幼い日に聞いた歌の歌詞、本当は

605

d0086231_2284224.jpgOh, when the saints go marching in.
Oh, when the saints go marching in.
Lord, how I want to be in that number.
When the saints go marching in.

 日曜版の新聞に載っていた「聖者の行進」の歌詞です。この歌は私の幼い日にもよくラジオなどで演奏されていて、なじみの深いものでしたが、歌詞が実際はどうであるのか確かめたことはありませんでした。

 このたび、上記のものと「幼い時にこう聞こえた」歌詞と突き合わせてみて、「ああそうだったのか」と思いました。

 幼い日から今まで確信は全くなかったものの、長い間「こう聞こえていた」という、記憶というか体験というか、ものはとても強力で、新聞上の正しい歌詞を目で読んだ後でもともすればそちらの方が出しゃばってきて困りました。' unlearn ' (一度学んだことを忘れること)はほんとうに難しいです。

 私の記憶ではこの歌はカタカナで書けば「オーワンダーセイ、ゴーマーチニー、 .... 」と聞こえていたんですね。そして3行目は、はっきりしないながらも「 .............. マンボ 」だったのです。

 一番面白いのが ' the ' が「ダ」と聞こえたことです。weak form の ' the ' ですが、前後の音にとけ込むようにリエゾンしてはっきりと響くときもあるのですね。' saints ' のおわりの子音のほうは消えてしまっているのに。

 ' number ' が「マンボ」に聞こえたのも理由があるのでしょう。おそらく聞き取れた母音の /ʌ/ と子音の /b/ から、「何か意味のある言葉」を作り上げてしまったのではないでしょうか。その時「なんとかのマンボ」という歌がはやっていたのかもしれません。

 久しぶりに長年の謎が溶けました。思い出しましたが、いつぞやのニュースレターに『英語に関して「ある事がストンと納得して理解できた」という喜びの瞬間をおぼえていませんか?』という質問をのせたことがあります。その後のクラスで何人かの生徒の方から「そんな幸せな体験は未だしたことがない」と言われました。私の言い方が大仰すぎたのかもしれませんが、謙遜し過ぎではないかなと思ったことを覚えています。

 その「幸せの瞬間」というのは、例えば今回の私のケースのように「ほとんどハミングでしか歌えなかった歌の歌詞がわかった」というものでもよいのです。

 また、ラジオ中国語講座で講師の人が毎回最初に言う「ニーマハオ」がどうして「ニーハオ」ではないのかと思っていたところ、1年以上経った頃突然「ニー」の複数の「ニーメン」が使われているからだ(「皆さんこんにちは)と納得したことなど「ある事がストンと納得して理解できた」ことの1つだと私は思っているのですが。私には大きなことでした。
by michikosimon | 2009-02-02 22:42 | イギリスにて | Comments(0)
<< despicable 久しぶり... bit by bit 「少しず... >>