quite good ' very good ' にも ' fairly good ' にも

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d0086231_22251574.jpg 2.3日前に quite は時に基本的な ' more than a little, but much less than very ' の枠を超えてしまったような意味合いででも使われる、と言ったことがあります。今日はそれをも含めてこの言葉の「気を付けるべき性質」についてお話ししたいと思います。

 ' quite ' は British English であり、又 spoken の言葉です。辞書でこの言葉を見てみるとほとんどの例文がはっきりと「誰かに話している」ものだということがおわかりになると思います。

 ですから、時には、(例えば、人によって感じ方も違うし)「あまりはっきり言うのを避ける」意味からぼんやりした quite を便利に使うこともあるでしょうし、科学者や会計士として話しているわけでもあるまいしというので「そんなに前じゃないし、まあ最近」というふうに quite を使うこともあると思います。

 ところが、時には同じこの言葉が ' very ' と同じように使われることもあるのです。

 それではどうやってイギリス人はこの2種の意味の区別をつけているのかというと、ひとつには「声のトーン」です。この言葉が spoken word だということを頭に刻んで下さい。

 同じ 「quite + 形容詞、副詞」でも、例えば quite good が " quite good " というふうに good が ' strong form ' で、つまり強く、ピッチが高く、少しゆっくり目に言われると ' very good ' のようになり、 " quite good " のように quite を ' strong form ' で言うと ' fairly good ' のようになってしまいます。

 辞書には色々な idiom が載っており、はっきりと fairly の意味のものも very のものもあります。サイモンに「もしこの very の意味の idiom を quite のほうを強く言ったら、この idiom は辞書の定義どおりでなく受け取られ得るか?」と聞いたところ、「まあそうなるだろう。」ということでした。ただし、外国人が「自分達が普通言うのと違う変なアクセントで言うのを聞いたら、まず頭が混乱するのが先で意味を考えるのはその後になるかもしれない」とも言っていましたが。

 話し言葉の定義というのは難しいですね。音声付きでないと正確なことは伝わらないこともあるようです。
by michikosimon | 2009-02-06 22:29 | イギリスにて | Comments(3)
Commented by One of hatopopp at 2009-02-07 14:38 x
MichikoSimon様:
今日のブログで問題の件を取り上げていただきまして、ありがとうございます。程度を表す副詞の不等号を用いた大小関係のネタ元は、次のURLです(⇒スパム扱いされるので、最初の"h"は抜いています。)。
ttp://d.hatena.ne.jp/workhorse/20080923
このブログの主は、おそらく文章からアメリカに住んでおられる方と思われます。この方も言われておりますし、今日のMichkoさんの記事でも解説されていますが、まさにアクセントをどこに置くかで、意味合いが変わってくるとういことが分かりました。
この種の問題に関する習得は、実地のネイティブの方との会話でしか、なかかな習得できないと思います。私は現在、残念ながらそのような機会を持てません。それから、Googleで上記の4つの言葉を並んでキーワード検索すると、結構な数のヒットがありました。これの意味するところは、それだけ、これら副詞の使い方に悩んでいる人々が多いことを物語っているようにも感じました。
Commented by michikosimon at 2009-02-09 21:43
きょうのブログに書いたように、実際はイギリスに何年も住んで、学校に行っていようとも、言葉のそういう使い方に気付くことさえ運次第ということもあります。
1つにはネイティブの人達がそういうことをほとんど自覚していないということもあると思います。物まねされたその教師は例外中の例外という気がします。
Commented by One of hatopopp at 2009-02-10 04:57 x
今日のブログでも取り上げていただきまして、ありがとうございました。

これからもためになる記事を書いていただくことを楽しみにしています。
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