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' could't be better ' のところの説明、ちょっとわかりにくかったかもしれませんね。 あまり考え込まずに「これは強調形であり、過去ではなく、現在のことである。」とだけ覚えておいて下さい。 ところで、「じゃあ、過去のことを強調して言うにはどうすればいいのか?」という疑問をお持ちの方もでて来ると思います。 たとえば、7月19日のブログの例の映画をもう見てしまった後に同じようなことを言いたいとします。すると; The seats we sat in the cinema couldn't have been better. つまり時制をもうひとつ過去の方向へ遡って「大過去」にします。 これを理解するにもまたまた条件法を説明することになってしまうのですが、「もしペリーが浦賀に来なかったら〜だったろう」とか「もしクレオパトラの鼻がもう少し低かったら〜だったろう」とかいう「実現しなかった過去、非現実の過去」の片割れです。 「(もし、あらゆることをしていたとしても)それ以上の席は予約できなかったであろう」くらいにいい席、でした。 右の写真は「知りたくないの」という歌のジャケットです。「過去はもうすでに起こってしまったことであり、なかったことにはできない」ということで、「何故条件法、仮定法は現在については2種類(現実と非現実)あるのに、過去に関しては1種、非現実しかないのか」を肌感覚的に示してくれます。まあこれは皆あたりまえに持っている感覚なのでしょうが、英語に応用しようとすると考え込ませることになってしまうようです。 could't've been better は「こう聞こえる」というのをあえて表記してみたものです。have の /h/ の音は聞こえないです。
by michikosimon
| 2009-07-31 13:45
| イギリスにて
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