cantilever staircase

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日本語に訳すとなんというのか知りませんが、' cantilever ' という言葉を紹介致します。写真は cantilever staircase で、明らかに普通よく見られる階段とは違っているのですが、おわかりになりますか?

cantilever
A cantilever is a beam supported on only one end. ....... Cantilever construction allows for overhanging structures without external bracing. ......
This is in contrast to a simply supported beam such as those found in a post and lintel system. A simply supported beam is supported at both ends with loads applied between the supports.

つまり、cantilever というのは片方の端のみに支えがある梁のことであって、この構造では(もう片方が)外部の支えやつっかえ棒などなしにオーバーハングするということが可能となる。わかりやすい実例が「飛び込み台」です。飛び板飛び込みでは突き出た飛び込み板がビヨヨンとばねのような動きをしますよね。

この cantilever と対比されるのが梁の両端が支えられている、simple というかごく普通にとられる構造です。

Bath に限ったことではないのでしょうが、ここで私は始めてこの cantilever という構造の「階段」に出会いました。The Building of Bath Museum にこれが展示されていますが、ここでは有名な建築物のみならず、一般の家にもこの構造の Bath stone の階段がよくあります(カーペットの下に隠れてそこの住人ですら気が付いていないことも少なくない)。ということで、このトピックを Bath stone の項目に含めてみました。

最初に述べたように、右上の写真が cantilever staircase の典型的な例で、片方だけが支えられて、まるで片端が空中に浮かんでいるかのようです。そうではない下の写真の3つの staircase と比べてみると違いが分かり易いと思います。

d0086231_0572329.jpgd0086231_022414.jpgd0086231_058072.jpgcantilever staircase はエレガントですが、危なっかしく見えるかもしれません。けれど力学的には大丈夫なように出来ているそうです。各段の重さは次々に下方に伝えられて最後に1段目の床に乗っている段、そして床にかかります。踊り場のあるところではその上の段の重量は同様に2方に支えのある踊り場にかかります。このことの説明は正直言ってよく理解できていないので、突っ込まれると困るのですが。

階段の壁側の端にしても、それがどのくらいかべに食い込んでいるかとかいうことは(しっかり組み込まれていないと危ないですよね)、よくわかりません。どこにも詳しい説明が見つからないし、また The Building of Bath Museum で尋ねても見たのですが、そういう質問自体今までなかったかのようでした。

ただ、 Bath stone 造りの terrace のビルの端、階段のあるほうの外壁に石が階段様の模様になっているのを見たことがあります。多分外壁を組むのと同時に同素材の cantilever staircase も組み立てられた、という証拠なのかもしれないと思っています。

さて、それに反して下3つの non-cantilever staircases は個々の段が両側で支えられており、安定感があります。
by michikosimon | 2010-11-07 06:33 | 英語
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