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I'm on holiday and I wish you were here.

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d0086231_2163230.jpg ' I'm on holiday ' も ' I wish you were here ' も旅先から出す絵葉書にぴったりの文句です。

 ' I haven't had a holiday yet this year. ' のように holiday という言葉は時に countable になり、' on holiday ' のように時に uncountable にもなります。

 ' I wish you were here ' の ' were ' が過去形なのは、この文が 条件法だからです。つまり「もしあなたがここにいたら(いないのだけれど)いいのに」という 実際とは違う現在を望む言い方です。これについてはべつの機会に詳しく書くつもりですので、今日はこの文だけを、文法など気にせずに、そのまま使って覚えてしまいましょう。

 ところで、イギリス人にとって holiday というのはある程度の長さのあるものです。
 
Jackie's been on holiday for the last two weeks.

 Jackie 程ではなくとも多分1週間位を想像するのではないでしょうか。 ' How long is your holiday ? ' という質問に、日本の方は 2 ~ 3 days とか答えることがあるのにもサイモンは慣れたようです。
 
 昨日 vacation はアメリカ英語と言いましたが、イギリスでも vacation という言葉は使われます。ただし' holiday ' とは違う意味、 ' one of the periods of time each year when universities are closed ' という意味においてだけです。大学という所は年に24週しか授業がないそうですから、学生のあまりいないガランとした時期はまさに vacated という感じでしょう。

 holiday という言葉から ' holidaymaker ', ' holiday home ', ' holiday camp ' などの言葉が出て来ます。興味のある方、辞書を引いてみてください。

 右上の写真はもしかしたら holiday camp で撮ったものかもしれません。2人ともとてもイギリス人的な顔の人ですね。
by michikosimon | 2008-10-31 21:59 | イギリスにて | Comments(0)

bank holiday 祝祭日一般のこと

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d0086231_141150100.gif 日本の祝祭日を何と言うか聞かれることがよくあります。外国の人に説明しようというのでしょう。体育の日とか勤労感謝の日とか、一生懸命それらを翻訳しようとしている方が多いです。

 でもたいていその努力は報われないことが多いのではないでしょうか? 多分外国の人の知りたいのはそういった細かい祭日の意味ではなく、おおまかに自分のまわりで何が起こっているかということだったりします。

 「今日は祭日で学校や職場がお休みです」ということですね。これをまず教えてあげて下さい。どうやって? 「祝祭日」は英語では ' public holiday ' とか ' national holiday ' といいます。でも、その外国人がイギリス系の人なら、もっといい言葉があります。' bank holiday ' です。

bank holiday;
( British English ) an official holiday when banks and most businesses are closed

 これでドンピシャリとわかってくれます。とても具体的で生活感のあふれた言葉だと思います。どこの国の祝祭日でも public holiday, national holiday でも銀行が開いていることはまずないでしょうから、

 イギリスの bank holidays は年に8回だったでしょうか。イースター関係の2回( Good Friday, Easter Monday )とクリスマス関係の2回( Christmas Day, Boxing Day )は宗教がらみです。
by michikosimon | 2008-10-30 21:55 | イギリスにて | Comments(0)

holiday

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d0086231_2045191.jpg またまたイギリス英語でよく使われる言葉を紹介します。

holiday/holidays;
( British English ) 1, a time of rest from work, school etc
( British English ) 2, a period of time when you travel to another place for pleasure

 ある日本人の女の子が言っていました。「何かの用事で役所や会社などに電話をして担当者がいなくとも、 holiday でいないと言われると、ああそうですかと納得して文句の1つも言わずに引き下がる雰囲気がイギリスにはある」。なんとなくわかるような気がします。日本とは違って holiday はイギリス人の神聖にして侵さざるべき権利なのです。

 アメリカ英語では上の2つの意味(休みと旅行)には holiday の代わりに vacation を使います。

vacation;
( American English ) a holiday or a time spent not working

 この vacation という言葉は多分 to vacate という動詞から来ているのでしょう。この語は特にアメリカ英語というわけではなく、formal な(普段使いの語ではない)言葉として両国で用いられます。

vacate ( formal );
1, to leave a job or position so that it is available for someone else to do
2, to leave a seat, room etc so that someone else can use it

 職や席、部屋などを「明け渡す」といった意味合いです。この動詞の形容詞形が ' vacant ', そしてそこから ' vacancy ' という言葉が出て来ます。英語圏の国のホテルの ' Vacancies ' や ' No vacancies ' という表示を目にした覚えのある方も多いと思います。
by michikosimon | 2008-10-29 21:30 | イギリスにて | Comments(0)

fair enough OK と大体同じ意味

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d0086231_18305159.jpg' fair enough ' の fair は「公平さ」とはあまり関係がありません。定義を見てみましょう。

fair enough;
( especially British English ) used to say that you agree with someone's suggestion or that something seems reasonable
(例文)' See you on Tuesday at 8.' ' Fair enough. '
(例文)well, if you want to go on your own that's fair enough.

 例文1の fair は「自分としてはそれでよい」という賛成の意味、例文2の fair は「理解できる」といった感じです。

 イギリス人はこの表現よく使いますね。サイモンもしょっちゅうです。

 なお、昨日の ' It's not fair ' という言い方ですが、' It isn't fair ' ではないことに注意してください。この2つ否定の程度の差があるようです。

" It isn't fair. "  ふつうに full stop ( . ) が付く感じ、単なる neutral な否定
" It's not fair, "  exclamation mark ( ! ) が付く「強調」の否定「なんと、 .... ではない!」
by michikosimon | 2008-10-28 18:55 | イギリスにて | Comments(0)

It's not fair こんなことってあるかい!

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d0086231_16165617.jpgit's/that's not fair;
used when you think that what is happening is unfair

 当たり前と言えばあたりまえの定義です。でもこの ' unfair ' という言葉は単に「不公平だ!」という意味ばかりではなく、かなり幅広く自由に使われます。昨日書いたように fair は「公平」というのみならずただの ' reasonable and acceptable ' 「 OK 」という意味でもあるのです。

 この非常に口語的な表現は、小さな子供がくやしそうに言うのに始まって大人達の社会制度の不備への憤りまで、実に多くのイギリス人が怒りを吐き出すのに使っているのを耳にしました。

  ' it's/that's not fair ' という言い方は、辞書では特にイギリス的表現とは書いてありませんが、なにぶん私はそこ以外ほとんど知りません。多分アメリカでもオーストラリアでも同じかも知れませんね。

  ところで、最初は言われていると気付きもしなかった言葉が、何かをきっかけとして「あ、又聞こえた」、「あ、また言ってる」と急に聞こえて来ることがあります。私が ' fair ' という言葉に敏感になったのは、 Bristol University で哲学の講義を取ったとき Rawls の ' Justice as Fairness ' について何回か聞いた後以来のことです。

 Rawls(アメリカ人) の政治哲学については特に勉強したわけではないし、ただ大教室の学生に混じって2〜3時間の講義を聞いただけで今はもはや何も思い出せません。それでも経験というものはほんの少しでもその人に何かを加えるものらしく、私にイギリス人のある面を気付かせてくれたようです。

 明日はもう1つこの fair を使った、こんどこそ真正の British English の表現を紹介します。
by michikosimon | 2008-10-27 21:45 | イギリスにて | Comments(0)

share - fair 彼らにとって大事なこと

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d0086231_1653848.jpg ' stocks and shares ' のところで ' to share ' の意味については簡単に説明しました。

to share;
( verb )to divide something between two or more people

 これは ' stocks and shares ' を説明する際にはよい定義だったのですが、実は ' share ' にはこれよりももっと基本的な意味があるのです(もっと頻繁に使われる意味と言った方が良いかもしれませんが)。

to share;
( use equally ) to have or use something that other people also have or use at the same time

 つまり,「あるものを所有したり使ったりするのだけれど、その同じものを他の人々も同時に所有したり使ったりする」ことです.ちょっとわかりにくい言い方で、カッコ内の「平等に使う」の方がピンとくるかもしれません。

 よく教室でプリントなどが人数分無い時など、1枚を2人で share したり、en-suite bath のない部屋で他の泊まり客と bathroom を share したり、そんな際に使います。

d0086231_1652055.jpg ここで大切な観念は ' equally ' ということです。この考え方というか感覚はイギリス人にとってとても大切というか自然なものに思えます。

 これを彼らは ' fairness ' ( fair であること) と表現します。

 ' share ' と ' fair ' はきれいに rhyme しますね( /ʃeə/ /feə/ )。

fair;
1, reasonable and acceptable, a situation, system, or way of treating people that is fair seems reasonable and acceptable
2, treating everyone equally, a fair situation, judgement, description etc is one in which everyone is treated equally

 「公平さ」という質を基にした ' being reasonable and acceptable ' ということです。

 この ' fair ' を使ったイギリス人の好む言い回しがあるのですが、これらについては又次回に。 
by michikosimon | 2008-10-24 17:20 | イギリスにて | Comments(0)

biscuit/cookie 同じ物です、英国とアメリカと

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d0086231_18425060.jpgbiscuit;
イギリス英語、a thin, flat, dry, usually sweet cake that is usually sold in packages or tins

 この言葉綴りは少々おかしいですが、実はフランス語から来たものです。' bis ' が2を意味し、ビスキュイ、「2度焼きしたもの」という意味だそうです。

 さて上の定義の通り「平で薄い、乾いた、普通は甘い菓子で、普通は缶や袋入りで売っている」もの、私はこれに often homemade と付け加えたいですが、ということです。

A; Would you like some tea ?
B; Yes, please.
A; How about a biscuit ?
B; No, thanks. I'm on a diet.

 こんな対話はよく初心者用の会話の教科書のあります。

 日本でよく言われるように、乳児用やハードビスケットのようにバター分の少ないものは biscuit 、バターや砂糖の割合が多いものは cookie と呼ばれるのとはちょっと違って、どちらも定義にある形状の焼き菓子の総称です。以下のように、同じものをイギリス英語では biscuit と言い、アメリカ英語では cookie と言います。

d0086231_1843644.jpgcookie;
アメリカ英語、a thin, flat, dry, usually sweet cake that is usually sold in packages or tins

 イギリスでは cookie という食べ物はほとんど聞かれませんが、アメリカには biscuit という食べ物があります。

biscuit;
アメリカ英語、a type of bread baked in small round pieces

 左の写真を見て思い出したのは、はっきりした題名は忘れましたが,白い犬と老人の物語です。題名から普通は犬が最後に死ぬのかと思うと、そうではなくて老人の方が死ぬ、という本の中の場面です。

 そこで、近所の老女だか親戚の1人だかがその老人に「彼はビスケットひとつ自分では作れない」と言い、老人は老人で、自分はこうこうやってみるのだがどうもうまくいかない、というようなことを言います。そこで私が思ったことは、どうもこのビスケットというのはお茶に添える甘い菓子ではなくて、食事用のパンのようなものらしいということでした。本当にそうだったんですね。 
by michikosimon | 2008-10-23 21:43 | イギリスにて | Comments(0)

book/to book/booking

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d0086231_17223832.jpg ' book ' という名詞は誰でも知っているものでしょうが、あらためてその意味をやさしい英語で確かめてみましょう。

book;
a thing that you read or write in, that has a lot of pieces of paper joined together inside a cover

 英語を習っている友人同士で英英辞書から基本的な言葉を選んで、たとえば ' What is it ? It's a thing that you read or write in, ........ inside a cover ' などという riddle をしても楽しいし、段々語彙が増えます。

 こんな基本的な語でも、日本語の「本」とぴったり合わないことがわかりますね。' you read or write in ' と「書き入れる」ものでもあるのです。日本だと「ノート、帳面」の類いも英語では book です。

 この book という言葉は、イギリス英語では、動詞としても盛んに使われます。to book と to を付けたのは動詞であるということを示すためです。

to book;
ask somebody to keep something for you so that you can use it later
() We booked a table for six at the restaurant.
() The hotel is fully booked.

 book するものはレストランのテーブル(当然そこでの食事もですが、それは普通はその時になってから決める)やホテルの部屋、乗り物の切符やツアー等です。右上の厚かましい男性の言っている ' I'll go and buy my tour .... ' は ' I'll go and book my tour ... ' と言い換えられるでしょう。

 アメリカではこの言葉を(少なくともこの意味では)使わないとか聞きました。代わりに reserve を使うそうですが、1音節の book の方が言い易いし、予約を「台帳、book に書き入れる」というニュアンスが伝わって私は何か安心できるのですが。

 この to book を動名詞形にしたのが booking です。

booking;
asking somebody to keep something for you so that you can use it later

 この動名詞はこれ自体形容詞となって booking form とか booking office とかのよく聞く言葉を造り、また to make a booking といった言い方にも用いられます。
by michikosimon | 2008-10-22 18:29 | イギリスにて

stocks and shares

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d0086231_17545917.jpgアメリカ発の financial crisis のあおりで日本経済も大打撃を受け、日経平均が急降下してしまいました。経済用語の「株」は ' stock ' とか ' share ' と言います。

stock;
1, a supply of something that you keep and can use when you need to
2, things that a shop keeps ready to sell
3, a share

share;
one of the equal parts into which the ownership of a company is divided

 この名詞には両方、それらの基になった動詞があります。

stock;
( verb )keep something ready to use or sell

share;
( verb )to divide something between two or more people

 面白いと思うのは、この2つの「株」を意味する名詞の元となる考え方の違いです。' stock ' のほうはある会社の資産というか会社そのものというか(を株主は持つ)という面に着目し、' share ' のほうはその資産を共有する(その分割された部分部分を持ち合う)ということを強調しているということです。

 日本語の言葉の術語は漢字から類推できてわかりやすい(英語に比べて)とばかり思っていました。英語の術語にはやたらラテン語などが使われており、例えば「小児科」などは子供でもわかるのに、英語では paediatrics と、ラテンだかギリシャ語だかを知らないと想像もできないというむずかしさです。

 でも「株」の件に関しては英語の share のほうがわかり易いですね、経済の勉強をしなくとも shares を持つということは「その会社を他の人と共有する」ことなのだと理解できます。

 「株主」つまり株の所有者はイギリス英語では ' shareholder ' と言いますが、聞く所によるとアメリカでは ' stockholder ' と言うそうです。
by michikosimon | 2008-10-21 19:13 | イギリスにて | Comments(0)

house/to house/housing

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d0086231_22105052.jpg ' house ' というのは普通は名詞として使われますが、時には動詞としても割によく用いられます。右の絵は ' The housing market ' のグラフです。アメリカの話でしょうか? バブル前の日本の土地神話のように、house prices は永遠に上がり続けると信じられていたのが、突然下がり始め、下がり続けたことが大きな社会不安を起こしてきましたよね。

house/haʊz/(発音に注意、名詞の house は /haʊs/);
( verb )to provide somebody with a place to live

housing;
1, the houses or conditions that people live in
2, the work of providing houses for people to live in

 ' housing market ' の housing の意味は2のほうですね。動詞の ' provide ' という意味を出している使い方としては、例えば ' government housing policy ' などがあるでしょう。

 このように極くbasic な名詞が動詞として用いられるという例は他にもあります。そのうえその1つは実はイギリス英語だということを最近発見しました。それはまた回を改めて書きますので、どうぞ楽しみにお待ち下さい。
by michikosimon | 2008-10-20 22:38 | イギリスにて | Comments(0)