sharp/tangy/tart/(sour) パンチの利いた味

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順序が逆になってしまいました。今回は ' summer pudding ' の話題に戻って ' sharp ' についてお話しします。

sharp
Strongly affecting the senses of smell and taste
(例)a sharp taste
   a sharp smell

右の写真を見てこれが「酸っぱい!」という顔に見えますか? 例フレーズの日本語の訳では「ぴりっとする味」とか「(鼻をつく)強いにおい」とか「酸味」とは限られない感じになっています。確かに用例からみると「強烈さ」がこの語の基本の意味であると言えます。

d0086231_19553394.jpgこの前の日曜日に行った herbal walk (公園や貸し農園などをグループで歩きながら、講師がそこで見られる植物で herb として使われるものを説明してくれる)では、' horse radish ' (日本ではワサビの代用品として広く使われています)の風味がこの言葉で表現されたように思います。ワサビの利いたにぎり寿司をほおばった時や酸っぱい夏みかん(食べたことがありますか?)を食べたときのような、涙や唾液が出て来て止まらないというようなパンチのきいた風味を表わすのでしょう。生のタマネギも私にとっては too sharp で苦手な味です。

ただ私の乏しい言語体験から言えば、sharp は「酸っぱさ」とかなり結びついています。我が家の食卓の味覚の特徴なのか、はたまたイギリスの食生活一般の特徴( herbal はともかく spicy なのはあまり好まれないので sharp な味は酸っぱさ以外にほとんどない、私個人の感想ですが)なのか?  

テレビの修道院の尼さん達の試食後のコメントも ' sharp and full of richness ' というようなものでした。そこで使われたかどうかは確かではないのですが、我が家では酸味に対して ' tangy ' (「タンギィ」と発音される)という言葉をよく使います。

tangy
Having a taste characteristic of that produced by acids/dry sour tart

d0086231_2151139.jpg我が家の favourite lemon curd は、いろいろなメーカーのいろいろな種類を試してみましたが、そのなかでも一番 tangy なものとなりました。オレンジやチェリーなどが気の抜けたように酸味が足りないと私もサイモンも not tangy enough と言って不満を表します。

ところで、私もそうですが、日本で英語を習うとつい ' sour ' という言葉を使いたくなります。この言葉は間違いではないし、ちゃんとわかってもくれます。ただし、あまり彼らの口からは聞かないような気がするですが、どんなものなのでしょうか? 

' sour grapes ' などという表現にも現われているように「不快な」味という感じなのでしょうね。「ミルクが酸っぱくなってしまった」というのもそうです。' sour milk ' というのはあえて酸敗させた牛乳で料理に使いますが、納豆のような腐らせたという失敗の副産物でしょうか。

もう1つの同じような意味の言葉に ' tart ' というのがあります。これも例の料理番組で仕入れた言葉ですが;

tart
If something such as fruit is tart, it has a sharp taste. (=sharp)
(例文)The blackberries were a bit too tart on their own, so we stewed them gently with some apples. ( redcurrants はもっと sharp で、リンゴとともに煮て砂糖を加えても、なおその粒だけを食べてみると顔をしかめるほどだと聞きました)

ということです。この言葉は少し注意が必要で、' tarty ' となると意味が全く違ってしまいます。これについては又次回に。
by michikosimon | 2010-09-17 19:58 | イギリスにて
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