druid

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 今日から3回か4回くらいにわたって ' the relationship between England and Ireland ' (発音は /'aIələnd/ アイアランド)についてのお話をしようと思っています。といっても両者とも長い歴史をもった国ですし、その関係も長期にわたっています。ここではそれを何回かに分けて、英語の言葉に関連付けてお話しします。

 また、このブログはすべて、資料をただ引き写しただけの空疎な言葉を語らないように、私たちの体験に根をもつ「生命をもった言葉」をお伝えしたいと努力しております。勿論資料は調べますし、正確を期しますが、これは学術論文ではありませんので、何か間違いがあるかもしれません。その時はどうぞお知らせください。

 さて、今日の言葉は ' druid /'druːId/ ' (「ドゥルーイド」)です。これは ' survival English ' には全く必要ないものですが、イギリスを旅行するだけでも多分よく聞く言葉ではないかと思います。これは昔々紀元前の Celtic (ケルト)の社会の priest (宗教者)の集団というか階級に属する人のことです(写真)。

d0086231_10113843.jpg Celtic (ケルト)の社会の構成員である Celts (ケルト人)とは古代ヨーロッパ人の1部で、Ireland の島はこの Celts の領域でした。Riverdance をご覧になったことはありますか?このダンスでは、ケルトの神話や歴史などが主題になっています。

 druid に話を戻します。Celts (ケルト人)が地理的にどこまで広がっていたのかはっきりわかりません。現在のイギリスに来たことは確かなようです。ただ、イギリスにある古代石群(一番有名なのがイギリス南西部にある Stonehenge 「ストーンヘンジ」)が、d0086231_10263544.jpg学者たちは関連はないと言っているにもかかわらず( druid がイギリスに来る以前の建造物であるという理由から)、何故か ' druid ' の聖地とされています。 これがイギリス旅行で druid という言葉をよく聞く理由です。この druid の文化的(だけだったのか?)支配の痕跡のケルト文化は北部ヨーロッパに広く見られます。イギリスに限ってみても Easter, Halloween など彼らのカレンダーの名残、mistletoe など植物に関する風習の残滓などがあります。私がクリスマスの mistletoe /ˈmIsəltəʊ/ (「スルトウ」)の風習をはじめて聞いたのはスコットランドにいた時でした。このスコットランド出身の James Fraser が書いた、' The Golden Bough '、日本語で「金枝篇」にはこういった文化習俗について詳しく書かれていますので興味と意欲のある方はどうぞ。長い長い本です。
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d0086231_1654493.jpg 今 ' Tristan and Isolde ' (「トリスタンとイゾルデ」)という映画が掛かっていますが、これもアイルランドとイギリスの関係が織りなす伝説のお話を基にしています。ただこのストーリーは伝説にありがちな色々なバージョンがあります。映画は見ていませんが、見た人の話では、ワーグナーのオペラやその他のいくつかのバージョンにでてきたサイドストーリーや細部がカットされたりしていたそうです。

 私がこの伝説で注目した点は、第一に、媚薬( ' love potion ', Harry Potter series で Professor Snape が ' potions ' を教えていましたよね)が重要な役割を持っている事です。 druid の伝統が思い起こされます。もう1点は、Tristan が King Arthur の円卓の騎士の1人だとされているということです。King Arthur というのは、乱暴な比較をするなら、日本の倭武尊(ヤマトタケルノミコト)のような伝説上の人物で、「剣」が重要な小道具として登場したり、「王」になったとかなれなかったとか多少悲劇性も含んでいる(似ていますね)、こちらはイギリス側の要素です。
by MichikoSimon | 2006-11-27 17:02 | 英語 | Comments(0)
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