porous

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今日からまた ' Bath stone ' のトピックに戻って、今回は ' porous ' という言葉についてお話ししたいと思います。

ここでちょっと一言;再開以来ブログの感じが変わった、なんだか難しくなったと思っていらっしゃる方もおありと存じます。

これは私自身以前ここに住んでいた時、そして今回この地へ来て感じたことでもあるのですが、実際に外国語を学んでしばらくたつと、特に外国語に取り巻かれた環境にいると、言いたいことは何とか言えるのだけれども、話が続かないとか語彙が足りないとかいう不便が出て来ます。これを解消するにはまず、言えなくてもいいのだけれど聞けば理解できるという受動的語彙を増やすことです(自分でも使える能動的語彙にするに超したことはありませんが、これには何倍もの時間がかかります)。

このブログで変わった点というのは、私自身バースでの生活にとけ込んで行く過程で拾い上げたいくつかの言葉を皆さんと分かち合いましょうという趣旨で書く部分が加わったことからきています。

バースに来て家建物を見て回って、繰り返しよく使われる言葉があるのに気付きました。パンフレットや本をみても同じです。これからもこのブログに登場する、多分日本では普通見かけない言葉はバースに住んだり長期に滞在したり、バースについてよく知りたいと思ったら、キーワードになり得るものであると考えます。

例えば皆さんがここバースに来て観光をするのでも、日本語のガイドに頼ってばかりでは行く場所が限られてしまいます。思い切って全部分からなくても英語でのガイドについて行っててみることです。どうせ日本語のガイドでもよく聞こえなかったりして聞き落とすことも多いことがよくありますから。その際は多分皆さんもこの ' porous ' という言葉を耳にするはずです。

さて、前置きはこれくらいにして、' porous ' (/pˈɔːrəs/, ポーラス と発音します)という言葉ですが、意味は、

1, Full of or having pores(a tiny opening in the skin).
2, Admitting the passage of gas or liquid through pores or interstices.
3, Easily crossed or penetrated.

つまり
1,一面に小さな穴(これらを ' pore ' というそうです、ラテン語でしょうか)のある
2、pores や隙間を通してガスや液体を通す
3、容易にものがあちらからこちらへ通り抜けられる

という意味です。sealed の反対ともいえます。右上の写真をご覧下さい。上から注がれている水が下へと通り抜けています。私は最初 ' to pour in ' (お茶などを注ぎ入れる)という語と、 ' pore ' と ' pour ' とで音が同じだったので、結びつけて意味を解釈していましたが。ちょっと違いましたね。

石が porous であるというのは、はじめは非常に変だと思いましたが、例えばイギリスで最もよく使われる建築材のレンガ(石とは言えませんが)も porous です。日本でもときおり玄関で濡れた靴や傘などを置いておくのに使われているのを見かけます。

石というものも、たとえ大理石や御影石 (granite) のようなものでも、幾分かは porous であるそうです。
以下はイギリスのある石屋のサイトからの引用ですが;

Stones internal structure is not totally solid and so all stone is absorbent to some degree. The more absorbent a stone is the easier it will stain. Therefore it is important to understand stone porosity and permeability in order to plan a new maintenance schedule or decide how a stone sealer should be applied.

そうなんですね、石の内部は完全に隙間なくギュっと詰まっているという訳ではなくて、どんな石でもある程度は水などがしみ込むものだということです。しみこみやすい石は当然染みが出易いことになります。ですからこういう浸透性を理解することは、石のメンテナンス計画や石材シーラーの使用を考える上で大事な点です、って。

よく墓地などで滲みのついた墓石を見かけることがありますが、あれは汚れが表面にのっているというだけのことではなさそうですね。私も洗剤とタワシを使っても茶色のシミが落とせなかった経験があります。

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上の写真の石の porosity (どれくらい porous であるか)はそれぞれ;

Marble has a porosity ratio of between 0.5% – 2%
Slate has a porosity ratio of between 0.4% – 5%
Granite has a porosity ratio of between 0.4% – 1.5%
Limestone has a porosity ratio of between 0.6% – 31%

とゼロではありませんね。Bath stone もそのひとつである limestone がもっとも porous であることがわかります。

最後に Bath stone についての記述をどうぞ、これも石屋サイトからです;

Bath Stone is a instantly recognisable English limestone unlike any other. Used to great effect to build many of the UK's magnificent old traditional English buildings. Bath Stone is also very effective when used for interior stone flooring, as illustrated above with our exclusive hand worked distressed finish.

Bath Stone is an Oolitic Limestone composed of grain like fragments of calcium carbonate. During the ジュラ (195 to 135 million years ago) when a shallow sea covered the Bath area, the marine sediment was laid down; each little grain became coated with lime as it was rolled around the seabed. When highly magnified, the grains or Ooliths often reveal small shell or rock fragments along with skeletons of marine life! Captured forever within the stone.

「Bath stone は他の石とは違ってすぐそれとわかるイギリスの limestone である。イギリスの壮大な古い伝統建築物の多くに使われ、その価値を発揮している。Bath stone はまた屋内の石床など内装材として使われても素晴らしい仕上がりになり、..........

Bath stone は Oolitic Limestone で、 炭酸カルシウム結晶のかけらのようなものでできている。ジュラ紀(1億3千5百万〜1億9千5百万年前)Bath のあたりが浅い海の底にあった頃、海の沈殿物がたまって行き、その粒の1つ1つが海底でころがりまわる過程で石灰に覆われていく。顕微鏡などで見てみると、粒子や Oolith が小さな殻や石片、また海の生物の骨!であるなどということがよくある。石に永遠に閉じ込められて。(この最後の2文、原文が文法的にあまりよい文章とは言えなくて、多分こうだろうという訳ですが)」

by michikosimon | 2010-09-18 02:03 | 英語
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