Bath stone

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2つ目のトピックとして ,今回より数回にわたって ' Bath stone ' のことを書きたいと思います。

以前すぐ隣といってもよい Bristol に住み、ちょいちょいここにも来たはずなのに、うかつにも Bath stone のことは知りませんでした。後で ' to take in ' という言葉を紹介する時にまたこのことに戻って来るつもりですが、要するに I didn't take it in then.「見ても聞いても後に何も残らなかった」ということです。

しかし今回は、ここに降り立った瞬間から「 Bath stone で築き上げられた街に来た」という意識がありました。「ここの住人になりに来たのだ」という自覚からでしょうか。

ここでちょっと Bath についての本からの引用を紹介します。

' in 1687 that indefatigable traveller Celia Fiennes complained that all roads into Bath were steep & difficult. Today the roads have been improved, but from north and south visitors still make a lengthy winding descent into the valley. As they do, they catch their first glimpse of Bath; the houses, built of the local limestone, the glint of light on the river, and at the city's heart, the Abbey, golden in summer sunshine, or perhaps, in the winter, when the fields are white with frost, the first impressions. Will be of honey-coloured terraces clinging to the hillside, with cold blue shadows between then where the warming sun cannot penetrate. ...... '
from " Bath " by Kirsten Elliott

「1687年あの精力的な旅行家であるシーリア・フィーネスがバースへの道はすべて険しく難儀な道であるとこぼしていた。現在それらの道は当時より良くはなっているけれども、それでも北から南から訪れる人は谷底へと降りていくくねくねと曲がった道を行くことになる。そうするうちにまずチラリと顔を覗かせるバースの街は;土地の石灰岩で建てられた家々、キラキラ光る川、そしてバースの中心である Abbey、夏の陽の光に黄金色に輝き、又もしかしたら冬、霜で白くなった野原、彼らが最初に目にする光景は、崖のふちにすがりつくように建っているハチミツ色のテラスハウス、そして暖かい太陽の光もとどかない冷たく青いその陰かもしれない。..... 」(荒訳ですが)

d0086231_19185542.jpgそしてこの段落のあと初めてローマの侵略軍がここにやって来た 紀元43 年の時にはこうであったろうという描写になるのですが、この文章を私は好きです。バースでの最初の2〜3日間で感じた印象をすっかり言い表しているようです。

「坂」と「急斜面に建てられた」「はちみつ色の Bath stone の terrace houses 」。ここでは鉄道の駅のある川のあたりが一番低くて、そこからどの方向に向かっても上り坂になります。7つの丘のローマといいますが(いつかもう一度訪ねてたしかめてみたいのですが)、バースもそんな感じでローマ兵も、当時はローマ出身の兵もいたということも考えられ、地形の似たこのバースにノスタルジーを感じたのではないでしょうか(?)

上の写真は東南方面から見おろしたたバースの中心部です。

バースの建築の大部分を占める建材である Bath stone は右上の写真にあるような黄色っぽいベージュ、はちみつ色がかった石です。日本でおなじみの御影石(花崗岩、英語では granite)のように固いものではなく、むしろ柔らかい石で、面白い特性として、御影石やスレートと違って水を通す性質を持っています。

時々隣の Bristol にバスで出かけると、Bath stone の街が次第に赤レンガを中心とした典型的なイングランドの家々の風景へと変わっていくのがよくわかります。( Bath stone は Bath とその周囲でだけ使われているわけではありませんが)

次回からはまず3つのキーワード、' porous ' と ' quarry ' そして ' to point ' という観点から(これも現在の時点で私にとって意味をもつという個人的な理由から選ばさせていただきました) Bath stone についてお話しようと考えています。どうぞお楽しみに。
by michikosimon | 2010-09-10 17:27 | 英語 | Comments(0)
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