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graduate

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 この言葉 ' graduate ' が使えるのは ' university ' のみです。それ以前の schools ( elementary schools, junior high schools and high schools in Japan) にはべつの動詞、例えば leave を使います。イギリスの学校制度は日本とかなり違うので、たとえば日本で言う「高校中退」と「高校卒業」をどう区別するかという問題はイギリスでは起こらないのです。

 日本語では小学校でも「卒業する」という言葉が使われるので、それにつられて ' graduate ' を使ってしまう方がかなりいます。今は「卒園」という言葉がありますが、ずっと以前は幼稚園も「卒業する」と言っている人もいました。私がまだ小学校低学年の頃、クラスの1人が「義務教育というのは幼稚園を卒業することだ」と誰かから聞いて信じ込んでいました。私は「違う」と思いましたが、さりとて「義務教育」を自分の言葉で説明するだけの vocabulary の自信がなくて、何も言わなかったことを覚えています。

 ' graduate ' はまた名詞としてもよく使われます。その場合は ' a person who has completed a university degree course, especially for a first degree ( = graduated from a university ) ' つまり、「学士」という意味です。又、まだ在学中の大学生のことを ' undergraduate ', MA や PhD を目指してそのためのコースを取っている人のことを ' postgraduate ' と呼びます。
by michikosimon | 2007-05-31 22:06 | イギリスにて | Comments(0)

practice

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 たまたま今日2人で歯医者に行ってきたからでしょうか、この言葉を思い出しました。名詞の ' practice ' です(イギリス英語では、この言葉の動詞形はつづりが違っていて ' practise ' となります)。右の絵のように doctor/dentist/lawyer の仕事場、診療室、医院、オフィスを意味します。

 これは頻度の多い使われ方ではありませんし、勿論日常会話で「かかりつけの歯科医」を言う時には、以前書いたことがあると思いますが、' the dentist's ' を用いることをお勧めします。

 私が思い出した dental practice が使われた場面というのは、テレビの1場面です。それがドラマだったのか、コメディー ショーのようなものだったのかはっきりしないのですが、

Have you got your own practice ?

 という女のひとのセリフです。多分パーテーか何かで会った医者だか歯科医だか弁護士だかであるという男の財力を訊いているのでしょう。勤めなのか自営なのかという質問です。イギリスでよくみられる「何人か共同で practice を持つ(1つの建物にいくつかの個人の診療室があり、受付と待合室と化粧室を share する)」というのもこの女の人のとっては望ましくないのでしょうか? かなりあけすけな質問に響きました。
by michikosimon | 2007-05-30 22:50 | イギリスにて | Comments(2)

Please tell us all about it.

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 私自身もつい言ってしまう「正しいとは言い兼ねる英語」があります。たとえば、クラスで生徒の1人が ' I've been abroad. などと言った時、更なる発言を促す

Oh, please tell us about it.

 などと言ってしまったことが度々あります。これは多分ネイティブでも使う「くだけた口語」らしいのですが(よく聞いた気がします)、あまりお勧め致しかねるものです。特に「目的語を省略してしまう習慣が許されている」日本語の使い手にはよくありません。それであたりまえだと思ってしますから。

Please tell us all about it.

 が状況としては適当だと思います。 ' tell ' と ' say ' に ' about ' をつけて使う時には普通「なにか目的語」を付けるべきなのです。

Let me tell you something about my trip.

 「目的語を省略してしまう習慣が許されている」日本語からの影響で、私も「必ず目的語を付けるべき」時にも落としてしまったりします。

We're running out of washing powder. Let's stock it up.

 ' stock up ' は(食品や生活日用品などを)沢山買ってストックを補充する、という意味があります。 ' phrasal verb ' なので、代名詞が来ると真ん中に入って、' stock it up ' となります。めんどうくさいのですが、日本語の使い手はこれを「略してしまう」ことで回避する傾向があります。でもこれは、「できたらそうしたほうがよいというものではなく、はっきりとした間違い」です。 
by michikosimon | 2007-05-29 19:42 | イギリスにて | Comments(0)

She's popular at school.

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 ずっと以前 ' popular ' という言葉について書いたことが1度あります。風邪や病気が「流行っている」という意味ではこの語は使えない、という趣旨でしたが、覚えていらっしゃいますか? その時、この言葉の意味は ' liked, supported ' であると言いました。

 この言葉は「」にも使われます。写真の男の子のような性質です。ただ、これを「人気者」と訳してしまってよいものか、私は自信がありません。日本語の「人気者」には英語の ' popular ' よりも積極的な意味合いがあるように感じるのですが。何か目立った存在でなければならないような。

 そう感じるわけは、かつてイギリスの college で私が popular であると評されたことがあるからです。イギリスの移民政策が厳しくなっていった1990年代、私は college に1年在籍しました。 半年位経った頃、移民局が、わたしが college にきちんと通って勉強しているかを確かめるため学校に report を要求したのだそうです。sociology の先生が私におしえてくれました。その報告書には、私が ' popular among other students and well integrated ' と書かれていたそうです。ちょっとビックリ、うれしかったです。

 私は当時所属していたクラスではただ1人の外国人でしたが、在英4年目くらいだったのであまりそういう意識はなく皆と一緒に過ごしていたのですが、決して「人気者」タイプではありませんでした。

 今もその sociology の先生 をなつかしく思い出します。かなり「おじいちゃん」といった感じの方で、' development ' という社会学の1分野を教えていただきました。これは1口に言えば、西欧が今の第三世界を搾取していた(今もしていますが)歴史です。イギリスの政治の世界では、今もまだそのような「おごりの意識」が色濃くのこっていますが、学問の世界ではきちんとものを観ていたのですね。
by michikosimon | 2007-05-28 11:18 | イギリスにて | Comments(0)

Tell me what you need.

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 昨日のブログに、say と tell に「人、つまりその発言の向かう相手」をどうつなげるかを例で示しましたが、その点をもう少し詳しく説明します。

 ' say ' は皆さんご存知のように「人」を目的語にとりませんが、' tell ' はとります。' say ' の時には ' to ' の後に置くなら OK です。

 だから、このことさえ守ればどちらを使ってもよさそうなのですが、いつもそういくわけではありません。言語には「よく使われるくせ、習慣」というものがあります。

 もし ' that-clause ' を伝えたいし、「私に/彼に/彼女に ....」も両方言いたいのであれば、tell を使った方が良いでしょう。

He used to tell me that
he was very good at pitching.

 ' wh-clause ' を間接話法で言いたい時(直接話法の時は、前回お話ししたように say でなければなりません)普通は tell を使います。

Tell me what you need.

 これは ' Say to me what you need. ' とは言いません。
by michikosimon | 2007-05-25 23:19 | イギリスにて

say/tell

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 ' say ' と ' tell ' も「言う、話す」ことに関連していて、正確に使うのがやさしくはない言葉です。

 まず基本的な意味ですが、

You say words to someone.
You tell someone facts/information.

 つまり、' say ' で誰かに伝えるのは「言葉」であり、誰かに ' tell ' で伝えるのは「実際の言葉というよりは情報、事実」なのです。ですからたとえば、

I said hello/sorry to her.
She said a few words to me.

 では said を told に取り替えることはできませんし、

He told her the reason/the truth/a joke/a story/a lie.

 は said ではダメです。

 通訳をする時など、実際に言われたことをそのまま伝える時にも勿論 say を使います。

He said ' I enjoyed the film much better than I'd thought.'.

 通訳というのは難しいですね。きちんと 「A さんと B さんが会話をする通訳を私がする」という場合なら別でしょうが、普通は私もその会話に加わって通訳もするという状況が多いので、通訳の都度いちいち He/She said と言わないとわけのわからないことにもなりかねません。
by michikosimon | 2007-05-24 17:50 | イギリスにて

speak/talk

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 「話す」とか「(何かを)言う」とかの意味にあたる言葉は英語では(日本語でもそうでしょうが)いくつもあります。それぞれ微妙に細かいニュアンスや用法が違っていて、実際の場合に、1番よい言葉はどれなのか迷ってしまうことも多いのではないかと思います。

 今週扱っている「電話での英語」に出て来た ' speak ' と ' talk ' についてまず考えてみましょう。

Who's speaking, please ?
Speaking.

 の場合は、これを talk に置き換えることはできません、と言うか、そんなことは聞いたことがありません。しかし、

Could I talk/speak to MichikoSimon, please ?

 ではどちらでも大丈夫です。ただし前置詞の ' to' を忘れないで下さい。

 前者の場合は idiom 化している(決まり文句として定着している)という事情があるでしょう。後者の場合は、どちらでも OK ですが、少しニュアンスの違いがあって、' speak ' の方が formal に聞こえます。このことは両者の名詞形の ' speech ' と ' talk ' との感じの違いにも表れています。目上の人のお宅に電話する時などは speak を使ったほうが無難です。

 というのは、' talk ' という言葉はもともと「会話のやりとりをする」という意味合いをもつのですが、' speak ' のほうは「ある人が(1人で)言語を使用する」ことであるからです。

 ところで、' speak English ', ' speak in English ' という2つの言い方があって、「どちらを使ってもよい」と言われることが多いと思いますが、この2つは全く同じ意味ではないのです。' speak English ' は英語という言語の知識、つまり、「英語を知っていること」を意味します(知っていれば使えることが多いのですが)。それに対して ' speak in English ' は「英語の使用」を意味します(もちろん知っていることは前提としてあるのですが)。この違いは否定形になると現れて来て、たとえば、

He doesn't speak Japanese.
He doesn't speak in Japanese.

 では違ったことを言っていることになります。前者は日本語を知らないのであり、後者は知っていても敢て(例えば英語習得のため)話さないとか、(家庭では話すのだが家を1歩出ると)日本語は話さない、などということを言っています。 
by michikosimon | 2007-05-23 23:02 | イギリスにて

Speaking

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 運良く(少なくともかけた相手にとっては)自分にかかってきた電話をとるという場合があります。

' Could I talk to MichikoSimon, please ?'

 などという電話が私にかかってきたといった場合です。そのとき何と言いますか? 日本語なら「私です」でしょうか。英語ではしかし ' It's me. ' とは言いません。

 昨日のブログを思い出して下さい。' Who's speaking, please ?' で、日本語的に言う所の「どちらさまでしょうか」を意味するということを書きました。この言い方を利用して「私です」を言うと;

' Speaking. '

 となります。' MichikoSimon's speaking.' の短縮形でしょうか? ただ1語です。

 ここに使われている時制は present progressive (現在進行形)で、この場合はまさに「たった今会話が行われている」現場にふさわしい「時」です。ところがこの時制はしばしばこの基準からちょっと外れた場においても使われることがあり、つい昨日この実例に出くわしました。

I work 5 days a week, but I'm not working this year.

 つまり1年間の休暇を取ったということです。このように ' I don't work ' とは違って temporary (1時的)であるということを示すために present progressive (現在進行形)が使われることがあります。
by michikosimon | 2007-05-22 22:32 | イギリスにて | Comments(0)

Who's speaking, please ?

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 英語など外国語で電話のやりとりをするのは、相手の顔が見えないだけに、やりにくいですね。電話で話すには、「顔が見えない、誰だかわからない」状況という設定から独特の言い回しがあります。

 今日はその1つ、 「顔が見えない、誰だかわからない」状況のため、自分を ' I ', 相手を ' you ' という習慣をお互い誰だか確認するまでストップして、' this ', ' that ', または ' here ', ' there ' と場所で、表わすこともあります。たとえば、

' Hello, it's David here. '

 という風です。でも時々相手が名乗らないこともあります。または名乗ってもうっかりとそれを書き取るのを忘れてしまったという時もあるでしょう。その時は、

Who is that ?

 でよいかというと、それは少し rude であると教えられました(これは確かビジネス英語の時間でした)。「知らない人」には敬語を使うべきなのです。その時の丁寧な言い回しが、

Who's speaking, please ?

です。この言い方のポイントの 1、「話す」という意味の他の動詞との区別、2、時制 についてはまた次回以降で述べます。 
by michikosimon | 2007-05-21 21:13 | イギリスにて | Comments(0)

shampoo and hair conditioner

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 「シャンプーとリンス」と日本語では言いますが、英語では ' shampoo and hair conditioner ' と言います。2つが一緒になった shampoo with hair conditioner も多いですね。旅行用に便利です。

 「リンス」は 名詞の ' rinse ' でしょうか。これにはしかし「シャンプーの洗剤を中和して髪をソフトにするもの」という意味はありません。ふつうは「洗剤なしに水だけであらうこと」、「洗剤で洗ったあとそれをすすぐこと」を言います。また、辞書を見てはじめて知ったのですが、「ヘアカラー剤」という意味もあるそうです。気を付けて下さい。

 conditioner には髪用の他に clothes conditioner があります。最後の rinse の時すすぎ水にくわえます。私は、吸湿性を損なうのでニットや woollen もの以外には使わなかったのですが、何にでもたっぷり使っている人もいました。
by michikosimon | 2007-05-18 23:58 | イギリスにて | Comments(0)