味悪く)飾り立てる」という2の tart に通じる意味になっています。
この「表面だけ」という意味を持ちながらそれほど否定的でない ' touch up ' という phrasal verb もあります。これらについては又改めて書く機会を待ちます。とりあえず簡単に;

touch up
〈絵・作品などを〉少し変える, 〈…に〉仕上げをする, 〈写真などを〉修正する.

さて、前回お話ししたように、こういう「甘ったるい」 ' tart ' から一転して、どうして「酸っぱい!」という形容詞としての意味が出て来たのかよくわかりません。左上の写真のように forest fruit のような酸っぱい果物のタルトもしばしばある、ということでしょうか。

d0086231_21513565.jpgそして、この「刺すような sharp さ」という tart が例えば ' tart remark ' という表現に使われると、

A tart remark or way of speaking is sharp and unpleasant, often in a way that is rather cruel.
(例文) The words were more tart than they had intended.

無神論者と有神論者(というよりキリスト教神学者といったほうが想像力がかき立てられますが)との討論はおそらくかなり tart remarks の連続となるのではないでしょうか。

d0086231_221014.jpgところでこちらに来て感じるのは、例えば T シャツ(婦人物)ひとつ買いに行っても、売っているのは日本よりもずっと deep cut の襟ぐりのものが多いのです。街を歩いても胸開きが大きい服を来た人ばかり。銀行や法律事務所と言った professionals の場所でもそこで働く女の人の服装はまたもや deep cut tops がほとんどで、これは困りました。着られる服があまりない!

これも文化なのでしょうか? 水村美苗の「私小説」でアメリカの若い女の子に pretty で sexy でなければならないという強迫観念のようなものがある(それを作者はある軽い精神障害のある学校の友人の言動に見るのですが)ということを読みました。服装から見る限り、なんだか「性的対象としての女」という気分が日本よりも満ち満ちている(ちょっと大げさかな)ような気がするのですが。
# by michikosimon | 2010-09-18 01:46 | イギリスにて

sharp/tangy/tart/(sour) パンチの利いた味

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d0086231_19541767.jpg
順序が逆になってしまいました。今回は ' summer pudding ' の話題に戻って ' sharp ' についてお話しします。

sharp
Strongly affecting the senses of smell and taste
(例)a sharp taste
   a sharp smell

右の写真を見てこれが「酸っぱい!」という顔に見えますか? 例フレーズの日本語の訳では「ぴりっとする味」とか「(鼻をつく)強いにおい」とか「酸味」とは限られない感じになっています。確かに用例からみると「強烈さ」がこの語の基本の意味であると言えます。

d0086231_19553394.jpgこの前の日曜日に行った herbal walk (公園や貸し農園などをグループで歩きながら、講師がそこで見られる植物で herb として使われるものを説明してくれる)では、' horse radish ' (日本ではワサビの代用品として広く使われています)の風味がこの言葉で表現されたように思います。ワサビの利いたにぎり寿司をほおばった時や酸っぱい夏みかん(食べたことがありますか?)を食べたときのような、涙や唾液が出て来て止まらないというようなパンチのきいた風味を表わすのでしょう。生のタマネギも私にとっては too sharp で苦手な味です。

ただ私の乏しい言語体験から言えば、sharp は「酸っぱさ」とかなり結びついています。我が家の食卓の味覚の特徴なのか、はたまたイギリスの食生活一般の特徴( herbal はともかく spicy なのはあまり好まれないので sharp な味は酸っぱさ以外にほとんどない、私個人の感想ですが)なのか?  

テレビの修道院の尼さん達の試食後のコメントも ' sharp and full of richness ' というようなものでした。そこで使われたかどうかは確かではないのですが、我が家では酸味に対して ' tangy ' (「タンギィ」と発音される)という言葉をよく使います。

tangy
Having a taste characteristic of that produced by acids/dry sour tart

d0086231_2151139.jpg我が家の favourite lemon curd は、いろいろなメーカーのいろいろな種類を試してみましたが、そのなかでも一番 tangy なものとなりました。オレンジやチェリーなどが気の抜けたように酸味が足りないと私もサイモンも not tangy enough と言って不満を表します。

ところで、私もそうですが、日本で英語を習うとつい ' sour ' という言葉を使いたくなります。この言葉は間違いではないし、ちゃんとわかってもくれます。ただし、あまり彼らの口からは聞かないような気がするですが、どんなものなのでしょうか? 

' sour grapes ' などという表現にも現われているように「不快な」味という感じなのでしょうね。「ミルクが酸っぱくなってしまった」というのもそうです。' sour milk ' というのはあえて酸敗させた牛乳で料理に使いますが、納豆のような腐らせたという失敗の副産物でしょうか。

もう1つの同じような意味の言葉に ' tart ' というのがあります。これも例の料理番組で仕入れた言葉ですが;

tart
If something such as fruit is tart, it has a sharp taste. (=sharp)
(例文)The blackberries were a bit too tart on their own, so we stewed them gently with some apples. ( redcurrants はもっと sharp で、リンゴとともに煮て砂糖を加えても、なおその粒だけを食べてみると顔をしかめるほどだと聞きました)

ということです。この言葉は少し注意が必要で、' tarty ' となると意味が全く違ってしまいます。これについては又次回に。
# by michikosimon | 2010-09-17 19:58 | イギリスにて

Bath stone

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2つ目のトピックとして ,今回より数回にわたって ' Bath stone ' のことを書きたいと思います。

以前すぐ隣といってもよい Bristol に住み、ちょいちょいここにも来たはずなのに、うかつにも Bath stone のことは知りませんでした。後で ' to take in ' という言葉を紹介する時にまたこのことに戻って来るつもりですが、要するに I didn't take it in then.「見ても聞いても後に何も残らなかった」ということです。

しかし今回は、ここに降り立った瞬間から「 Bath stone で築き上げられた街に来た」という意識がありました。「ここの住人になりに来たのだ」という自覚からでしょうか。

ここでちょっと Bath についての本からの引用を紹介します。

' in 1687 that indefatigable traveller Celia Fiennes complained that all roads into Bath were steep & difficult. Today the roads have been improved, but from north and south visitors still make a lengthy winding descent into the valley. As they do, they catch their first glimpse of Bath; the houses, built of the local limestone, the glint of light on the river, and at the city's heart, the Abbey, golden in summer sunshine, or perhaps, in the winter, when the fields are white with frost, the first impressions. Will be of honey-coloured terraces clinging to the hillside, with cold blue shadows between then where the warming sun cannot penetrate. ...... '
from " Bath " by Kirsten Elliott

「1687年あの精力的な旅行家であるシーリア・フィーネスがバースへの道はすべて険しく難儀な道であるとこぼしていた。現在それらの道は当時より良くはなっているけれども、それでも北から南から訪れる人は谷底へと降りていくくねくねと曲がった道を行くことになる。そうするうちにまずチラリと顔を覗かせるバースの街は;土地の石灰岩で建てられた家々、キラキラ光る川、そしてバースの中心である Abbey、夏の陽の光に黄金色に輝き、又もしかしたら冬、霜で白くなった野原、彼らが最初に目にする光景は、崖のふちにすがりつくように建っているハチミツ色のテラスハウス、そして暖かい太陽の光もとどかない冷たく青いその陰かもしれない。..... 」(荒訳ですが)

d0086231_19185542.jpgそしてこの段落のあと初めてローマの侵略軍がここにやって来た 紀元43 年の時にはこうであったろうという描写になるのですが、この文章を私は好きです。バースでの最初の2〜3日間で感じた印象をすっかり言い表しているようです。

「坂」と「急斜面に建てられた」「はちみつ色の Bath stone の terrace houses 」。ここでは鉄道の駅のある川のあたりが一番低くて、そこからどの方向に向かっても上り坂になります。7つの丘のローマといいますが(いつかもう一度訪ねてたしかめてみたいのですが)、バースもそんな感じでローマ兵も、当時はローマ出身の兵もいたということも考えられ、地形の似たこのバースにノスタルジーを感じたのではないでしょうか(?)

上の写真は東南方面から見おろしたたバースの中心部です。

バースの建築の大部分を占める建材である Bath stone は右上の写真にあるような黄色っぽいベージュ、はちみつ色がかった石です。日本でおなじみの御影石(花崗岩、英語では granite)のように固いものではなく、むしろ柔らかい石で、面白い特性として、御影石やスレートと違って水を通す性質を持っています。

時々隣の Bristol にバスで出かけると、Bath stone の街が次第に赤レンガを中心とした典型的なイングランドの家々の風景へと変わっていくのがよくわかります。( Bath stone は Bath とその周囲でだけ使われているわけではありませんが)

次回からはまず3つのキーワード、' porous ' と ' quarry ' そして ' to point ' という観点から(これも現在の時点で私にとって意味をもつという個人的な理由から選ばさせていただきました) Bath stone についてお話しようと考えています。どうぞお楽しみに。
# by michikosimon | 2010-09-10 17:27 | 英語

forest fruit

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d0086231_2030852.jpg昨日書いた forest fruit のついたケーキやアイスクリームなどの写真をいくつかご紹介します。

フルーツティーやシリアルバーにもなっているんですね。blackberries や blackcurrants, raspberries が主になっています。全体として赤紫色の感じです。
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d0086231_20292144.jpgヨーロッパのお菓子で、多分ドイツのでしょうか、black forest cake というのがあります。これは forest fruit ではなく、black cherries とキルシュバサーというさくらんぼのリキュールを使ったケーキですね。スポンギケーキの部分はチョコレート味になっています。日本ではこのほうがおなじみでしょう。右の写真は ' forest fruit cake ' です。
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# by michikosimon | 2010-09-05 20:52 | 英語

berries

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今朝テレビの料理番組で summer pudding を取り上げていました。シーズンなんですね。
ある修道院の尼さんのレシピで、strawberries も入っていて、これなら汁が多くて日本で作るにはいいなと思いました。ただ味が薄くならないかしら?

知人に berries はどれもアレルギーで食べられない人がいます。果物ではメロンと桃くらいしかダメだと言っていました。お気の毒に。

ところで、 berries って一体なんでしょう? 単に strawberries や blackberries のように最後に ' -berry ' のつくものっていうだけのことなんでしょうか?

ちょっと調べてみました。( )

植物学的には berry とは「ひとつの子房から発生した果実、例えばブドウ、柿、gooseberries, currants 」です。ひとつの柄にひとつの実がついているものです。でもこれでは実際の言葉の使用からはかけ離れています。berry の代表のごとき blackberries や raspberries も berry ではないということになりますから。

下の写真の最初の2枚と最後のとの違いをご覧下さい。最後の写真にある redcurrants と blackcurrants が植物学的な意味での berries です。日本でもおなじみの blueberries も berry です。1つ1つの丸い実に一本ずつ柄がついています。 これとは違って tayberries と loganberries は一本の柄にたくさんの小さな個別の実がぎっしりついています。

ここは in everyday English, ごく普通に使われる言葉の意味で ' any small edible fruit ' ととるのがいいのではないでしょうか。

berries のもひとつの呼び方として forest fruit というのがあります。よくアイスクリームやケーキの命名に使われています。wild,「栽培されたものではない」という感じがします。山菜の果物版でしょうか。だから strawberries を summer pudding にいれるのは邪道では?という感覚も出て来るのでしょうね。wild strawberries ならいいのかもしれませんが。

一般的な summer pudding の recipe です。

8 oz (225 g) redcurrants
4 oz (110 g) blackcurrants
1 lb (450 g) raspberries
5 oz (150 g) caster sugar
7-8 medium slices white bread from a large loaf
You will also need a 1½ pint (850 ml) pudding basin, lightly buttered.

summer pudding について Wikipedia には次のようにあります。

Summer Pudding or Summer Fruit Pudding is a British dessert made of sliced white bread, layered in a deep bowl with fruit and fruit juice. The dessert was most popular from the late 19th to the early 20th Century. However, there is no clear record of its origin.

Making Summer Pudding is much easier if the bread is somewhat stale. This helps the fruit juices soak through the bread, which makes the pudding more pleasant. Summer Pudding can be served with Cream.

Typical fruits used in Summer pudding

Raspberries*, Strawberries*, Blackcurrants*, Redcurrants*, Whitecurrants*, Blackberries*, Tayberries, Loganberries, Cherries, Blueberries,

と、ここでは strawberries も入っています。聞き慣れない berries もありますが、写真をご覧下さい。

d0086231_76152.jpgd0086231_754093.jpgd0086231_75896.jpg

左から loganberries, tayberries, 赤と黒の redcurrants, blackcurrants (子供の大好きなフレーバー) です。
# by michikosimon | 2010-09-05 07:11 | 英語

Summer pudding

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お久しぶりです。ブログを再開いたします。
今回からはここイギリスは Bath の町からお便りします。

内容は今まで通り ' English words ', 「英語の言葉について」と変わりありませんが、毎日のように触れていた日本の皆さんの ' mistakes ' から来るインスピレーションがあまり得られないので、いきおい少し違ったトーンになるのは避けられないと思います。どうぞよろしく。

さて最初のトピックは ' summer pudding ' です。
日本ではあまり見られない、イギリス独特のお菓子だと思います。1993年の夏イギリス料理のコースを開いた時に一度参加者の方と作ったことがあるのですが、覚えていらっしゃいますでしょうか?

作ってみた結果はというと、惨々でした。
多分2つ理由があったのでしょう。1つは、味覚の点、もひとつは食材の availability の点です。

味覚の点について;
昔マロングラッセについてのエッセーで「パリでおいしかったマロングラッセを東京で食べたら、一口目は天国に昇ったようにおいしいのが2口目ではやしつこく感じ、3口目は手が出なかった」というのを読んだことがあります。味覚というものはその風土と切り離せないということでしょうか。

1993年にもネットで見た recipe 通りに作ったら、ほとんどの人が期待通りの表情を見せてくれませんでした。亡き父にいたってははっきりと「それはおいしくないからもう要らない」と言いました。たしかに味は ' sharp ' に過ぎるのでしょう。ほとんど甘くありません。

でも ' summer pudding ' という名を持つこのお菓子は日本の夏、特に今年のような猛暑の夏のお菓子として味わうものとしてはふさわしくないでしょう。もう少し「ひ弱な」夏という感じですね。私なりの解釈ですが、こちらの夏というものは「つかの間のまばゆい期間」なのです。今年など特にあったのかなかったのかはっきりしない、でも一ヶ月以上のほとんど雨のふらない時がそうだったのかも、というような感じでした。その短い夏を惜しむかのような情緒をこの summer pudding から感じます。甘くしないで、あくまで berries の素の味を楽しむ、...... 考え過ぎかな?

もう1つの理由は、材料の berries の入手がいかに簡単か/大変か、です。
この菓子というか、ケーキは簡単に言えば「古い食パンをケースにしてそこに煮た berries を詰めてその赤い煮汁をパンに滴る程しみこませたもの」です。とにかく「煮汁が沢山要る」のです。

東京では麻布の国際スーパーマーケットで冷凍のラズベリーやブルーベリーなどをやっと手に入れましたが、大変高価でした。小さめのボールを型にしたのですが、そこに詰めるだけの量を煮ただけではパンがすっかり赤くなるだけの汁ができません。多分倍くらい煮ないと十分ではないのでしょう。

こちらでは、特に blackberries はどこにでも雑草同様に生えています。ちょっと散歩に出ただけでかご一杯とってくることができます。他の berry もあるし、採ってこないにしても歩きながら食べる風景があちこちで見られます。日本でいえば多分柿の木が庭にある感覚で食材の心配にはほど遠いですね。

さてこの ' summer pudding ' というトピックから次回 ' berry ' と ' sharp ' という2つの言葉について紹介したいと思います。 Summer pudding の recipe も合わせて載せますので乞うご期待。
# by michikosimon | 2010-08-31 05:42 | 英語

Are you old enough to drive ?, 勘違いしないで

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d0086231_1444132.gifd0086231_14443848.jpg 先日のクラスで ' enough ' の勉強をした時に、' Are you old enough to drive ? ' という例文が辞書にあったので、それを生徒さん全部に質問してみました。おもしろいことには、全員が ' No, I'm not. ' と答えました。

 こういうことは、実際によく起こることだと思います。一番よくある例は、' Are you old ... ' しか聞こえなかったというものでしょう。' ... drive ' がどうとかも聞こえたような気がしても、' Yes, I'm old. ' とは言いたくない、というので No と言ったのでしょう。

 私自身もこうした失敗を重ねて、沢山の方を煙に巻いたり、失笑させてきたのだと思います。

 ここでそのクラスの生徒さんの名誉のために申し添えておきますが、おそらくそういった単純な一例とばかりはいえないと思います。私どものクラスでは語の意味を英英辞書で一緒に調べたりはしますが(その時ももちろん)、それを日本語に訳したりすることは(少なくとも声に出しては)しないので、こういうこともそう易しくはないのです。私達教師はそのようにコミュニケーションすることで生徒さんが本当に理解したかどうか確かめながら授業をしています。

enough;
as much or as many as you need

 この語の意味は以上のようになんということもないようなのですが、これを実際に使った質問を受けて、これをスっと理解して応じるのにはかなりのスキルが要るのでしょう。

He can't get up early enough to eat breakfast.
You aren't old enough to be engaged.

 ' enough ' は名詞としても形容詞、副詞としても使われます。上の2例文のように形容詞とともに使われてその形容詞を限定する使い方もよくあります。単に early, old というのではなく、なにかのために「必要なだけ」early で old である、という意味です。「朝ご飯を食べられる位余裕がある時刻に」、「法的に婚約できる年齢に達している」というふうに、「早い」、「年取った」という意味はあまり感じられず、時刻や年齢を示すある点、範囲、といった感じです。

She's 2 months old.
He's 99 years old.

 という例はわかりやすいでしょう。

'You aren't old enough to be engaged.' は a joke なのですが、これについては次回説明します。
# by michikosimon | 2009-11-18 15:34 | イギリスにて

counterproductive 「効果無し」よりさらにわるい

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d0086231_1911417.jpg この言葉はかなり早い時期にイギリスで習ったものです。こういう接頭辞のついた語は覚え易いですね。

productive;
1, producing or achieving a lot
(例)Most of us are more productive in the morning.

 造園の親方が言っていました、「朝のうち大方の仕事を仕上げちゃわないと、午後はダレちゃってだめなんだ」。

counterproductive;
achieving the opposite result to the one that you want

 その productive に counter がつくと、方向が逆になります。つまり定義にあるように、「単に能率が上がらないとか目標に達しないというのではなく、逆にマイナスのほうに行ってしまうということです。上の定義の例文は;

Sending young offenders to prison can be counterproductive.

 つまり、刑務所に入れたことによって、入れる前より悪くしてしまう(例えば同房者に感化されてもっと重い犯罪にめざめてしまう??とか .... )かもしれぬ、ということです。子供が軽い風邪で病院に行ったのに、そこでおたふく風邪をもらってきて重症になってしまう、などというのも例になります。

 つい最近考えたことなのですが、イラン大統領が「ホロコーストはなかった(イスラエルによるでっちあげだ)」と言っていることなどもこれにあたるのではないでしょうか。

 これがたとえば何とかという日本の右翼の論客が「南京の虐殺はなかった」と言うのならまだわかります。(ホロコーストも南京の虐殺も、あったかなかったかはここでは問題ではありません)つまり「自分達は、自分の祖国は悪いことはしなかった」ということですよね。自分自身の弁護は自然に聞こえます。

 ところがホロコーストは、イランもイスラムのどの国にも全く関係のないことだったばずです。ホロコーストはナチドイツおよびヨーロッパのナチ協力国によってなされた人道に対する罪です。どうしてイランがヨーロッパの罪を漱ごうと努力しなければならないのでしょうか? 今ヨーロッパは、罪悪感からかやみくもなイスラエル擁護にはしり、不公平にアラブを非難しているというのに。

 勿論イランの意図は理解できます。ホロコーストを免罪符のようにしてパレスチナ人を殺しまくっているイスラエルへの非難です。

 でもでも、世界には色々な人がいます。歴史をあまり教えなかったり、学ばなかったりで、もしかしたら「ホロコーストはアラブ人によってなされた」(!!!!!)なんて思っている人がいるのではないか、そういう人を作ってしまっているのではないか、という気がします。

 もしそうだったら、そうでないことを願いますが、これこそ counterproductive ですね。
# by michikosimon | 2009-11-05 19:46 | イギリスにて

I look forward to seeing you/Children like doing errands with their mothers 「〜すること」を

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d0086231_1895647.jpg これはサイモンの日本語につきあっていた時ひらめいたことです。たいしたことではないかもしれませんが、日本語を習っている英語圏の人には効いた理屈だったので、ちょっとお知らせします。

 ' look forward to ' の次ぎに来る動詞は不定詞形になるべく、例えば ' see ' ではダメで、動名詞形の ' seeing ' ではなければならないということは、多分ほとんどの方にはおわかりのことと思います。すくなくとも筆記テスト形に ' I look forward to ( ? ) ' などという「書いた物」が目の前にあれば、「何となく see では易しすぎて違うような気がする」とか色々な理由から seeing を呼び出し易いと思いますが、これが口頭でとなるとまた事情がかなり異なってくるのではないでしょうか。

  そのときにはどうぞ「お会いするの/お会いすることを楽しみにしております」という手紙などでおなじみの日本語を思い出してみて下さい。この成句の ' to ' は実は「前置詞」で次ぎに来るのは「名詞」を要求しているのです。

 ' to see ' という不定詞だって「名詞」用法があるじゃないか、と言われるかもしれません。でもこの場合はダメなのです。

 もうひとつ ' like doing ' という言い方「〜することが/するのが好き」があります。これを使う日本の方は稀ですね。私も中学で like to do と習ったような気がします。アメリカ風の言い方なのでしょうか?

 そう思ってサイモンに聞いてみたら、イギリスにも like to do という言い方はあるということでした。ただし例えば ' I like seeing children enjoying themselves ' と ' I like to see children enjoying themselves ' は全く同じ意味合いかというとそうでもなくて、(ここまで厳密に考えなくてもいいのではないのかなとも思いますが)ちょっとした違いがあることはあるそうです。

I like seeing children enjoying themselves. 子供達が楽しく遊んでいるのを実際に「見る、眺めることが好き」
I like to see children enjoying themselves  子供達が楽しく遊んでいるのは「良い事だ、そうあって欲しい」

 ただこういうことが native の間で判然としているかと言うと、それはどうかな、と言っていました。人間の使う言葉というものは方程式のようにはいかないのでしょうね。 
# by michikosimon | 2009-10-06 20:36 | イギリスにて

discretion, ' Use your discretion.'

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d0086231_15493785.jpg さて,お約束の discretion という言葉について説明というか、私の出会いについてお話します。これは決して使用頻度の高い言葉ではないのですが、私にとっては忘れ難いものの1つです。

discretion;
1, the ability and right to describe exactly what should be done in a particular situation
2, the ability to deal with situations in a way that does not offend or embarrass people, especially by keeping other people's secrets

 実際の文脈はこうでした。イギリスの労働党の下っ端の党員だった頃、地区を回る canvassing というものをしました。その前に先輩の人たちがその概要を説明してくれ、「でももし(今言ったこと以外の)ことが起こったら、こうして切り抜けなさい」という意味で ' Use your discretion. ' と言ったのです。

 これを上の定義に照らして考えてみましょう。' discretion ' とは、「ある特定の事態において何がなされるべきかを描いて示す能力又は権限」、「何かあった時に人の感情を害さないように、とくに他人の秘密をもらさないように切り抜ける能力」とあります。

 そうすると、「そういうすべての場合にどうしろこうしろと指示することはしない、自分で考えてよいようにしなさい」ということになりましょうか。ただし「自分の好きなように」ではありません

 あくまでも ' should be done ', ' keeping other people's secrets ' とかいうことをクリアするように、私達の実際の例でいえば、「労働党員としての立場をわすれないこと」が大事ということです。

 そう言われるとわたしなぞは「果たして自分はそういう discretion の持ち合わせがあるのだろうか?」と不安になったのを思い出します。
# by michikosimon | 2009-09-13 16:31 | イギリスにて

tact/tactful

654

d0086231_1151324.jpg 前回の言葉 tactless は容易に ' tact が無い ' と考えられます。そして「 tact という言葉があり、多分 tact がある、それもたっぷりある、という別の言葉もあるに違いない」という考えも浮かびますね。

 どんな場合でも上の考え方が当たるとは限りませんが、' tactless ' の場合はアタリです。

tact;
the ability to be polite and careful about what you say or do so that you do not upset or embarrass other people

tactful;
careful not to say or do anything that will upset or embarrass other people

 印象的な例文として、

I wanted to to know about the divorce, but thought it would be tactless to ask.

 などというのはどうでしょう。いかにイギリスでは離婚が多いとはいえ、面と向かってそのことを尋ねるのはやはりどうかと思われます。そこのところを思いやるのが tact であり、少なくとも当事者が冷静に振り返ることができるまで待つのが tactful だということになりましょう。

 ニュアンスは違いますが diplomatic という言葉も意味が似ています。

diplomatic;
dealing with people politely and skilfully without upsetting them

 ところで「タクト」と言われる棒があります。 conductors の使うものですね。' a tact ' かなと思ったらこれが全く違うんですね。「タクト」は英語では ' baton ' です。

 さて次回は discreet/indiscreet という言葉の名詞形である ' discretion ' という言葉について書いてみたいと思います。tact とは又違った意味と使い方があります。
# by michikosimon | 2009-09-08 12:23 | イギリスにて

tactless

653

d0086231_1131498.jpg 前回の ' indiscreet ' のところで、それと似た意味の言葉の1つとして挙げました。ただ全く同じというわけではなく;

tactless;
likely to upset or embarrass someone without intending to

 というように「口の軽さ」ゆえにうっかり「誰か」の秘密を漏らしてしまって「その人を」 upset または embarrass させる、という意味にもなります。そういう場合が半分ほどありましょうか。

 しかし、ときには「秘密とは関係なく」そうしてしまうこともありますね。

 私が忘れ難いのは BBC のニュースで見たあるインタビューです。タイかベトナムだったでしょうか、医師である現地での活動家だかの男の人が若いエイズ患者に質問をしていました。その質問というのが「あなたはレイプのせいでエイズをうつされてしまったわけであるけれども、それについてどう思っていますか?」というものでした。人へ何かを言うのには、言葉そのものもそうですが、言い方や声の調子とかいう要素もあって、そのインタビューアーは結局その両方でその女性をかなり深く傷つけたらしく、彼女はうつむいたまま泣き出さん風情でした、それでもその男はしばらく何もいわず、でもついには ' I'm sorry. ' と言ってインタビューを終えました。

 What a tactless question ! 言われる側の気持ちなど思ってもみないのですかねえ? ' tactless ' とともに ' inconsiderate ' という形容詞にも当てはまります。

 ところで先の選挙は以前出て来た ' landslide victory ', ' watershed ' または ' polling station ' などという political terms を思い起こさせますね。どうぞそれぞれお確かめください。
# by michikosimon | 2009-09-04 18:41 | イギリスにて

discreet/indiscreet

652

d0086231_16475688.jpg 人の性格を示す言葉もピッタリのを捜すのが大変なものです。文化的な相違もあって、日本でよく使われる形容詞が見当たらないなんていうこともあります。

 さて、' discreet/indiscreet ' という形容詞は 1988 年イギリス留学開始直後にイタリア人の女の子に教えてもらいました。ラテン語の響きがあり、多分イタリアでも少し違うアクセントでそのまま使われている言葉ではないかという気がします。

discreet;
1, done or said in a careful way so that you do not offend, upset or embarrass people
2, careful not to talk about things that other people want to keep secret

indiscreet;
careless about what you say or do, especially by talking about things which should be kept secret

 定義をみてみると、discreet は人の性格というより「物事のやり方」に使われることが多いようですが、反対語の indiscreet は「性格描写」です。さきに出たイタリア人の女の子も、友人について「彼女は indiscreet だ」と言っていました。それだけで充分その意味がわかるような人でした(決して悪い意味ではないですよ)。

 この言葉は ' secret ' に関係がありますね。よく似た意味の言葉に ' tactless ', ' having a big mouth ' などがあります。
# by michikosimon | 2009-08-23 17:28 | イギリスにて

a corner shop イギリス版コンビニ

651

d0086231_11111191.jpg 前回、convenience store とはアメリカ英語からきた、と書きました。イギリスではそういう言葉を聞かないのです(そもそも普通は小さめの店のことを store とは言わないのです)。

 ではイギリスでコンビニにあたるような店(もちろんあります)は何と呼ばれているのかといえば、' corner shop ' です。

corner shop;
(British English) a small shop, usually but not always on a corner, that sells food, cigarettes and other things needed every day

 convenience store についてはアメリカらしく ' often open 24 hours each day ' と定義にもありますが、corner shop はそれほど長時間営業ではないようです(留守にしていた12年の間に変わったかもしれませんが)。それで困ったということはなかったし、環境にもやさしくていいと思います。

 実は私も最初は corner shop を字義通りに「近所の角にある店」だと思っていたのですが、「角店」である必要はないし、' the corner shop ' ではない「一般名詞」だということを知ったのは最近でした。

 夜遅くどうしても何かが必要になった時には、よく petrol station (ガソリンスタンド)を捜しましたね。
# by michikosimon | 2009-08-16 11:31 | イギリスにて

便利, convenient / handy

650

d0086231_12323122.jpg ' valid ' と同じような意味で、使おうとしてもなかなか出てこない言葉として ' available ' がありますが、これは以前説明しています。

 そこで今回は「便利な」という意味からどんな言葉がでてくるかという面から入ります。

 皆さんどうでしょうか? ' convenient ' でしょうか? convenience store というアメリカ英語が日本語化してつづまって「コンビニ」として定着していますが、そのせいもあるかもしれません。

 「ハンディー」という日本語も「便利」というような意味で日本語化していたと思っていたのですが、最近あまり聞かないような気もします。どうなのでしょうか?

 ' convenient ', ' handy ' この2語は意味の違いが少しあって、必ずしもいつも interchangeable にはなりません。

convenient;
1, helpful for you because it saves you time or does not spoil your plans or cause you problems
2, near and easy to reach

handy;
1, helpful and simple to use
2, (informal) near and easy to reach
3, good at using something

 ごらんのように、どちらも「近いところにあるから便利」という便利さ、英語でいうと ' on hand ' の意味をもっています。「すぐ手が届く」という ' hand ' という語からきたのであろう便利さの一面ですね。コンビニの便利さも「近くに立っている者は親でも使え」的な便利さもこれです。

 でも少し違う便利さもあるので、たとえば、

Is tomorrow convenient for you ?
I find going to the supermarket once a month the most convenient way to shop.

 などは handy では置き換えられない意味です。そしてたとえば、

It's a handy little gadget for peeling potatoes.

 の意味は convenient ではちょっとでないですね。
# by michikosimon | 2009-08-13 16:02 | イギリスにて

valid 日本語で一言で言うのはむずかしいのですが

649

d0086231_12386100.jpg タイトルにあるように、pretty =きれい, soon =すぐ、などと豆単的に日本語訳を与えるのは少し骨な言葉があります。 なんとなくパッと思い出してもらえないので、あまり使われないものになってしまうのですが、そうしたいくつかの言葉を紹介します。

' valid ' という形容詞はそのひとつだと思います。

valid;
a valid ticket, document or agreement can be used legally or is officially acceptable, especially for a fixed period of time or according to certain conditions

 定義にもあるように、切符、文書、合意事項に使います。これだけではあまり自分には関係ないと思う方もいることでしょう。切符の類として具体的には、文字通りの乗り物切符や映画などの入場券(当日限りとか3日間有効とか)クーポンやポイント、各種金券、document としてパスポート、保険証など、agreement として契約、約束などがあります。クレジットカードなどもそうですね。

 これならだれにでもなんらかの関係が出て来ると思うのですが。

 そしてこういうものはたいてい有効期間が決まっていて、それ以前ならばそこにうたっているサービスなどが受けられるのですが、それ以後は無効( invalid )になってしまいます。

Your return ticket is valid for 3 months.

 ( ' valid =有効,invalid =無効 ' と覚えてしまえば簡単ではないかとも思われますが、「有効」という日本語は意味の範囲が広くて、長い但し書きなしではあまり実用的にはならないよいうな気がします)
# by michikosimon | 2009-08-06 13:07 | イギリスにて

could't've been better 過去のことならこれ

648

d0086231_1322686.jpg ' could't be better ' のところの説明、ちょっとわかりにくかったかもしれませんね。

 あまり考え込まずに「これは強調形であり、過去ではなく、現在のことである。」とだけ覚えておいて下さい。

 ところで、「じゃあ、過去のことを強調して言うにはどうすればいいのか?」という疑問をお持ちの方もでて来ると思います。

 たとえば、7月19日のブログの例の映画をもう見てしまった後に同じようなことを言いたいとします。すると;

The seats we sat in the cinema couldn't have been better.

 つまり時制をもうひとつ過去の方向へ遡って「大過去」にします。

 これを理解するにもまたまた条件法を説明することになってしまうのですが、「もしペリーが浦賀に来なかったら〜だったろう」とか「もしクレオパトラの鼻がもう少し低かったら〜だったろう」とかいう「実現しなかった過去、非現実の過去」の片割れです。

 「(もし、あらゆることをしていたとしても)それ以上の席は予約できなかったであろう」くらいにいい席、でした。

 右の写真は「知りたくないの」という歌のジャケットです。「過去はもうすでに起こってしまったことであり、なかったことにはできない」ということで、「何故条件法、仮定法は現在については2種類(現実と非現実)あるのに、過去に関しては1種、非現実しかないのか」を肌感覚的に示してくれます。まあこれは皆あたりまえに持っている感覚なのでしょうが、英語に応用しようとすると考え込ませることになってしまうようです。

could't've been better は「こう聞こえる」というのをあえて表記してみたものです。have の /h/ の音は聞こえないです。
# by michikosimon | 2009-07-31 13:45 | イギリスにて

those 話し言葉ではない

647

d0086231_11314524.jpg 前々回のブログで紹介した ' Heaven helps those who help themselves. ' という文言についてもう少し説明します。

 ' those ' という言葉ですが、ひっかからずにスっと理解できましたでしょうか? もしそうなら、かなり英語に慣れていらっしゃると言えましょう。

 これはそう頻繁にお目にかかる言葉ではないと思います。少なくとも口語ではありません。

 ただし、私のこの言葉についての初めての体験はかなり早くて、中学生の時でした。部活の英語クラブで詩の朗読をした時のことです。誰の詩だったかももう思いだせないのですが、題名は " We are seven ' というので、' ...... those who are dead ..... ' というところと、最後の ' No, We are seven ! ' だけ覚えています。内容は、小さな女の子が7人きょうだいだったのだけれども現在は何人か死んでしまっている、しかし彼女はまだ死というものが理解できず、死んだきょうだいも天国にいるのだからまだ7人のままでいる、というものです。

that;
(formal) used when talking about a particular person or thing, especially one which is a particular type or kind
(例)In my opinion the finest wines are those from France.

 うえに述べたことから私には those とか that は「詩」や「韻文」と結びついているのですが、定義によればそうとは限らないようです。きっと、formal な話では聞くことがあるのでしょう。

 上記の例文は、' The finest wines are the ones (which are) from France. ' でも、いっそのこと簡単に 'The finest wines are from France. ' でもよさそうなものですが、those を使うことにより重々しく印象的になるような気がします。

 ところで、' Heaven helps those who help themselves. ' は「韻文」という印象からか聖書からの引用だと私は思っていたのですが、そうではなく Samuel Smiles という人の「自助論」(こういう本が書かれ広まる社会的背景もあったのですね)の序の言葉だそうです。
# by michikosimon | 2009-07-24 12:13 | イギリスにて

They couldn't be better もおっ、最高!

646

d0086231_206766.jpg" I've booked the tickets for us. They couldn't be better. "

 こんにちは、お休みが続きましたがお元気でいらっしゃいましたか?

 さて、上のような言い回し、英語ネイティブのあいだではしばしば耳にします。私達もつい最近クラスで使用しましたが、正しい意味が伝わりましたでしょうか?

 「切符の予約をしたんだけれど、その切符が ' couldn't be better ' 」ということです。これは、普通に考えてみても「これ以上 better になりえない」ということですから、' best ' ということになり、これでなんとか理解できます。

 ただそれだけではちょっと「まあその辺」くらいに留まってしまいます。ここで少し考えてみましょう。どうして時制が couldn't で can't でないのでしょうか? booking をした時点は過去だったからというのでしょうか? 答えは No です。

 この couldn't は「過去形」ではありません。日本の学校などではどのように教えられているのか知りませんが、私なら「条件法の過去」、つまり「非現実の現在」の片割れというふうに解します。

 「片割れ」というのは、「もし時間があったら(実際ないのだけど)..... 」というような「条件」の方が省かれているもの、という意味です。普通なら「もし〜なら(条件)、であろう(推論)」と考えられますから。

 ですからこの切符の場合について言えば、「(もしありとあらゆる手段を使って、無理までして、良い席を取ろうとするとしても)もっとよくは成り得ない程に素晴らしい切符である」となります。

couldn't be better;
emphasize how good something is

 そう、「超いい席」という「強調」の意味になります。
# by michikosimon | 2009-07-19 20:46 | イギリスにて