' I'm not bothered. ' と ' I'm not bothersome( ? ). '、「させる」と「される」

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d0086231_16574868.gif 昨日いただいたコメントに触発されて再び ' bother ' という言葉について考えてみます。

 まず、もう2年近く前になりますが、' I'm not bothered ' と ' I can't be bothered ' というブログ記事をご覧下さい。

 この2つの表現は ' can ' の有る無しという違いがあります。コンテクストによって色々な風に解釈されるでしょうが、簡略化していうなら;

d0086231_16505540.gif I'm not bothered;
どうでもいい、たいしたことない

I can't be bothered;
したくない、(左の男の子なら、パソコンの勉強なんか)してられねーよ、かんけいねーよ

 とでもなるでしょうか。後者の方が対象に対して冷たい態度ですね。

 質問者の方が ' bother ' という言葉に疑問をもたれたということ自体「現地(イギリス)なんだなあ」という気がします。上記の記事にも書いたように(「 ...... 普段よく使われるのに学校英語ではあまりよく教えられない言葉のようで ......」)、この言葉は日本では問題にもなっていない(使われないから)ようです。

 ただし、今日のトピックはこの言葉というよりは、これをも含めた1群の言葉に共通の構造である「させるーされる」の関係です。これが理解のネックになっているようですので。このことについては今までに何回も書いていますので、ご興味のある方はどうぞ捜してみてごらんください。

 さて、私達は日々色々な感情を持ちます。驚いたり、面白がったり、ああつまらないと思ったり、怖くなったり、へえ面白そうだなと思ったり。英語的には、「そういう心の状態にさせる何かがある」と考えます。「驚く」には「驚かせるもの」があり、「面白いと思う」には「何か面白がらせるもの」があると。「もの」は人のこともあります。

 つまり「驚かせるもの」のためにあなたは「驚かせられる(?)」ので「驚く」のです。誰かが「ワッ」と言っていきなり飛び出て来る時なんかを想像してみて下さい。
 
 それを「させるーされる」の関係と私は呼びます。

 ちょっと考えてみてください、「驚かせられる」ので、これは「受け身」ということになります。多分これが日本語からするとわかりにくいのではないでしょうか。「驚く」とか「退屈する」とか「怖い」とか受け身の響きがないことを何故受け身で言わなければならないのか、というわけですね。

 こういう言葉に使われるもとの言葉(動詞)は普通私達の「感情」を言う時は「受け身形 ( be ....... ed ) 」になっています。日本人の感覚からすれば「普通の形」は be ....ed です。

 ですから逆に同じ動詞が be .... ed でない形で使われている時には注意が要ります。日本人にとって「普通でない」「させる」という意味で使われていることが多いからです。

 以上ゴチャゴチャ書きましたが、これまでがタイトルの ' I'm not bothered. ' と ' I'm not bothersome. ' の理解、違いの説明の導入になっています。そんなこととっくに承知という方どうもすみません ( I'm very sorry I've been boring you. 退屈させてごめんなさい )。

 ' I'm not bothered.' は説明済みです。' I'm not bothersome. ' のほうですが、この bothersome は bother からきた形容詞で、' to make someone feel slightly worried and upset' という「させる」の意味を引き継いでいます。

bothersome;
slightly annoying

annoy;
to make someone feel slightly angry and unhappy about something 「ね!」

 というわけで、bothersome という言葉は「ちょっと怒らせるような」という意味なので、' I'm not bothersome ' は 「どうでもいい、つまりそれによって怒らせれるようなことはない」という意味の ' I'm not bothered ' とは全く違う「私という人間は(人を)怒らせるような性質は持っていない、右上の絵の a bothersome mosquito のようなはた迷惑な人間ではではない」というような意味になってしまいます。

 ただ,I'm not bothersome なんていう言い方がそもそもされるのかどうかは疑問ですが。bothersome という言葉は old-fashioned ということで、使う人はいるかもしれませんが、サイモンが使うのを聞いたことはありません。 
by michikosimon | 2008-12-11 21:21 | イギリスにて | Comments(7)
Commented by Nami at 2008-12-11 23:26 x
早速取り上げていただいてうれしいです。

わたしは、’面倒くさい’と言う表現を頻繁に使うので、これってどう言うんだろうと思ったのです。Beとcanでニュアンスが違ってくるのは新しい発見です。


I can bothered to sew with took off a button. (ボタンをつけるのは面倒)
I'm botherd to sew with took off a button.(ボタンをつけるのはどうでもいい)?この場合bother は、適さないでしょうか?訳をつけるのにも困りました。I don't careの方がしっくりきます。

bothersomeにmake annoyingの意味があるとは知りませんでした。さんざん大した事もない質問で、困らせてしまっていたら、
Sorry, I could bothered you as my strange question.
Don't you think you are bothersome me.

英語にも自信ありませんが、ごめんなさい、変な質問であなたを煩わせて(面倒くさがらせて)私を煙たい人と思わないで下さいね。

過去形の場合は、 could が良いのか、was able to がいいのかどちらでしょう?
Commented by michikosimon at 2008-12-12 16:49
どういたしまして。
ただお書きになった英文にかなり間違いがありました。失礼かもしれませんが一応教師根性から直しておきます。
ただの書き間違いやうっかりミスならよいのですが。もしそうでなかったら、ちょっと重大なエラーが多いです。

I can bothered to sew with took off a button. → I can't be bothered to sew up buttons.
' I don't care about を使ってもいいです。
I'm bothered to sew with took off a button. → I'n not bothered about sewing up buttons.

Sorry, I could bothered you as my strange question.→ Sorry, I shouldn't have bothered you about my strange question.
Don't you think you are bothersome me.→ Please don't think I am bothersome. もっと自然なのは → Please don't think I am a nuisance
Commented by Nami at 2008-12-12 20:29 x
直して頂けてとても感謝しています。
ここでの英会話は日本語で聞けないのが難点で、私は多分重大なエラーにいつも気づかずに来てるのかもしれません。

I can be bothered to sew with took off a button.
これは、ボタンを付けるのはめんどう。(でもやらなくてはいけない)ただの自分の主張なのですが。やっぱりcan't be botherd なのでしょうか?botherを厄介と訳してしまうので、面倒と結びつけるのが難しいです。まだ頭で日本語を考えてるからよくないのですが。beはうっかりミスです。いつも受け身状態。(肝に銘じます)

sew up 新しいphrasal verbです。

as やaboutの使い方の違い、最後の文面の使い方など、私には?がいっぱいです。まだまだ勉強が足りないと感じました。まずはbotherをもっと使いこなしたいです。
Commented by Nami at 2008-12-12 21:04 x
すみません。直して頂いて反映されてなかったです。
I can be bothered to sew up buttons.
Commented by michikosimon at 2008-12-12 23:12
私のコメントへの答えはコメントを下さった方ばかりではなく、皆さんに読んでいただけるものと想定していますので、お気遣いなく。
今回はちょっと意味の解釈に問題を発見しました。
' I can't be bothered to sew on ( up 改め) buttons ' は「釦を付けるのは面倒でしたくないからしない」、' I'm not bothered about sewing on buttons ' は「釦を付けるなんてどうでもいいことだからしない」とどちらも「しない」傾きがあります。
グチをこぼすだけで結局はするつもりならこれより適当な ' It's a hassle ' という表現があります。以前書いたことがあるので、お捜しになってみては?
sew up はかぎ裂きなどのときで、ボタンは sew on の方がいいです。
Commented by Nami at 2008-12-13 00:17 x
そうなのです。今とっても苦労している点は、末広がりに覚えなければいけない単語がどんどん出てくる事なんです.

日本語で今回聞けた事で、hassle も探して勉強してみます。
Commented by michikosimon at 2008-12-13 10:38
' It's a hassle ' はどうやらまだブログには書いていないみたいです。そのうち書きますのでお楽しみに。それまでは辞書にお聞き下さい。
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