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thanks to は良い事が起こった時に

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d0086231_2223347.jpg 「〜のせいで」、「〜のおかげで」というように、日本語にも原因やきっかけをその結果の善し悪しで区別して言う言い方があります。英語でも同じです。

 初心者英語の ' Why ..... ? Because ..... ' という摺り込みが強く残っているのでしょうか。原因やきっかけが名詞である時、' because of .... ' という言葉は皆さん割合スっと覚えてしまうようです。「〜のために」とかいう neutral な感じの訳語とともに。

 それはそれでよいのですが、その原因やきっかけの結果好ましいことが起こったという場合には because of ではちょっと「感謝の念があまり感じられません」。そういう時には ' thanks to ' を使うとより expressive になります。

' Thanks to ' is not formal and is used especially explain why or how something good has happened.

d0086231_2225790.jpg 左の写真「恨めしい」表情にみえますか? 見えなくとも構いません。ただ右上のような「にっこり顔」でない neutral な顔を示したつもりです。

because of;
as a result of a particular thing or of someone's actions

 ただ「あること又は誰かが何かをした結果として」というだけで、結果の性質については何も言っていません。

 
両者の違いを示す例文を挙げておきます。

He had to retire because of ill health.
Thanks to her tireless efforts, the concert was a huge success.
It was supposed to be a surprise, but thanks to your big mouth she knows all about it now. (これはひとひねりした用法で、文字通り感謝しているのではなく皮肉を言っているのです) 
by michikosimon | 2008-07-31 22:44 | イギリスにて | Comments(0)

the Ukraine ? or just Ukraine ?

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d0086231_21134424.gif ' the Hague ' という ' the ' 付きの都市名について書いたことがありますが、覚えていらっしゃいますか? 珍しい例として取り上げましたが。

 国名には ' the ' の付くものがかなりあります。国名は人名同様基本的には ' the ' 無しです。ところが、名前 + ' Republic ', ' Kingdom ', ' States ' etc は ' the ' が必要です。

the United Kingdom ( the UK )
the United States of America ( the USA )
the Dominican Republic

 そして、アメリカの場合は重複しますが、国名が複数形となっているものは ' the ' が付きます。

the Netherlands
the Philippines

 ところで、ソビエト連邦の崩壊後「ウクライナ」という国ができました。英語では ' Ukraine ' です。少し前 BBC World でこの国がニュースに出て来て、レポーターやプレゼンターはこれを ' the Ukraine ' と the 付きで言っていました。' the Hague ' に続いて又珍しい例を見付けたと思ったのですが、google してみたら「現在はただの ' Ukraine ' と言う」と言っているサイトがありました。これが信頼のおけるものかどうかわからないのですが、the 無しの方がスッキリしていますよね。
by michikosimon | 2008-07-30 21:55 | イギリスにて | Comments(0)

the High Street 道の名ではこれだけが ' the ' 付き

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d0086231_2137578.gif 右の street map はスコットランドのある村のものですが、street names が読めますか?

 ちょっとわかりにくいのですが、中心にあるオレンジ色の道が ' the High Street ' です。これには ' the ' が付きます(地図では便宜上 the を抜かして書いてあります)

 昨日示した「原則」に照らしてみると、' High Street ' は固有名詞ではない。そして、それ以外の総ての street names は the が付かない(1988年に習ったイギリス人の英語教師の言葉を信じれば)ので、それらは固有名詞だということになります。

 この「' High Street ' は固有名詞ではない」ということは比較的わかりやすいと思います。こう呼ばれる道は「一番大きく、中心部にある繁華な道」だからです。そして多くの町や村がこの同じ名の道を持っています。

 日本の大都市は centre がどこにあるのか答えに戸惑うことが多いのですが、イギリスのたいていの所では( London や Birmingham はちょっと自信がありませんが)' centre ' と ' the High Street ' はたいていセットのように一緒にあるのではないでしょうか。だから日本に来ても ' Where's the centre of .... ? ' や ' Where's the High Street ? ' という質問がすぐ出てくるのでしょう。

 the High Street 以外の道は、たとえ ' Upper Lansdown Road ', ' Lower Lansdown Road ' とか ' Station Road ', ' College Street ' など記号じみた名のようであっても「個々の人名のようにユニークな」固有名詞なのです。
by michikosimon | 2008-07-29 22:51 | イギリスにて | Comments(0)

名前に the を付けるか付けないか? 原則があるような無いような

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d0086231_22364079.jpg 「名前」に ' the ' を付けるか付けないか、というのは私の最も苦手とする分野です。文法以外のネイティブのクセ(考え方のクセも含めて)が身に付いていないとちょっと難しいというところがあるのです。自分でもマスターしていないものを人様に説明するというのもかなりキツイのですが、これはネイティブにとってもキツイものなのです。原則があるようにはみえないのですから。

 ただ、原則というものはあることはあるのです。

 「 ' proper names (固有名詞)' には ' the ' は付けない」がそうです。でも実際上の問題は;

 「何が proper name であるか?」、「何を proper name と考えるか?」なのです。ここにネイティブの考え方のクセというようなものが現われます。

d0086231_2237118.jpg ' Eiffel Tower ' は固有名詞ではないが、' Buckingham Palace ' は固有名詞である。ということになります。' the Eiffel Tower ', ' Buckingham Palace ' と言いますからね。鶏と卵のような説明になっていない説明ですが、ネイティブは(多分ほとんどの人が意識していないでしょうが)そう考えるのでしょう。

 ' the Eiffel Tower ' が固有名詞でないというのは、例えば、いくつか tower があって、それらが the first tower, the second tower, ... とか、the red tower, the white tower, ... のようにいわば記号つきで呼ばれているというようなことです。 ' Eiffel ' というのを名前というより記号的なものと考えるわけです。
 
 そういえば、日本の名前に「太郎」、「次郎」というのがありますが、これもよく考えてみれば「固有名詞である」といえるのかどうか曖昧になってきます。字義通りには ' the first son ', ' the second son ' という意味ですから。
by michikosimon | 2008-07-28 23:29 | イギリスにて | Comments(1)

due to, because of と同じ意味ですが

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d0086231_20535471.jpgdue to, because of;
as a result of a particular thing or of someone's actions

 「何々があったから」とか、「誰々が何かしたから」ということです。

 でもこの ' due to ' と ' because of ' は意味は同じとはいえ、使い方が少々違います。簡単に言えば、' due to ' は ' slightly formal and often used in official notices or public statements ' であり、' because of ' は ' usually used in spoken English ' です。

 昨日書いた ' due ' の「客観的な基準を基としているという性質」を思い起こせば理解し易いですね。

All the flights into London Heathrow have been delayed due to thick fog.
She was very upset and it's all because of you.
by michikosimon | 2008-07-25 22:00 | イギリスにて | Comments(0)

the payment is due today 支払われるべき時

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d0086231_21343584.jpgbe due( money に関して);
an amount of money that is due is the amount that should be paid now
例文 The first interest payment will be due in August.

 昨日赤ちゃんがある日に due ということはについて少し説明しました。いわゆる「予定日」というのは、赤ちゃん本人やお母さんの都合で左右されるのではなく、いろいろな指標から計算できる科学的に(?)「そうであるべき日」のことです。

 お金についても似ています。といってもこの場合には contract のような払い手と受け手との agreement がその支払日の根拠となります。給与にしても借金にしても銀行などの利子支払いにしても、双方取り交わした contract に基いて支払ったり支払いを請求したりするわけです。

 というわけで、baby や money payment が due と言うことは何らかの客観的な基準に照らして should happen ということを意味しています。

 右の写真は土方歳三の借金の証文だそうです。 
by michikosimon | 2008-07-24 22:15 | イギリスにて | Comments(0)

When is your baby due ? 何かが起こるはずだという due

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d0086231_21311579.gif 昨日まで「進行形」について書いてきました。使い方は学校で習ったように公式で単純に割り切れるものとは限らず、時制や違った時制との組み合わせによっていろいろなニュアンスを醸し出したりするので、実際の文章から考えてみることを何回か続けてきました。まだ書くべき事は尽きないのですが、あまり文法書のようになってしまうのもどうかと思うので、ひとまずべつの話題に移ります。

 ' due ' という言葉があります。知っていれば便利な言葉です。よく使われるのが money と baby についてなのですが、今日は baby のほうをします。

be due;
to be expected to happen or arrive at a particular time
例文  When is your baby due ? (御予定はいつですか?)

 日本語訳で「予定」となっていますが、もちろんこの文を「予定」の未来の be going to で言い換えることはできません(ただし実際にはこう言うこともあります、「すべて順調にいけば .... 」というニュアンスで)。「理論上月満ちて生まれるとすると」というような意味となって、実際に生まれる日とはあまり関係がないことも多いですよね。

 同様なことがお金についてもいえます。
by michikosimon | 2008-07-23 22:10 | イギリスにて | Comments(0)

We've been trimming ...all day 終わったら片付けます

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d0086231_22262556.jpg どこかで ' How long have you been learning English ? ' がどうして現在完了「進行形」でなければならないのか、という事について書きましたが、覚えていらっしゃいますか? 

We've been trimming the rose bushes all day. I apologize that the front gardens are so messy.

 この文においても事情は似ています。まだ剪定作業は終わっていないのです( all day とありますから終わりに近いのでしょうが)か、もしくは終わったばかりなのです。ともかくも剪定した枝葉がそこら中散乱しているのですが、「終わったら(又は、これから)きれいに片付けますからしばし御容赦を」というお詫びとお願いをしているわけですね。

 ' gardens ' と複数なのは、植物園や公園のような公共の広いスペースに木々や植物が植えられている所のことで、何軒かの家の庭のことではありません。
by michikosimon | 2008-07-22 22:45 | イギリスにて | Comments(0)

I've been waiting for you .... 待人は来たのに

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d0086231_18562969.jpg ' I've been waiting for you for hours. ' については以前書きました。どうぞもう1度お読み下さい。

 この場合 repetition 「繰り返し」という説明はできません。何時間もそこで途切れずに待っていたのですから。そして待ち人がやっと来て、待つという行為は終わりました。こんな時たいていの人は怒って上のように文句を言います。

 私見ですが、このような時には、対人用の表現という観点から見ていくというやり方もあると思います。法則ではどうしても説明しきれないところがわかりやすくなることもあるのです。
 
 昨日の ' I've been meaning to phone you ... ' は言い訳でしたが、今日のこれは ' complaint ' ですね。

 文法的な理屈はどうあれ、excuse や complaint を効果的に、生き生きと相手の感情に訴えて行うには「進行形」はとてもよい形ではないでしょうか。
by michikosimon | 2008-07-21 21:43 | イギリスにて | Comments(0)

I've been meaning to ...., but 言い訳にも聞こえます 

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d0086231_215397.jpg' Why didn't you ..... ? '
' I'm sorry. I've been meaning to .... all week/day/month, but I've been too busy. '

 単なる言い訳ではなくて本当であることもあるでしょう。でも、いずれにしても覚えておいてよい表現です。

 ' mean ' という言葉について既に書いたような気もします。これは、' What does it mean ? ' とか ' Do you know what I mean ? ' のような文における ' mean ' と同じ意味で使われているのではなくて、' intend to do ... ' (何かをするつもりである)という意味をもっています。

 これだけで上の対話の2番目の発言者の言っていることは想像できるのではないでしょうか? 「ごめんなさい、しようしようとずっと思っていたのだけれど、忙しくてついしそびれてしまって ... 」。うっかり電話しなかったとか、宿題をしてなかったとか、誰にでもこんな言い訳をした覚えがあると思います。

 そして、 ' mean ' が進行形になっているのですね。 このニュアンスは前日のブログが参考になります。「決して忘れたわけじゃないんです、何度も何度もしなきゃいけないと自分に言い聞かせたのだけれど ..... 」。知っていて損はない表現です。
by michikosimon | 2008-07-18 22:21 | イギリスにて | Comments(0)