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the language war

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 お久しぶりです。冬休みをいただいて充電できました。また張り切って参ります。

 今日は個々の言葉というより、「よりよい国際交流の基本」について書きたいと思います。基本は2つあります。

1、何か話しかけられたら、その言語で答える。
2、こちらから話しかける時には、その地の言語でする。


 1は、「たとえ世界のどこにいようとも、英語(中国語、フランス語、スワヒリ語, etc.)で話しかけられたら、英語(中国語、フランス語、スワヒリ語, etc.)で答え、日本語で話しかけられたら、日本語で答える」、そして2は「話しかけたい人がどこの国の人であろうとも、先ずその土地で話されている言葉で話しかけるということ、たとえば日本にいる時に、人に話しかける時には、たとえその人が日本人には見えないとしても、英語(中国語、フランス語、スワヒリ語, etc.)ではなく、まず日本語で話しかける」というものです。

 「あたりまえだ」と思う人がほとんどなら問題はありません。しかし、' the language war ' は現実にあって、日本にいる外国人を悩ませています。

 外国の人も日本語を話せます。それでもしばしば彼らの日本語は「聞いてもらえず」、関わり合いになりたくないとでもいうように、人が逃げていきます。或るときは「聞いてくれても、答えが英語で返ってきた」りします。通じたのならどうして日本語で返事をしてくれないのでしょう、と ' the language war ' というタイトルの podcast は嘆いていました。

 英語を教えている立場でこういうことを言うのはおかしいと思う方もいるかもしれません。でも、私達の教えたいのは「英語を話すこと」ではなく、「英語を使ったコミュニケーション」です。上の例は「コミュニケーション」の要件を満たしていない「独りよがり」なものと言えなくもありません。

 ここ日本では、地理的歴史的な要因でか、白人系の外国人を見ると「アメリカ人で、英語を話す」と思う方が多いようですが、実際はそうとも限りません、ということも付け加えておきます。 
by michikosimon | 2008-01-21 22:58 | イギリスにて
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