I could do with a drink 便利な「間接お願い」用法

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d0086231_22495651.jpg 昨日『ネイティブの持つ「発言の意味と、時の微妙な感覚」』と書きましたが皆さんおわかりいただけたでしょうか? 「発言の意味」というのはある事を言うことによって発する「メッセージ」のことです。たとえば、「明日テストがある」と言うことによって「今日は忙しくてかまってあげられない」というメッセージを発していると考えるというようなことです。

 昨日はそれを時制について述べたのですが、今日はもう少しわかり易い例を紹介します。

' I could do with a drink ' = ' I want a drink ' = ' Could you give me a drink ?'

 ' could do with ' の意味は ' to need or want something ' です。ただ「欲しい」とか「必要だ」というだけなのですが、これを口に出して人に言うということは「くれませんか」というお願いですよね。しかもお願いに聞こえないお願いです。

 これは大変使い勝手の良い、便利な表現だと思います。直接はっきりとお願いするのも時には必要ですが、また時にはオブラートにくるんだような少し遠回しの言い方をしたくなることもあります。

Can I have the first bath ? (先にお風呂に入ってもいい?=先に入りたい)

 という言い方をいつもするサイモンですが、今日は(私が could do with について書いていると聞いて)

I could do with the first bath.

 と言っていました。

 イギリスでは、敷金の返還の要求にこの言い方をした人がいました。' We could do with the money. ' と言ったと聞きましたが、うまい言い方があるものだと感心したのを覚えています。

 勿論誰かに向かって何かを期待するお願いばかりではなく、「しばらく飲んでいないから今日あたりいいだろう」と独り言のように I could do with a drink と言って縄のれんをくぐるといった使い方もされます。

 ただしこれは spoken なので書き言葉ではありません。 
by michikosimon | 2008-06-03 23:28 | イギリスにて | Comments(0)
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