No, I shan't.

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 ずっと以前に ' will ' と ' shall ' について述べた所で、' shall ' という言葉はアメリカ英語では使われず、イギリス英語でも ' I ' と ' we ' とともに使われるくらいである、と書きました。アメリカ英語のことは詳しくありませんが、イギリス英語の ' shall ' の使い方を少々補足します。

 ' shall ' は ' will ' の単なる代わりではありません。' will ' 同様「単純過去」を表わすと言うだけでは不十分で、' shall ' には「意志」的要素が多分に加味されます。この事情が多分ほぼ 第一人称 ' I, we ' 専用となっている(例外はあります)理由でしょう。20年程前、 Coventry の英語学校で、教師がドイツ人の学生に、この語はドイツ語の ' wollen ' の意味を含んでいると一生懸命に説明していたのを思い出します。

 ' No, I shan't ' というこの言い方は「否定的な意志」の固さをとても強く感じさせます。多分 ' No, I won't ' 以上に。子供向けのやさしい英語の読本の1つに " No, I Won't " というのがあります(自我に目覚めた小さな子供の言葉ー親に何々しなさいと言われて「イヤ!」なんてよく言いますよね)。人に何かお願いしたりして ' No, I shan't.' とか ' No, I won't.' とかいう返事が返って来ると(普通の旅行者やお客様としての立場ではこう言われることはめったにないでしょうが)鼻先でピシャリと扉を閉じられた、といった気がするものです。
by michikosimon | 2007-10-18 09:25 | イギリスにて | Comments(0)
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