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I can't be bothered.

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 前回の ' I'm not bothered. ' と同様この表現もよく耳にします。同じように聞こえますが、多少ニュアンスが違います。

 昨日の表現は「たいした違いはない、どうでもよい」、こちらは「めんどくさいからしたくない」というような響きです。

' can't be bothered ' is used to say that you do not want to do something because you do not have enough energy or interest.

 右の絵の少年はコンピューターを習うなどということは ' can't be bothered ' と言っています。

d0086231_23503059.jpg さてこの ' bother ' の元の意味ですが、一番よく使われるのが、' make an effort ' という意味で、

We are very happy to see a lot of people did bother to come such early in the morning.......

 これは Bristol の Hotair Balloon Festival (風の関係で開会が非常に早い朝となる、よく憶えていませんが6時かそれ以前)で commentator がマイクに向かって言っていたことの1部です。' did bother ' という強調部に「わざわざこんなに早くよくお越し下さいました」という彼ら主催者側の気持ちがよく現れています。気持ちのよい commentator たちでした。
by michikosimon | 2007-02-27 23:54 | イギリスにて | Comments(0)

I'm not bothered.

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 先回の英文日記の中で多分皆さんの質問が一番集中するのは ' I wasn't that bothered ' ではないでしょうか。

 ' bother /'bɒðə/ '

 は普段よく使われるのに学校英語ではあまりよく教えられない言葉のようです。発音は上にあるように「ザ」です。アメリカ英語はともかく、イギリス英語では日本語の「オ」よりもずっと喉の奥から出す、サイモンに言わせれば貴族的なきっぱりした音です。

 さてこの ' bother ' ですが、基本的ないくつかの意味と用例については日を改めて書きます。今日は実例に出て来た ' not bothered ' をします。

 この表現はイギリス英語でよく使われます。' If you are not bothered about something, it is not important to you. ' と辞書にはあります。コンテクストによっていろいろに訳され得る表現です。

 英文日記の場面で考えると、「ミルクをコートにかけられて、以前同じようなことが友人に起こったことを思い出しました。その人は西洋カラシをかけられたのですが、その時私はほんとうに運の悪い気の毒な人だなと同情しました。でも実際自分にかけられてみて、腹も立たなかったし、別に彼女のことを心配したような大したことではないと思いました」というような意味になります。' that ' は青字のように以前私が彼女の心情を思いやった、可哀想だと思った、ということを受けています。

Which table would you like ? (レストランなどで、どのテーブルになさいますか?)
I'm not bothered. (別にどれでも)

 どうぞそちらの都合で選んで下さい、というわけですね。 
by michikosimon | 2007-02-26 23:12 | イギリスにて | Comments(0)

Milk isn't as smelly as mustard.

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I saw one of my university friends in Ueno today. It had been such a long time since we had last met that we had lots to talk about. So we went to one of the teashops which are known as Jun-kissa and stayed there for about 4 and a half hours just chatting.

d0086231_22374128.jpgI felt rather nostalgic there. As a student I used to spend a lot of time talking with friends in various places. But we could only occasionally afford to go into tearooms. However I was also reminded of a particular incident I'd seen once in another tearoom.

After we had had lunch we ordered drinks and the waitress spilt some milk on my coat which was on the back of my chair. She apologized, wiped the coat and gave me some money to have it cleaned. Something exactly like this had happened to a friend once. She had had some French mustard splashed on her hair and her coat.

I had felt really sorry for her then. When it happened to me I wasn't that bothered. I just thought about her again, and how milk wasn't as bad as mustard.
by michikosimon | 2007-02-24 23:41 | イギリスにて | Comments(0)

I've been waiting for you for an hour.

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 実際に使われる言葉は時に私達の理屈に合わない振る舞いをすることがあります。

A, You're late! I've been waiting for an hour.(遅いじゃないの! 1時間も待ったのよ)

 上の文は待ち人が現れたわけですから、「待つ状態は終わった」ことになります。普通に考えると上の文には普通の present perfect (現在完了形)を用いるべきだという気もしますが、これははっきりと「間違い」です。 present perfect progressive (現在完了進行形)を使うべきだというのです。私自身この間違いをおかしました。しかもサイモンに直されてもまだ納得できないでいました。

 文法書には「present perfect progressive (現在完了進行形)を使うべき場合は、ある activity が依然として続いている時、もしくは終わったばかりである時」と書かれています。でも私はサイモンの言うように、話し手の annoyance (ムっとした気持ち)を表わしているという風に解したほうがわかりやすいと思います。もう来ているのに「何時まで待たせるつもりなの!」。言葉は「人間の使う血の通ったもの」ですから。

B, She's waited for her husband from the war all this time, but he hasn't come back.(彼女は夫が戦地から帰るのをずっと待っているのだが、夫はまだ帰らなかった)

 A の文に対して B の文では、妻が依然として夫が戦地からもどってくるのを待っているのですから「待つ状態がまだ終わっていない」のです。しかしながらこの場合には普通の present perfect (現在完了形)が使われます。なんだか割り切れない気がします。

 私はサイモンとこの問題について随分話し合ったのですが、ネイティブである彼はこういう微に入り細をうがつノンネイティブの追求が何か非常にややこしいものであるらしく、段々混乱していってしまいそうでした。仕舞いには B の文はやや poetic であり、present perfect progressive (現在完了進行形)を使っても間違いではない、とも言っていました。

 けれど A の文は present perfect progressive (現在完了進行形)のみです。 
by michikosimon | 2007-02-24 00:06 | イギリスにて | Comments(0)

I hope you stop smoking.

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 昨日のコンテクストで話を進めます。

 ' I don't think you can stop smoking very easily. (そんなことはない、誰にでもたやすく出来るという意見もあるでしょうが) ' のように think は「禁煙はやさしくない」という否定文(というか否定的なアイデイア)をとる時は動詞自体を否定にしてしまうのが普通です。

 ところが、' hope ' という動詞では普通逆のことが起こり、

I hope you don't dislike the idea.(こういう考えがお嫌いでなければいいのですが)
I hope I'm not disturbing you.(お邪魔でなければと思います)

 のように言います。

 このような ' hope ( that) ' 構文、特に ' I hope ( that) ' では、 that 以下の文は present tense (現在形)で future (未来)の意味を持つことがよくあります。

I hope you like ( =will like ) the flowers.
I hope they come ( =will ) soon.
I hope you stop ( =will stop ) smoking.

 ただ、こういうことについてサイモンと話している時に思ったのは、ネイティブはよくこうした「原則」から外れて言葉をもっと「自由に」使っていることがある、ということです。しかしだからといってデタラメにそうしているわけではなく、それなりの基準があるようなので、外人である私達はまず「原則」を自分のものにすることに勤めたほうが良いと思います。ネイティブが ' I think you didn't .... ' と言っていたのを聞いたことがあるというだけで「原則」そのものを全く無視するのは賢いことではありません。
by michikosimon | 2007-02-23 00:13 | イギリスにて | Comments(0)

I don't think he'll come.

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 こういう言い方は日本人にとってややこしいですね。「彼は来ないと思う」と言うのに「彼が来るとは思わない」と言わなければなりません。これは一般的にそう言われるといったゆるい規則ではなく、ほとんど例外なくそう言われます。

 20年前私に ' I think + 否定文 ' で話しかけられたイギリス人の英語教師は、よくそんなおかしなことが言えたものだというように絶句してしまいました。おそらくそれで私は ' I think + 否定文 ' を卒業できたのでしょう。

 これを克服するには、慣れるしかないです。量をこなす(この文型を使う回数をかせぐ)ことによって、この方が自然に感ぜられるようになります。言葉というより、' I don't think + 肯定文 ' というふうに考える英語圏の人の「考え方」を理解すると言葉の習得もすんなりいくのではないでしょうか。

 このように「否定文(というか否定的なアイデイア)をとる時は動詞自体を否定にしてしまう」ことは think だけでなく、 suppose, expect, believe, imagine でも同様です。。

 似たような動詞で例外的に「否定文」をとれるものがあるのですが、それについては明日書きます。
by michikosimon | 2007-02-21 23:08 | イギリスにて | Comments(0)

margarine

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 これは日本語の「マーガリン」にあたるものですが、発音が少し違っていて、

/ˌmɑːdʒəˈriːn / 

 です。3音節の言葉で、第一音節に /ˌ/ という second stress (次強勢)があり、第三音節が強勢になっています。つまり、中-弱-強 で「マージャリーン」となります。

 ' g ' が /g/ でなく /dʒ/ という音になることはよくあります。George, generation, change, intelligent, page, etc, etc

 昔勤めていたケアホームに Margerie という名の女の住人がいました。私達日本人(当時そこで働いていた日本人ボランテイアと私)から見れば彼女の名は margarine とよく似ているので、' Would you like some margarine, Margerie ?' なんて言ってみたこともありましたが、Margerie を含め皆一応微笑んでくれましたが、いまひとつ大受けというわけにはいきませんでした。多分ストレスの位置が違ってあまり似通って聞こえないのでしょう。' margarine, Margerie ' ですから。脚韻もふんでいないし。

 まだマーガリンのトランス脂肪酸が ' not at all good for you ' だということが一般的に知られていなかった頃の話です。でもサイモンはその頃からマーガリンはよくないので食べないと言っていましたが。
by michikosimon | 2007-02-20 23:55 | イギリスにて | Comments(0)

I'm thinking of studying in England.

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 ' think ' もまた様々に使える便利な言葉です。' think of doing something ' で

' to consider the possibility of doing something '

 という意味です。つまり、タイトルの例だと、「イギリスへ留学することについて、それがはたして可能であるか、どうしたら可能になるか、などについて考えている」ということです。

 英会話をする時、初心者から初級、中級へと進んで行くと、いつもいつも「どこどこへ行った」、「何々をする予定だ」という「確定した」物事ばかりでなく、もっと「あいまい」で、「どうなるかわかっていない」ことについても話したくなるのではありませんか? 私にもそういう時期があり、その時便利だなと思ってよく使ったのがこの ' think of doing something ' です。

 何かをすることに興味があり、チャンスがあったらしたいのではあるけれど、具体的にスタートするにはいろいろ考えなければならないことがたくさんある(と思っている)、というような「する予定」になる前のどの段階でもこの言葉は使えますね。

 ' doing something ' も留学のような大層なことでなくとも、日常的なことでもよいのです。たとえば、誰かに ' I'm thinking of joining the sports club. ' と言ったとします。決めたわけではなく、まだ考えている段階にある人として、何か情報やアドバイスを求めている格好になり、相手の発言を引き出すとてもよいものとなります。この点が ' I might join the sports club ' (決定は自分次第という感じ)と違う点ですね。 
by michikosimon | 2007-02-20 00:07 | イギリスにて | Comments(0)

Milk is good for you.

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 ' good ' が「人」について使われる場合、それは ' morally right ' (道徳的に良い、正しい)という意味合いになる(人間の使う言葉ですから必ずとか絶対とは言えませんが)と書きました。

 今回は ' Something is good for somebody ' という使い方の意味です。この時の ' good ' の意味は ' healthy ' です。' healthy ' といってもタイトルの文のように「身体的健康」もあるでしょうし、mental (精神的)なものも含まれるでしょう。

 私がこの意味合いに気付いたのはそれほど以前ではなくて、それまでは普通の意味での「良い」として理解していました。それでもたいして変わらないじゃないかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、どんなに小さなニュアンスの違いも知ればそれ以降その言葉が違って聞こえてきます。

 最初は食品の宣伝文句とか、TVドラマでの母親の子供への言葉などにこういう言い方を見付けたりしましたが、そのうちに単に身体的でない効果があるという使い方にも気が付くようになりました。最初に「ああ、こういう風にも使うんだ」と思ったのは、ブリストル大学の哲学の講義を聞いている時でした。内容を正確に思い出すことはできませんが、講師はたしか;

Being moral is good for you.

 と言っていたように思います。「どうして私達人間は道徳的でなければならないのか」についての哲学的裏付けの1つの立場のわかりやすい言い方として上の文は紹介されていました。

 ' good ' には実に様々な意味がありますねえ。1度辞書をご覧になってみて下さい。
by michikosimon | 2007-02-18 23:50 | イギリスにて | Comments(0)

syllable の数

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 ' syllable ' というのは日本語では「音節」と言われています。母音が1つ(2重母音は1つと数える)とそれに子音がいくつか付くこともあります。

 ' stress ' とはこの syllable にかかります。2つ以上の syllable のうちどれが強く言われるか、というのが stress ですから、1音節から成る語には当然 stress は発生しません。

 以前 ' cabbage - village - spinach ', ' image - orange - sausage ' の第二音節の音が /ei/ ではなく、思いもかけない /I/ という音になっているということを書きましたが、そうなる理由は「その音節にストレスがかかっていないから」です。ストレスがかかっていない弱い音節としては /ei/ という2重母音は長過ぎるのでもっと小さく弱く速く言える /I/ という音になったのです。

 その証拠には、' strange 'という言葉、これはこんなに長くても1音節の語ですが、この語の母音は、前の例のように他の音節に比して弱くする必要はないので /ei/ と強くはっきりと発音されます。

 ' stage ' は1音節で、/ei/ ですが、' passage ', ' advantage ', ' message ' は /I/ です。

 それぞれの言葉が何音節であるかは意外に大事なことです。私達は皆無意識のうちに言葉の音節数を了解しているらしく、ある言葉がその人の思っている音節数で言われると簡単にその言葉を聞き取ります。しかしその予測が外れると何を言っているのかなかなかわからないということになってしまうのです。

 私はよく ' start ' という言葉が聞き取れないという生徒をよく見ます。これはすっかり日本語になっている語ですが、それにも拘らず何度聞いてもわからないことがあります。多分聞き取れない理由は、この語が2音節かもしかしたら3音節だと思い込んでいて、そのリズムに合わないのでなかなかそう聞こえないのではないでしょうか? この語には1音節しかありません。
by michikosimon | 2007-02-18 00:02 | イギリスにて | Comments(0)