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shut/close

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 ドアや窓を閉めるというごく日常的な動作を言う時、少し気になることがあります。私はアメリカ英語からイギリス英語への転向者です。以前は close を使いがちだったのですが、いつのまにか shut 派になりました。日本の皆さんは close 派ですね。

 shut が British で close が American かどうかは知りません。ただイギリスではドアや窓や引き出しやふた(カーテンやブラインドそして本や時には目も)を閉めるという時 shut がよく使われるということは確かです。

 このことについては2つ面白い話がある(私だけが面白がっているのかもしれませんが)ので御紹介しましょう。

1、スコットランドの施設にて;
 
 1人の女の子がスタッフにある男の子の告げ口に来ました。
' He told me " Shut your face! " '
 この言い方( shut your face )はかなり無礼な「黙れ!」です。そのベテランスタッフは平然と、
' You have to listen to him carefully. Probably he didn't tell you to shut your face, but to shut the door.'
 うまいものだと思いました。軽い口争いくらいは起こるかなという懸念は見事にかわされました。

2、数年前ある大学教員が教室を訪れた時のこと;
 
 彼が入室して席の方に歩き始めようという時、サイモンが ' Could you shut the door please? ' と言いました。客は本当にわからなかったのか、それとも単に自分の言い方を曲げたくなかったのか、 ' Do you mean to close the door?' と訊き返し 、サイモンもまたそれを単純に認めず、 ' Yes, to shut it. ' 。おかしかったです。実生活でもテレビ、映画などでも、こうした意地の張り合いは笑えます。

 このトピックを書くにあたって代表的な教科書(日本の中学英語、イギリスの英会話教本、イギリス、アメリカ両方の子供用絵辞典)を調べてみました。 shut も close も驚く程見当たりません。日常よく用いる言葉ですがねえ。辞書にも特にイギリス、アメリカのどちらかに特有などの指摘はありません。

 close はサイモン曰く「東大英語(やたら low frequency な言葉を使いたがる英語)」かも知れないと思って Word Frequency Table をあたってみてもやはり答えは出てきません。close の方が shut よりも頻度が高い( high frequency ) です。

 これは have got と同じローカルな言い方(言語集団が小さいので全体での頻度は低い)なのでしょうか。have got よりも have のほうがもちろん high frequency です。

 ともかくもイギリス英語では shut は口語として一般的に広く使われています。ただし、Shut your face/mouth! は Shut up ! と同じ意味になります。書き言葉としてはあまりなくて、窓口などカーテンがかかって ' Closed ' の札が下がっていたりするのはアメリカと同じでしょう。

 私はもうアメリカ英語にはもどれませんが、戻れたとしても shut a door を close a door にする気はないです。リズムの問題ですね。have got も shut a door もそのリズムが身に付いてしまって close という、なんというか少々まだるっこしい言い方には戻りたくありません。
by MichikoSimon | 2006-10-31 11:21 | イギリスにて | Comments(0)

ballet - buffet - duvet

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 cabbage-village-spinach, London-onion-oven に続く発音セットの第3弾です。 今回は発音されない綴り字 の t です。

ballet /'bæleI/

 意味は写真の通り。日本語には v の音がないので区別しにくいのですが、バレーボールは volleyball で、この ballet とは全く似ていない言葉です。

buffet /bə'feI/

 これのフランス語読みが日本語化しています。ビュッフェではなく、バフェイに近い音です。

duvet /'duːveI/

 quilt とも言われます。掛け布団です。blanket とは別物です。あまり日本で教えられる英語には出てこない単語ですが、イギリスでホームステイなどをすると早速耳にするでしょう。

 このタイプの言葉でもう一つ私がすぐ思い浮かべるのは Pinochet (あえてカタカナで書くと「ピノシェイ」か)という名前です。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、この名は日本の新聞などでは「ピノチェト」と書かれます。大虐殺で悪名高いチリの元大統領です。チリではどんな音で読まれるのか知りませんが、/'pInəʃeI/ が英語式です。
by Michikosimon | 2006-10-30 00:20 | イギリスにて | Comments(0)

some flowers/flowers

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 先週のクラスでひらめいたことをお話しします。 Headway というテキストの elementary level でのことでした。

 a, There're 5 flowers in the vase.
 b, There're some flowers in the vase.

 上の2つの文の違いを考えなさい、という課題があたえられています。生徒からの答えは予想通り、「a の文では数がわかっているが、b ではわかっていない」でした。これは多分中学で教えられている答えだと思います。英文の鑑賞者の答えですね。それが悪いとは言いません。が、それだけでは生徒が英語を使えるようになる助けにはならないのではないのでしょうか、というのが今日のトピックです。

 a の文には問題はありません。5本の花という数までも言いたい時には、生徒はちゃんとそう言うでしょう。問題は b の場合、複数のものであるが数を言う必要がない場合です。私の予想では、生まれて以来のバイリンガルは別として、初心者から上級者までほとんどの人が some を落として ' There're flowers in the vase. ' と言うと思います。そしてこれは、あとで述べるように必ずしもクリアカットではないにしろ普通は「間違い」です。

 実は私もそういう間違いに気付きもしない1人でした。例えば日曜の朝など、' I'll do gardening.' などと言ってサイモンに ' No. You'll do some gardening! ' と何度直されたことか。今から5、6、年前までそれは続きました。こういうことは定着するまで時間がかかるんですね。

 間違いの理由は;
 
 英語では、そのものを一般的に言う以外には前に何も付けない「裸の名詞」を嫌う傾向がある、からです。英語では冠詞( a/an the )や determiners ( some/any many/much little/few etc. )などで名詞を限定して、裸の名詞が使われる ' things in general (物一般) ' と区別します。

 サイモンの correction に際して、直してくれるのは有り難いけれどあまりたびたびだと、ついムっとして「私は一般的な gardening を意味しているのだ、washing ではなく、 cooking でも reading でもなく gardening をすると言っている」と言ったことも何度もかありました。でも無駄でした。彼の言い分は、「こういう時ネイティブは I'll do some gardening と言うものだ、母も姉もそう言ったし、言っているはずだ。」でした。加えて「(屁理屈に聞こえるけど)たとえ本当に庭仕事一般を意味しているとしても、 こういう時にはsome を言ったほうがよい。さもないと君たち日本人はちゃんとした言い方を決して学ばないから」とも言いました。

 私も今は彼の意見に賛成です。私自身今述べている英語の(日本語に比べたうえでの)こういう性質に気付いたのは数年前と、ネイティブの間で暮らすようになってから10年近くたってからでした。こういうことはあまりにも(日本人にとっては)小さすぎて(またはつまらないことすぎて)わからないんですね。一方、日本語や日本語と似た言語の影響を持たない人たちからみたら「文法以前のあまりにもあたりまえで、それを教えるなんてことも思いつかないこと」かもしれません。この両方が絡み合って、間違いを指摘しにくい、指摘されても素直に受けにくい、受け取ってもすぐ忘れてしまい易い、という負のサイクルに入ってしまっているのではないでしょうか。サイモンが最近しみじみと「日本人は皆こういうことは取るに足らないことだと思っているのではないか。」と言っていましたが、私も自分のことを振り返ってみて賛成です。

 ところで、私の言い訳もまた時々ある生徒の皆さんの challenge も全く根がないわけではありません。前の段落で「クリアカットではない」と言いましたが、確かに普通の物一般を意味しない言い方( There are some .../ I'll do some ..../ I ate some ....)ではあるが(極めて似ているが)、実は 物一般を意味するのに近い言い方もあります。例えば、 ' There're flowers. There are servants. There're tables, chairs and silver ornaments..... ' などと、実際目の前の物について述べていても、それがある邸宅の立派さを表すためにあたかも 物一般のように使われているという場合もあります。生きた人間が使う言語ですから様々なグラデーションがあり得るでしょう。

 The moral of today's article is;
 (今日のこの記事で学んでいただきたいのは)、一般的でない具体的な物を意味する時にはその前に何か冠詞とか some とかを付けましょう、です。
by Michikosimon | 2006-10-29 16:53 | イギリスにて | Comments(2)

last and take

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 前回の続きです。

 last の意味

 1、to contimue for a particular length of time
 2、to continue to exist or remain in good condition for a long time
 3、to manege to remain in the same situation, even when this is difficult
 4、to be enough for someone to use

 とまあいろいろあるのですが、わかりやすいように少々乱暴にまとめてしまうと、

 to continue ( to exist or remain OK)
(長く、または、ある程度の、の別はあるにしても)(常識的な質を keep して) 続く、保つ


となります。

 イチゴは1日、卵は1週間、梅雨は1ヶ月、人のうわさは75日保つ/続くとか言いますね。安倍政権はどうなのでしょう?

 The supper will probably last till tomorrow morning if fridgged.
 作った夕食は冷蔵庫に入れておけば多分あしたの朝でも大丈夫、保つでしょう。

 この動詞の主語は主語は「有り続けるところのもの」つまり上の例では、イチゴ、タマゴ、梅雨、人の噂であり、夕食です。この点は昨日の意味の take に比べてわかりやすいですね。

 この動詞は自動詞と呼ばれるもので目的語をとりません。時間量(1時間、3日間等々)には for がついたりつかなかったりします。 おそらくこれが木曜日のクラスの方々を混乱させた元凶ではないでしょうか。

 a, It takes 10 minutes to walk to the bus stop.
 b, Each lesson lasts ( for ) an hour.

 これは Linking verbs といわれる動詞に場合起こります。ごく簡単に説明すると、動詞には Action verb と State verb という区別、そして他動詞、自動詞の区別があります。この2つの区別がきれいに対応していなくて、 Action verb ではないのに前置詞なしの「目的語のようなもの」がついている文に時々お目にかかります。上の2つの文がそうです。

 もし、take と last の意味の違いから、「 .... が要る」が他動詞のようで、「 ..... の間保つ、続く」が自動詞のように思えるなら、その感じに従ってtake には決して for をつけず、 last には付けるようにして下さい。それで間違いとは言えません。
by MichikoSimon | 2006-10-28 13:42 | イギリスにて | Comments(0)

How long did it take?

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 昨日のクラスの後サイモンからこのテーマで書くように頼まれました。私も take に関しては、使い方の点で皆さんのあいだに何かまだ腑に落ちていないものがあると感じていたので、この際 last という「似ている」と感じられやすい語と一緒に徹底的に意味から使い方までも述べてみたいと思います。

 take の意味d0086231_10583038.gif 
 これは普通「(時間が)かかる」として記憶されている語です。でもこれだけでは読んだり聞いたり受け身での英語では何とかなるかもしれませんが、これを自分で言ったり書いたりしなければならないとなると、多くの方が「さて、どういう風に ..... ?」と迷うのではないでしょうか。

 もう1歩進めて『「(時間が)かかる」とはどういうことか』を考えてみましょう。私たちは全く異なる2つの言語を取り扱っているのですから、日本語の訳語(本当はこれなしに外国語を習えばこういう手間はいらないのですが)が何を意味しているかをも時には探ってみた方が良い場合があります。『もし「(時間が)かかる」という言葉がわからない小学生がいるとしたら、その子にどうやって易しい日本語でこれをわからせるか』を考えてみて下さい。

 こういう時に役立つのが英英辞書です。以前やさしいものも紹介しましたね( Oxford Elementary Learner's Dictionary )。どのような英英辞書でも日本語の意味を「噛み砕く 」のに非常に有用です。

 例えば、How long does it take to walk to the station? という文に使われている take の意味は:

 need some time ある時間が要る です。

 例えば、ソバを茹でるのに5分、犬の散歩に30分、ハガキ1まい書くのに10分、地球が太陽の周りを1周するのに1年、赤ちゃんが大人になるのに18年という時間が必要である、ということです。

 これが take のこの場合の意味ですが、これをもう少しキチンとみていくと使い方がわかってきます。ある量の時間が必要な主体(文の主語になるべきものですが)はいったい何でしょう?  「地球が太陽の周りを1周するのに1年要る」という時、「地球」が主体でしょうか? この語がよく使えない方はここに思い違いがあります。「地球」がではなく、「地球が太陽の周りを1周すること」が1年という時間を要する、と理解してください。How long does it take to walk to the station? という文の場合はもっとはっきりしています。ここでは「歩くもの」は一般的な人、つまり「誰でもよい誰か」です。時間を要するのは「どこかから駅へ歩いて行くこと」なので、それがどのくらいなのかを訊ねている文です。つまり、

 主語はその行為をする人間ではなく、その行為そのもの

 ですから、「夕飯の支度をするのに1時間要る」と言いたい時、’ Cooking supper takes 1 hour. ' となります。でもこれは頭でっかちの文で、言いにくいし、聞いてわかりにくいので、普通は It takes 時間 to 不定詞」のかたちにします。もう1点、目的語としての時間量の前に for は要りません。つまり、

 It takes 1 hour to cook supper.

 ところで、同じことをするのに手早い人もいればのろい人もいます。人によって違うということで「誰」を入れたいのなら、基本形は:

 My cooking supper takes 1 hour. となります。これを展開して、

 It takes me to cook supper. です。

 ' my ' だの ' me ' だのよくわからない、とここで投げ出さないでください。これはただ動名詞を不定詞にする文法的処理なので、今ここに述べたことを1度理解したら、もういちいちこんな操作をする必要も考える必要もなくなります。結局、

 その行為の主体である人間を入れるなら、「 It takes 人 、時間 to 不定詞」となります。もう1度同じ文を繰り返すと、

 It takes me 1 hour to cook supper.

 ' last ' について、そして ' last ' と ' take ' との比較はまた明日。
by MichikoSimon | 2006-10-27 12:19 | イギリスにて | Comments(0)

will/shall, Could you/Would you ...?

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10月14日の記事にコメントを下さった方への返答

d0086231_1111921.jpg1、 willl/shall

 shall はイギリス式のようでアメリカではあまり使われないそうです。右の写真のポスターは日本のオリジナル版 ' Shall We Dance? ' ですが、アメリカ製のリメーク版もありますよね。

 そのうえ、イギリスでも I と we 以外にはあまり使われませんし、ほとんどが Shall I ......? か Shall we ......? の形です。ですからこれだけをまず習っておけばよいでしょう。

 意味は英語版 Murphy's ' English Grammar in Use ' によると、 ask somebody's opinion in offers, suggestions とあります。つまり「何々してあげましょうか? (offer)」とか「何々はどうでしょうか (suggestion)?」という意味で、そのどちらなのかはコンテクストによります。
 
 Shall I open the window?(窓を開けてあげましょうか、または、開けましょうか?)
 
 Shall we go now?(今行きましょうか?)

2、 Could you/Would you ......?

 質問は両者の違いは何か?ですが、違いはありません。どちらも相手に何かをして下さいと礼儀正しくお願いする request の言い方です。Could you の方がよくつかわれます。
 
 Could you wait a moment. please?

 Would you please be quiet?

 Could /Would you open the window, please?

 Could you pass me the pepper. please?

 上の sentences は Could が来たり Would が来たりとまちまちですが、どちらでも意味はほとんど変わりません。あまりこだわらないほうがよいと思います。

 違いを意識して欲しいにはむしろ

 Could you .........,please ?  ( requests  してくださいませんか?)
 Could I ...............,please ? ( asking for permission  してもよろしいですか?)

 の方です。このペアは私が海外留学や海外での仕事の前の特別レッスンの時には必ず教えるものです。きわめて実用的な面で役立つと思います。

 下にいくつか語句があります。それらを上の2つの表現にあてはめてみてください。Could you , Could I のどちらにも OK な語句もあれば、どちらか1方にしかあてはまらないものもあります。次々に文を作ってどんな場面で使えるかいろいろ試してみてください。 .... のところは自分で自由に作って下さい。ここにない表現も考えてみてください。

have a room /have a ticket /have a look at it / see a doctor
show your ticket / show it to me
tell me where / what ... / when .... / what time .... / why .... / how to get to platform 2
have it back
check in / check out / book a table for 3 people
by MichikoSimon | 2006-10-26 18:58 | イギリスにて | Comments(3)

English Breakfast

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 さてお待ちかねの English breakfast です。前回に述べたように、普通の家庭の朝は日本と同様忙しく、とても full English breakfast など、作る暇も食べる暇もありません。

 私のイギリスでの最初の滞在地のコベントリーでの普段の朝食は、紅茶に toast か cereal または両方。たまに変わったものとして crumpet, muffin などが出されました。この crumpet を私はある言語学習的理由でことに気に入りました。このことについては機会があったら書きます。これらパン類にはバタージャム、甘いのが嫌いな人は marmite などを塗って食べます。トーストにまずバターを塗ってからジャム、はちみつなどを塗る、という習慣はイギリスで学びました。太るわけですね。

 こういう日本とほとんど同じ朝食習慣を旅行者は多分覗くことなく、ホテルや B&B などで full English breakfast などを召し上がっているのでしょう。昨日のせた写真でも明らかなように、これは非常にボリュームのある食事です。私などこれを食べると満腹感が延々と続き、昼食もほとんど要らないくらいです。

 私たちの full English breakfast の食べ方;

 まず starter としてオレンジなどのジュースと cereal、または運が良くて musli (乾いたものでなく、ミルクに1晩ひたしたもの)があればそちらをを食べます。

 その後注文した cooked breakfast が熱いお皿にのって運ばれたのをいただきます。ソーセージはあまり好きではありませんが、ベーコンは必ず選びます。ベーコンを焼く時にでる脂で炒め揚げした半切れのパンはとても良い風味があるので、ときには頼みます。卵は(注文時に How would you like your eggs? と聞かれる) scrambled にします。あとは fried mushrooms や grilled tomatoes を、サイモンはそれに baked beans を注文します。脂っこいものばかり。
 
 そしてそのさらに後、トーストとバター、マーマレードをお茶かコーヒーと一緒に食べます。

 こんなことを毎日していては絶対にいけない、というような食事です。旅行から帰ったらスポーツジム通いに精を出さねばなりません。とはいってもついこれを注文してしまうんですよね。

 なかには自制できる方もいて、スペインの女の方などは、シリアルとパンだけをチョコレート(飲み物)と一緒に食べるのが好きなようです。スペイン製のインスタントのトロリとしたチョコレートドリンクを持って旅行する人もいるくらいだそうです。彼らはパンをちぎってチョコレートにひたして食べるのです。

d0086231_23474224.jpg もしイギリスに行ったら、ガイドブックにのっているような旅行者でいっぱいの有名なレストランばかりでなく、時にはどこにでもある普通の地元のイギリス人の行くような cafe(caff ともいう) や pub( lunches/evening meals available とある所のみ) をのぞいてみては如何でしょうか。写真にあるようにほとんどの cafe や食堂にはこの full English breakfast はあります。朝食ですがたいてい1日中 (served )食べられます。またここに限らず vegetarian 用のメニューは必ずと言ってよいほどあります。

 日本人の口に必ず合うとは限らないかもしれませんが、日曜の昼も近い頃近所の人が 新聞などを手に English breakfast を食べにきているのが見られるでしょう。 fish and chips にならぶイギリス食の代表です。
by MichikoSimon | 2006-10-25 00:01 | 英語

He's always asking us to notice him.

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 always の使い方

 今日は English breakfast のお約束でしたが、忘れないうちに書いておきたいことが出てきたので、延期いたします。

 Shiritori に;

My brothers always play video games. とありました。

 投稿なさった方、ありがとうございます。多分 ' OK ' くらいの評価をさしあげたかと思います。理想的ではないのです。理想的には;

My brothers're always playing video games. といきたいところです。

 何故かと言いますと;

 もとの文は何を言おうとしているかを考えてみます。これは本当に「弟(兄)たちはいつも、24時間、年中テレビゲームをする」と言っているのでしょうか??? そんなことはありえないですよね。寝たり、食べたり、学校に行ったりしなければならないでしょうから。

 むしろこの文は「なんだ、こいつらいつもオレがテレビを見たい時(または静かに本を読みたい時)ゲームをしているじゃないか!」のように、「いつも」をいささか感情的に使っている(文字通りにではなく)と考えるのが自然だと思います。もし違ったら言ってください。

 always は多分中学1年で習う言葉ですが、使いこなすとなると少し熟練を要します。
使い方をおおまかに分けてみます。

1、Present Simple (単純現在形)過去形など、 'all the time, at all times, on every occasions ' という原義で使う e.g. Tea's always served at 5.

2、現在完了形と共に使う、 ' for a very long time ' の意 e.g. I've always wanted to go to Paris.

3、 will と共に使う、' forever ' の意 e.g. I'll always remember that day.

4、現在進行形とともに使う、その時は ' ある人が何かを頻繁に行う、しかも発言者をイライラさせるようなやり方で ' という意味が込められる

 原文どおり Present Simple に always だと、この always は ' all the time, at all times, on every occasions ' の意味となり、何かこれを限定する別の語句がない限り( 例えば in the mornings 毎朝, after supper 毎夕食後, at 5 o'clock 毎日5時 )、文字通りの「いつも」になってしまい、不可能な場合もでてきます。

 4の意味の例文であるタイトルの意味は;

 私たちが動物園に行くのは普通動物の自然な生態を見たいからです。あまり観客を意識するようにみえるこのサルなどは歓迎されないでしょうね。目立ちたがりやというかサービス精神旺盛というか、うるさくポーズをとって「見て、見て」というようなサルです。ここでも「いつも」は「観客が近付くと決まって」という迷惑の感情のこもった語です。
by MichikoSimon | 2006-10-24 11:22 | イギリスにて | Comments(2)

Aga

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 Aga is a brand name.

 Aga というのは鋳鉄製の stove のメーカーの名であり、その製品のブランドネームでもありますが、ほとんどこの種の stove を示す一般名詞として使われるようになってしまいました。Hoover も同じように元々は電気製品のメーカー名ですが、これが vacuum cleaner(電気掃除機)を表す一般名詞になり、更に vacuum cleaner で掃除をするという動詞にまでなって辞書に載っています。

 stove というのは日本語のストーブとは少し違って、 heating と cooking の両方を目的としたものです。ですから kitchen に設置され、寒い時(地方によって異なるでしょう。温かい Bristol では10−4月、スコットランドなどではもしかしたら1年中かもしれません。)には24時間付けっぱなしにします( Aga はつけたり消したりを頻繁にするものではない)。

 Aga はそうどこにでもあるものではなく、私が実際に見たのは、2つだけです。1つは働いていた Raphael House にあってこれは実際に使ったことがあります。それは10−12人の食事作り用の、ちょうど写真の Aga と同じサイズでした。もう1つはフラットを探していた時内見したうちの1つにあったもので、そこは値段が高すぎてあきらめました。あとはテレビで見た、イギリスのベテラン政治家の家で奥さんがこれで調理しているところ、そして英会話学校に通っていたころ級友の1人のホストファミリーの家にあると聞いたこと、だけです。も1つ働いたことのあるスコットラッンドの Garvald の台所はどうだったのかはよく憶えていません。70人分を調理する大きなものなので、Aga も大きすぎてかえってそれとわからなかったのかもしれません。

 さて、限られた私の体験から乱暴な結論を導きだすとすると;

「Aga があるのは比較的大きくて裕福な家が多い」でしょうか。

 これにはいくつか理由が考えられるでしょう。まずこれは暖房用でもあるので(スコットランドは知りませんが、Bristol では夏の間は消してしまいます)、これの他にもう1つ cooking rings と oven と grill のついたガスまたは電気の調理機具( cooker )が要ります。そして付けっぱなしなので維持費がかかるでしょうね。余談になりますが、フラットハントの時の大きな家の Aga 上には運動靴( trainers )が、乾かすためでしょうか、置いてありました。ちょっと日本人にはマネできないですよね。

 写真のように上部にいくつかの(これには2つ)hot rings( hot plates) があり、下部にいくつかの oven(これも2つ) があります。興味のある方は Aga のリンクからより詳しい製品の説明を読んで下さい。

 ここで English breakfast の話の戻ると、
 
 たしかに冬の間は、Raphael House タイプの小さな Aga でも、ナベなどをのせて加熱するガスなどのリングなどが6つある( Aga の大きな2つの hot platas とガス台に普通ついている4つの rings )ので フライパンを沢山のせて(4つはのるでしょう)、ベーコン、パン、卵、ソーセージ、マッシュルームなどそれぞれに入れて1度に調理できます。2つあるオーブンで調理もできるし、皿をあたため、うっかり冷めたものを温め直すこともできます。写真の下の oven は温め用でそれほど熱くありません。夏は1つのフライパンを半々に使って違う食材を料理したりするのでしょうか?

 d0086231_21363147.jpg電子レンジ microwave oven は今はどうだかしりませんが、当時は全く珍しかったものです。

 その他、トースト、お茶があるんですね。English breakfast を作るのは忙しいです。

 English breakfast についてもうすこし、また明日話します。
by MichikoSimon | 2006-10-23 11:00 | 英語

driving instructor, an introduction to English breakfast

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 私の運転免許証 driving licence はイギリスで取った物です。イギリスで driving lesson を受け、 driving test を受けて手に入れました。ただ今回はイギリスの driving school や driving practice のことを書くのが目的ではなく、 English breakfast の話への導入をするだけです。イギリスの運転免許取得事情についてはまたいつか書きます。

 私を担当した BSM ( The British School of Motoring ) の driving instructor は1児の父で、とても patient ないい人でした。彼は毎日曜日の朝 English Breakfast を作るのだそうです。彼によると、それは大変な作業で、卵、ベーコン、ソーセージ、フライドブレッド、フライドマッシュルーム、グリルドトマト、ベイクドビーンズなどのすべてを別々に調理し、しかも同時に出来上がるようにしなければならないのだそうです。次々とコースのようにするのではなく、イギリス風に全部大皿に乗せて1度に出します。

 English Breakfast というのは、明日くわしく説明しますが、旅行者がホテルか B&B 、または町の食堂で供される商品として以外には存在しないも同然のものです。English afternoon tea よりはあちこちに出回っていますが、ある意味で似たようなものでしょうか。それが家庭でも作るものであるということをこの時知りました。

 私の知るかぎりのイギリス人は日本人の大多数がそうであるように、あまり豪勢な(肉、魚を含む)朝食を食べません。でもたまに聞く話では、例えば道路作りに携わっている人たちが職場にある小さなキッチンで仕事前にベーコンを焼くとか、古い話では D・H・Lawrence の ' Sons and Lovers ' の中などで読んだ朝食の場面など、肉体労働をする人たちなどはかなりこってりとした朝食を食べているのでしょう。

 ともかく、この driving instructor の English Breakfast の話を友人にしたらその人は、「Aga があれば別だけど、ないとかなり大変だろうね」と言っていました。' Aga ' とは?

 この続きはまた明日。

 写真の車の中で子供が運転しているように見えますが、これはどこかのプレイパークの宣伝写真です。きっと動かない車でしょう。
by MichikoSimon | 2006-10-22 09:34 | 英語 | Comments(0)