discretion, ' Use your discretion.'

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d0086231_15493785.jpg さて,お約束の discretion という言葉について説明というか、私の出会いについてお話します。これは決して使用頻度の高い言葉ではないのですが、私にとっては忘れ難いものの1つです。

discretion;
1, the ability and right to describe exactly what should be done in a particular situation
2, the ability to deal with situations in a way that does not offend or embarrass people, especially by keeping other people's secrets

 実際の文脈はこうでした。イギリスの労働党の下っ端の党員だった頃、地区を回る canvassing というものをしました。その前に先輩の人たちがその概要を説明してくれ、「でももし(今言ったこと以外の)ことが起こったら、こうして切り抜けなさい」という意味で ' Use your discretion. ' と言ったのです。

 これを上の定義に照らして考えてみましょう。' discretion ' とは、「ある特定の事態において何がなされるべきかを描いて示す能力又は権限」、「何かあった時に人の感情を害さないように、とくに他人の秘密をもらさないように切り抜ける能力」とあります。

 そうすると、「そういうすべての場合にどうしろこうしろと指示することはしない、自分で考えてよいようにしなさい」ということになりましょうか。ただし「自分の好きなように」ではありません

 あくまでも ' should be done ', ' keeping other people's secrets ' とかいうことをクリアするように、私達の実際の例でいえば、「労働党員としての立場をわすれないこと」が大事ということです。

 そう言われるとわたしなぞは「果たして自分はそういう discretion の持ち合わせがあるのだろうか?」と不安になったのを思い出します。
by michikosimon | 2009-09-13 16:31 | イギリスにて
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