a very casual questionnaire

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d0086231_111471.jpg さてフランス人の男の子の巧みな声色によって、the excellent TESOL teacher の教えが私に染み込み、こうして私を通じて(多分もしかしたら私と一緒に笑っていた他の人たちによっても)広まっていく( I hope )のは素晴らしいことだと思います。

  もうひとつ ' quite good ' にまつわる思い出があります。

 もうすでに述べたと思いますが、' quite ' は spoken で使われる「口語」です。普通文書の中でお目にかかることはあまりありません。ところが、1度私はこれを経験しました。

 ある collage で社会学の A レベルコースを取っていたときのことです。もうコースの終わり頃、試験の直前のことでした。私達は questionnaire paper を渡され、そのクラスの教師、授業の評価をするよう言われました。

 ' questionnaire ' というのは日本語でいう「アンケート」で、よく劇場へ行くと渡される関連公演の広告の束に必ず入っているあれです。' a lot of questions about something ' ですね。総計して何かの傾向を発見するのに使われます。

 これは私にとっては最初に ' quite ' の意味に疑問を感じた機会だったのでよく覚えています。

 そこにはクラスの講義が良かったか、そうでもなかったか、私達はそれに関してどれほど勉強したとか ...... の質問が並んでいたと思います。

 他の質問は覚えていませんが、「講義が良かったか、そうでもなかったか」だけは忘れられません。評価が5段階かで書いてあり、該当するものに tick するのです。

 その評価がたしか上から、' very good ', ' good ', ' quite good ', ' poor ', ' very poor ' とありました。一見して ' quite good ' の位置に納得のいかない気分でした。大体 quite=very と思っていましたから、' good ' よりさらに下位とは。

 まわりの若い学生に聞いたら「アラそう思ってたの」みたいな感じで微笑んでいるばかりで、ちょっと国語の文法を説明したくとも説明できない日本人のような感じでした。例の take-off を鑑賞する1年程前だったでしょうか。

 その collage の当時の社会学の教師はかなり変わったというか interesting な方で、宗教の社会的機能を説明している時「 ' Religions are wicked. ' という声がある」と外人の私にはなにやら意味不明のことを板書なさっていたのを思い出します。' wicked ' はストレートにとれば「道徳的に問題がある行動のしかたを言う」というふうに negative な意味なのですが、これが spoken では ' very good, excellent ' という逆の意味になってしまうのです。' Religions are wicked. ' はこの積極的なほうの意味です。

 まあともかくそんな方なので、上記の口語を用いた a very casual questionnaire をお作りになったのでしょう。

 「まあまあ ..... 」とか「ある程度 ..... 」、「少し ..... 」、「どちらかと言えば ..... 」などは、よく考えてみれば「 ..... とはっきり言えるほどではない」という意味で「 ..... 」より下位にあるはずなんですよね。
by michikosimon | 2009-02-10 13:50 | イギリスにて | Comments(0)
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