名前に the を付けるか付けないか? 原則があるような無いような

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d0086231_22364079.jpg 「名前」に ' the ' を付けるか付けないか、というのは私の最も苦手とする分野です。文法以外のネイティブのクセ(考え方のクセも含めて)が身に付いていないとちょっと難しいというところがあるのです。自分でもマスターしていないものを人様に説明するというのもかなりキツイのですが、これはネイティブにとってもキツイものなのです。原則があるようにはみえないのですから。

 ただ、原則というものはあることはあるのです。

 「 ' proper names (固有名詞)' には ' the ' は付けない」がそうです。でも実際上の問題は;

 「何が proper name であるか?」、「何を proper name と考えるか?」なのです。ここにネイティブの考え方のクセというようなものが現われます。

d0086231_2237118.jpg ' Eiffel Tower ' は固有名詞ではないが、' Buckingham Palace ' は固有名詞である。ということになります。' the Eiffel Tower ', ' Buckingham Palace ' と言いますからね。鶏と卵のような説明になっていない説明ですが、ネイティブは(多分ほとんどの人が意識していないでしょうが)そう考えるのでしょう。

 ' the Eiffel Tower ' が固有名詞でないというのは、例えば、いくつか tower があって、それらが the first tower, the second tower, ... とか、the red tower, the white tower, ... のようにいわば記号つきで呼ばれているというようなことです。 ' Eiffel ' というのを名前というより記号的なものと考えるわけです。
 
 そういえば、日本の名前に「太郎」、「次郎」というのがありますが、これもよく考えてみれば「固有名詞である」といえるのかどうか曖昧になってきます。字義通りには ' the first son ', ' the second son ' という意味ですから。
by michikosimon | 2008-07-28 23:29 | イギリスにて | Comments(1)
Commented by ume at 2010-03-13 04:18 x
一般に公園、宮殿、駅などの生活に深く入り込んでいる建物に関してはtheはつけないようですね。省略した方が話しやすいし、いちいち“あの”公園とか宮殿というニュアンスを出さないようです。だけど有名建造物はあの“タワー”といったニュアンスを出したいのでtheをつけるようです。
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