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bury /'beri/ どうしてスペル通りに読まないの!

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 ' bury ' という言葉の意味ではなく、発音です。意味は左の絵のようなものが原義です。

 bury /'beri/ (「ベリィ」、'i' の音は『大文字の 'I' の音、短いイ』よりもかすかに長目です、でもベリーでは長過ぎ。 )

 英語という言葉は多分、他の言語と比べて「規則通りにいかない」、「例外が多い」ものとして、英語を学ぶ者の間では infamous です。 たしかにそうだと思います。発音もまたしかり。この bury という言葉はそれ単独でだけではなく、名前の接尾辞のように使われることも多く、その際にも 音は同じく /'beri/ のようになる場合が多いです。

d0086231_9453477.jpg イギリスに Sainsbury's という名のスーパーマーケットがあります。ある時私が /'seInzberiz/ と、多分ゆっくりと、発音したら友人のドイツの人が「発音が違う」と言いました。' b-u ' であって ' b-e ' ではないのだから /'seInzbʌriz/ であると。

 おそらく実際にはそのどちらでもなく、ストレスなしの音節の母音のとりやすい ' ə ' の音だと思うのですが。英語よりもはるかに規則的な言語を持つドイツ人らしい意見だと感じ入りました。
by michikosimon | 2007-10-31 10:04 | イギリスにて | Comments(0)

It works on me

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 こういう work の使い方はずっと以前書いた覚えがあります。

work;

1, If a method, plan, or system works, it produces the result you want
2, If a medicine or medical treatment works, it has the physical effect you want it to have
3, If something such as a fact, situation, or system works in particular way, it has a particular effect on someone or something

 まとめて言えば、「効果がある」とでもなりましょうか。「何」が効くのかという主語にあたるものとしては、上記の赤字の部分のようなものがあります。

 先日のクラスでは、サプリメントの話をしていて、「誰に」効くとか効かないとかいう表現の話になり、さてどの preposition (前置詞)を使うという問題のなりました。たしかに「効く効かないは人/もの/場合による」と言いたいことがありますよね。

 ' for ' ではないかと思いついた方もいらっしゃると思います。でも、' on ' が正解です。上の定義の No.3 にも ' on ' が出ていますよね(赤字)。

 No.1 の意味の work は例えば次のように使われます。

I told Mum I was too sick to go to school, but it didn't work.
by michikosimon | 2007-10-30 09:28 | イギリスにて | Comments(0)

chocolate コマーシャルソング

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 特定の企業の宣伝をするつもりはまったくありませんが。

 昨夜チョコレートを食べながら思いました、「このチョコレートのコマーシャルソングはいいな」って。

♪♪ ' Chocolate, chocolate, チョコレートは .....、chocolate, chocolate, チョコレートは ..... ' ♪♪

 何がいいかというと、上記のアルファベットで表わした4つの ' chocolate ' の音はストレスが第一音節にあって、「英語ネイティブ風」なのです。残りのカタカナ「チョコレート」は日本語です。

 どうりでチョコレート好きのサイモンが聞いてすぐ「あ、これいいな」ってわかったはずです。

 これは随分古くからある歌だと思うのですが、最近聞いた覚えがあります。 
by michikosimon | 2007-10-29 09:35 | イギリスにて | Comments(0)

NHK news about Nova 最大の被害者は?

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Yesterday's news was all about Nova and it was not nice to hear the views of a female news caster on NHK last night. After showing the hardship of an Australian Nova teacher who had lost his job, was living on borrowed money and couldn't even afford his airfare home she said she thought the hardest hit victims are the students.' Now that kind of racism is very upsetting.

 「でも最大の被害者は生徒ですよね。」

 昨夜の夜9時の Nova についての NHK ニュースを見た方は沢山いらっしゃると思います。多くの皆さんが私達同様、少なくとも、女性ニュースキャスターの言葉( Nova に関する報道の後次のニュースへと移る直前に言われた)に表わされた、あたかも「外人の問題は私達の問題ではない」というような冷たい態度に気付いたならよいなあと思います。

 NHK がこういう国際感覚に欠けた発言を許したということが信じられません。「Nova を信じて日本に来て日も浅いのに突然の給料未配、故国に帰る飛行機代もなく、慣れぬ外国で10㎡のアパートの家賃さえ借金でまかなっているお先真っ暗な生活」と「先払いの英会話の授業料を取り戻せぬかもしれない不安(それぞれのケースに同情すべき事情はあるでしょうが)」を比べて後者の方がひどいと言ったにも等しい(理由は、日本人の問題であるということと数の問題でしょうか?外国人教師も4000人いるそうですが)このコメントの底にある人道的感覚の欠落はおそろしいものです。

 土曜日は blog を休む日なのですが、今日は特別です。黙ってはいられませんでした。
by michikosimon | 2007-10-27 12:12 | 英語 | Comments(2)

absorbed/obsessed

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 「夢中になっている」 をどう言うかについて何回か書いてきました。先日 ' be absorbed in ' をサイモンが使っていたような気がするというコメントでをいただきました。たしかにそういう言い方もあります。

  ' absorb ' という言葉は「あるものが(例えば紙や布)液体などをその内部へ染み渡らせて行く」ことを意味します。そのように「自分が何かの activity などに吸い込まれてしまう」という意味合いで ' be very much interested in ' ということになります。

 そのほかにも例えば ' be obsessed with ' という言い方も使えます。これは ' crazy about ' に似てちょっと非難や自嘲を込めたニュアンスがあります。

He's obsessed with donuts.

 このように、同じことを意味するのにいくつかの表現がある、ということは考えてみれば普通のことです。どの言い方を選ぶか、ということが中級以上の英語(何の言語でも)のめざす「表現力を増す」課題になります。これは一朝一夕にはいかないもので、まずネイティブの用例から「どのような具体的な場合に使われているか」という情報の量的な蓄積がものを言います。
by michikosimon | 2007-10-26 11:54 | イギリスにて | Comments(0)

beloved 発音

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 昨日ある日本人の女流作家の本を読んでいて、「アラッ」と思いました。墓石に彫ってある ' beloved ' の読みをカタカナで「ビラヴド」と表記していたからです。これは少し違うと感じました。人気のある作者なので影響力も大きいのではないかと思ったのです。

 ' loved ' をカタカナで表記しなくてはいけないとしたら、「ラヴド/ドゥ」が一番近いでしょう、これはあまり問題ありません。でもこれに ' be- ' という接頭辞が付くと、単に / bI(大文字の i で短めの「イ」の音)/ (カタカナでは「ビ」)を足した風には読まれません。

beloved /bI'lʌvd/

 上の発音記号の赤字の部分は辞書のように /I/ と /ə/ を上下に並べて書けないので仕方なく左右に並べましたが、この部分の音は「 /ə/ の混じった /I/ の音を表わします。「ラヴド/ドゥ」の「ヴ」は /v/ または /və/ です。この「ヴ」の部分の音が変わります。

 実際にネイティブが beloved を発音しているのを聞くと「ビラビッド」と聞こえます。この赤字の部分はストレスではなく、変化した音を示します。ストレスは第2音節の /lʌ/ が強いのですが、次の第3音節はあまり弱くならないで /I/ の音の鋭さを加えた音になります。

 このタイプの発音は ' naked ' など他にもあります。
by michikosimon | 2007-10-25 11:32 | イギリスにて | Comments(0)

czazy about/very keen on

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 「今何々に夢中です」という意味の言い方には別の表現も使えます。

I'm crazy about photography now.
I'm (very) keen on photpgraphy now.

 両方とも同じような ' be very interested in something ' という意味です。ただ、字面から感じるように、 ' crazy about ' には ' keen on '、または前に述べた ' be very much into ' に比べて ' out of control ' というニュアンスが伴います。「ちょっとやりすぎ」という気持ちを込めたい時などによいでしょう。

 もう少し細かいニュアンスについて述べるならば、' keen on ' には ' eager to do '、 ' be very much into ' には ' be involved ' という意味合いがあると知っておくと使い分けに役立つかもしれません。

 ちなみに ' crazy about ', ' keen on ' はともに「人」についても使えます。
by michikosimon | 2007-10-24 11:22 | イギリスにて | Comments(0)

concentrate/occupy

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 日本語でまず考え、それを英語に訳してものを言おうとすると大変ですね。ややこしくて時間がかかるし、日本語独特の言い方(日本人には独特とは感じられないことが多いのですが)からの誤訳も起こります。昨日の「何かに(趣味など)夢中になっている」という状態のことを言いたいという場合のことをもう少し考えてみます。

 「何かに夢中になっている」を「何かに集中している」ととって ' concentrate ' という言葉を思いつくこともあるでしょう。ただしこの言葉なんとはなしにしっくりこない響きがあるように思います。

concentrate;
to think very carefully about something that you are doing

 まさに「あることに精神を集中する」という左の写真の女の子のような状態です。' concentrate on ' という phrasal verb でも「何かに特に気を付けたり、特別によく励む」という意味合いになり、「止むに止まれずそのことばかりしてしまう、他のことなど考えられない」という「受け身的」な感じよりは「冷静に」そうしている感があります。

 では ' occupy ' という言葉はどうでしょうか? この言葉には ' busy ' という意味合いもあります。 ' occupy somebody/keep somebody occupied ' で ' to keep somebody busy '、' be occupied with ' で ' to be busy doing something ' という意味になります。右の絵は、いろいろなことで頭の中が占領されている状態ですが、これと似ています。' be bored ' の反対の状態で、子供を退屈させないようにいつもすることを与えておく、とか(大人でも)退屈でつまらないので何かそうでない状態になるものが欲しい、などと言う時に使います。「あることに夢中になっていて他のことができない」などと言い訳めいたニュアンスのことを言いたい時にはよい言葉です。 
by michikosimon | 2007-10-23 12:47 | イギリスにて | Comments(0)

be very much into it

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 「最近写真に凝っています/夢中です」とか「声を掛けようと思ってもゲームに夢中なので掛けられませんでした」とかいう場合の「何々に夢中である、何々を一心にしていて他のことに振り向く余裕がない」などの状態を表わす言い方が basic な言葉で言えないかと考えていたら、段々浮かんできました。

 ' be into something ' は話し言葉(書く時にはあまり使われない)で、' to like and be interested in something ' という意味です。これだけでは「夢中」という状態には物足りないのですが、これに ' very/so much ' をつけた形をよく聞きます。私自身そのような状態にあったと言われたことが何回か思い出されます。

I couldn't show it to you because you were so much into playing the game.

 ' so ' はそう言われる私が思い当たることがあるから使うことができるので、そのように話者と聞き手間に共有する了解事項が存在しない時には ' very ' を使います(言い換えると、 so を very のかわりに使うのはあまりよくないです)。

 右上の浮世絵は、3人の男が夢中で、妖怪が邪魔をしようとしているのにも気付かず、碁を打っているところです。
by michikosimon | 2007-10-22 10:35 | イギリスにて | Comments(2)

He shall be yours

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 ' shall ' の稀な使い方( formal or old-fashioned と辞書にはあります)に、' you/he/she/they shall ' というのがあります。前回述べたイギリス英語での普通の使い方である「 I と we と共に」以外の主語と一緒に一緒に使う用法です。

you/he/she/they shall;
used to describe what will happen to someone, especially when you are saying that it is very definite

 何のことだかおわかりでしょうか? 定義中の ' someone ' というのはこの shall 文の主語です。「その主語となっている人物がその文で言われているような状況に必ずなる」という意味になります。私が初めてこの構文が実際に使われているのを聞いたものを例として考えてみます。

 それはイギリスのテレビのお笑い番組で、確か「サロメ」をもじった短いコントの中ででした。異国の王に捕われ、縛られている男に王女が目を留め彼を所望します。その娘に王が言う言葉が ' He shall be yours.' でした。「その男はお前のものとなる、お前にくれてやる。」と言っているのです。

 通常の生活では稀な言葉の使い方を目にしたり耳にしたりすることも fiction の世界ならよくあるのです。
by michikosimon | 2007-10-19 09:08 | イギリスにて | Comments(0)