faithfully という副詞、どこにいれるの?

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d0086231_20494939.jpg 昨夜というべきか、今朝というべきか、眠いのを我慢して時代の変わり目を目撃しようと大統領就任式を見ました。

 44回目にもかかわらず素人っぽい式典で、音楽演奏や詩の朗読がどうしてあんなところに入れられているのだろう、と思ったりしました。最初の歌などは「あれ、イギリスの国歌のメロディー(歌詞は違いますが)!」とサイモンが驚いていました。何か意味があるのかもしれませんが、面白いですね。

 もう1つ面白いことがありました。「言語」の点から見ても興味深いものがあるので、取り上げてみます。

 副大統領の宣誓後(間に何故か音楽の演奏が入りました)オバマ氏が大統領の職務遂行の宣誓をしている時にそれは起こりました。ビデオをご覧下さい。

 私は途中長いポーズがあったので、最初オバマ氏が間違えた(立会人の読み上げた言葉を繰り返せなかった)のだと思ったのですが、そうではなくて逆に立会人の方が間違えて読んだのだとわかりました。元の文書では下記の2のようであるそうです。

 ポイントは ' faithfully ' という副詞の文中の位置です。

1, I will execute the office of the President of the United States faithfully and ......
2, I will faithfully execute the office of the President of the United States and ......

 「副詞の文中の位置はできるだけ動詞の前に置くのが望ましい」。絶対にというわけではなく、例外はいくらでも思いつくのですが、サイモンに言わせるとそうだそうです。確かに少し長い文になって副詞が最後に置かれたりすると、いったいこの副詞は何を形容しているのだろう、ということになってしまいます。

faithful;
remaining loyal to a person, belief, political party etc and continuing to support them

 ' faithfully ' で最初に思い浮かぶのは(特にイギリス英語を習った方にとっては)' Yours faithfully ' という手紙の終わりの決まり文句ではないでしょうか。

Yours faithfully;
( especially British English ) the usual polite way of ending a formal letter, which you have begun with Dear Sir or Dear Madam

 つまりこの文句は「名前を知らない人」への手紙に用いられるのですね。名前を知っている人へは ' Yours sincerely ' を使います。
by michikosimon | 2009-01-21 21:44 | イギリスにて | Comments(0)
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