I'd rather not ていねいなお願いへのていねいな断り方 

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d0086231_2142749.jpg 昨日の記事中 ' It's not too big for you at all. I rather like the way it fits you. ' のところをうっかり読み違えていました。「大きすぎることはないですよ。そういう風に(ゆるやかに)フィットするところがいいんじゃないかなと思いますけれど」という解釈に訂正致します。すみませんでした。

 さて、' rather ' が「やや formal 」な言葉ということでしたが、そのことをしっかりと摺り込むのに ' I'd rather not ' という表現はうってつけではないかと思います。

 「英語にも敬語があるの?」とびっくりなさる方もおられるかもしれませんが、もちろん英語にも「丁寧語、丁寧表現」はあります。誰にでも同じように話しても構わないというふうには社会はできていません。

 例えば「人にものを頼む言い方」にも丁寧度がいくつかあり、そのうち普通最上とされているのが ' Would you mind ....ing .... ? ' という表現です。

Would you mind standing please ? 「お立ちいただけますか?」

 この質問は私達の Sports English style では「変則」の類に入っています。そのまま意味も考えずにストレートに Yes I would/No I wouldn't では「社会性のある」受け答えにはならないのです。

 ' mind ' という動詞が ' feel annoyed ' であることにも注意してください。「お立ちいただけますか?」は意訳で、より正確に言うなら「お立ちになることがご不快となるでしょうか?」とでもなるでしょう。

 ですから、「立っても良い」と思うなら、答えは No となり、「立つのはイヤ」なら、答えは Yes になります。が、しかし、No は構いません(実際は No, I wouldn't はおかしいので、No, I don't mind it at all というのが Sports English style の答えです。一般的には短く Not at all がよく聞かれます)が、' Yes ' と言うのはかなり反社会的(?)な、つまりけんか腰ともとられる答えです。「ええ、立つなんて不快ですわ」。いくら自分は英語のよくわからない外人だといってもこんなことは言わない方がいいです。

would rather;
if you would rather do or have something, you would prefer to do it or have it,

 さきの Yes の答えは、つまり「立ちたくない」ことを伝える答えは;

I'd ( would ) rather not ( stand ). 「できましたら立ちたくないのですが」

 が socially acceptable でしょう。

 こういう意味で ' rather ' と ' formal ' が私の中ではすんなりと結びつくのですが、皆さんは如何でしょうか。

 ' Would you mind ... ' とか ' I would rather ... ' とか ' would ' が多用されていますが、これは「丁寧に」ものを頼む/断ることに由来します。ストレートに「 .... してください」ではなく「もし .... をお願いしたらお気を悪くされますでしょうか」というふうな間接的な持って回った言い方にするための「条件法」を使用しているのです。

 久しぶりに ' prefer ' が出ました。ある映画で用いられたこの言葉の印象的な場面を、御興味のある方はどうぞご覧下さい。
by michikosimon | 2009-02-13 23:12 | イギリスにて | Comments(0)
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