to point

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It's taken me some time to learn the word.

この言葉は会得するのに思いのほか時間がかかった言葉です。一度聞いただけですぐ passive どころか active な vocabulary になってしまう言葉もあります。この場合は違いました。多分あまりにも当たり前の言葉があまり当たり前でないある特殊な分野で使われているからでしょう。生活の中で言葉をひとつひとつ学んで行くプロセスがはっきりとたどれるようにゆっくりとわかっていった言葉でした。

最初にこの言葉を聞いた時、それが a point とか to point out とかの point であることはわかりました。Bath stone 造りの建物の外壁の石が窓枠のあたりでゆるんでいたりするのをサイモンが見付けて ' Look at the pointing ! ' などと言うのを聞き、「危ないわねえ」、「でも地震はないはずだから」とか言っていました。後で知ったことですが surveyor によると、地震はなくとも大地はつねに動いており、その上の建物もその動きにつれて微妙にバランスをとりながら固まって行くのだそうです。

このようにサイモンから何度も何度も石と石との間が広がった徴としての pointing を示され、その後建築業者との話や説明、Bath Building Museum などでの展示や説明からこの言葉の存在と意味がだんだんはっきりとしていきました。はっきりしているのに超したことはもちろんないのですが、そうでなくてもそれまでサイモンや他の人が言ったことなどを理解するのに何の問題もなかったのです。こういうことはよくあります。日本語でもそうですよね。

さて、この特殊な場合での ' to point ' という動詞は;

to point
【石工】〈れんが積みなどの〉継ぎ目にしっくい[セメント]を塗る.

を意味します。写真でわかるように、mortar を塗ってレンガを積んでいくということではなく、積んでしまったレンガの表に出る面の mortar の上に更にしっくい[セメント]を塗る(積む時に使う mortar と同じ物の時もあり、もっと防水性のある物の時もある)ということだそうです。化粧と防水の両方を兼ねているのでしょうか。

以前 Bristol で庭の塀のレンガを積んでいるところを見せてもらったことがあります。家の場合は、間にある程度の空間をおいて2重の壁を造るので、イギリスの家は断熱に優れているのだとも教えてもらいました。そのときは pointing のことは話題に上らなかったのかもしれません。

d0086231_1842854.jpg' to point ' のもうひとつの特殊な意味で、多分上の意味よりもう少しよく知られた意味があります。

to point
〈ダンサーなどが〉〈つま先を〉立てる.

バレエでは英語よりフランス語が使われることが多いので、日本では「ポアント」と言う方が通りがよいでしょう。そのための靴は普通英語で toe shoes といいますね。

ところで、バレエといえば「舞姫テレプシコーラ」が最終回をむかえました。このコミックが朝日新聞の主催する手塚治虫文化賞のマンガ大賞をとった2007年以来愛読していたのですが、ついに終わりました。少し残念です。
by michikosimon | 2010-10-11 02:07 | 英語 | Comments(0)
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