It's been very nice to talk to you , or talking to you ?, nuance

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d0086231_1595982.jpg ずいぶん前のものですがこの記事をご覧ください。これに最近コメントをいただきました。コメントと私の返答もお読み下さい。

 言語には時々こんな事があります。ほんの少し違った言い方が、どちらも使われており、文法的にも問題はないので、「どちらを使ってもよい」とされているのですが、実は、「両者にはちょっとしたニュアンスの違いがある」ということが。

 コメントをいただいてあの記事を書いた時のことを思い出しました。

1, It's been very nice to talk to you.
2, It's been very nice talking to you.

 どちらも聞いた覚えがあったのです。さてあの奥さんの言ったのはどちらだったのか?多分1ではなかったろうかとそのように書いて、念のためサイモンに見てもらってよしとして出したのですが、ネイティブの感覚を信じてよかったと思います。

 私のコメントにも書きましたように、 ' to talk ' を使う時には ' talking ' と比べて、『「やった!」という達成感 ( achievement )を感じさせるようなちょっとした大事というニュアンスがある』そうです。

 ですから、日常よく話している人ではない「ちょっと気の置ける人や、あまり会う機会がなかったり、話すチャンスのない人」と話す場合に、または話す話題が日常的でない「大事な事」だったりする場合に ' to talk ' がその nuance を示すために使われることがあるそうです。

たとえば『裏の奥さんにとっては「前々から気になっていた新しい隣人のあなたととうとう話した」という意味を匂わせた』かったので彼女はこの言い方をしたのでしょう。

 そしてもちろんですが、to talk, talking どちらを使っても、この言い方の function である「会話を打ち切る」ということは変わりません。


d0086231_15102228.jpg 話題は変わりますが、昨日の記事中 Oxford Essential Dictionary について「これははっきり「アメリカ英語辞書」とされています。 ....... だとしたら British English や International English を習っている人にはあまりお勧めできないでしょう」と書きましたが、これを訂正いたします。

 Oxford University Press の 2008 年カタログにはそう書いてあったのでそう思い込んでいたのですが、今日実物を調べてみる機会を得てそれが間違いとわかりました。この辞書は、必要な場合、イギリス英語、アメリカ英語を並記しています。なのでこれはいわゆる米語辞書ではありません

 各語の定義や説明も、絶版になってしまった Oxford Elementary Learner's Dictionary 同様、やさしくわかりやすい言葉で書かれています。

 はじめての英英辞書として Oxford Essential Dictionary はおすすめできます

 ただこれは Oxford Elementary Learner's Dictionary より広いレベル、elementary から pre-intermediate level をカバーしているので、語彙も多くて印字も小さめで、ちょっととっつきにくいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

 英語のセンスを身に付けるためには、この HP の「エクストラ」のところにある English Word Frequencies の最初の 500 語をぜひこのようなやさしい英英辞書で調べてみて下さい。 
by michikosimon | 2008-09-30 15:37 | イギリスにて | Comments(0)
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