<   2009年 01月 ( 19 )   > この月の画像一覧

bit by bit 「少しずつ」→「だんだん」  

604

 一昨日の最後の文

Cameras don't bother me a bit.

 の場合は ' .... not .... a bit ' で、not ..... at all と同じ意味になります。「少しも ..... ない」、「全然 ...... ない」です。

 さて今日の言葉は ' bit by bit ' です。学校のアメリカ英語では ' little by little ' と習いました。

bit by bit;
( especially British English ) gradually
(例文) It's a slow process, but we're getting there bit by bit.

 文字通りには「すこしずつ」ですが、' gradually ' とあります。似たようなものさ、とサッサと次に進んでも良いのですが、今日はもう少ししつこく、更に ' gradually ' を引いてみましょう;

gradually;
in a way that happens or develops slowly over a long period of time

d0086231_21322883.jpg この言葉の神髄は(大げさですが)「ゆっくり、長い時間をかけて」ということです。

 そこで、この ' bit by bit ' のこの性質をよく表わしている「自動水やり装置」の写真を紹介します。旅行で留守にするとかで鉢の植物に水をやれない時などに使うものです。装置を水栓やタンクにつないで、ノズルを鉢に差し、点滴のようにゆっくり給水します。

d0086231_21325495.jpg 1つ1つジョウロなどで給水するのに比べ、水量がその時々に応じて加減できないという弱点はありますが、花や葉を濡らさず、表土を流したりドロはねすることがなく、根元にゆっくりしみこむように給水できる、という点で優れています。ジョウロでゆっくりやるのはかなり気長な人でないと難しいものです。
by michikosimon | 2009-01-30 22:10 | イギリスにて

a bit more イギリス的な言い方ですこと

603

d0086231_1459402.jpg 時々「よく .... とおっしゃいますけどそれはどういう意味ですか?」と聞かれることがあります。そして ' ..... ' がこちらが意識していなかったような言葉であることがあったりすると、ハっとすることもあります。クセのようになってしまっている小さな言葉があるのですね。それらはまたよく「イギリス英語の言葉」だったりします。

 今日はその1つである ' bit ' について少しお話しします。きのうのブログの最後にもこの言葉出て来ましたよね。

bit;
1, slightly, but not very, a little
2, a small amount, especially of something that is not a physical object
3, a small piece of something

 「少し、でも極少しという訳ではない、少量、小さいかけら」などから共通の意味は「小さい 少ない」ということがわかります。1にもありますがアメリカ英語では little を代わりに使うのでしょうか?

 この言葉の重要な点は informal に使われるということです。' have ' と ' have got ' のようにキチンとした場( written をも含めて)では little などをつかうべきです。

Could I have a bit more, please ?
She's a bit like my mother.

 最初の例文では Could I have some more, please ? を遠慮がちに言う時にでもよいのですが、一応よそってくれて「このくらいでどうですか?」と問われた時の答えとしてよく用いられます。確かにイギリス人が a little more というのはあまり聞かなかったように思います。
by michikosimon | 2009-01-29 15:22 | イギリスにて | Comments(2)

sorry to bother you 

602

d0086231_21413519.jpgI'm sorry to bother you, but I'd like to say「今日アクセス数が 30,000 を超えました。本当に皆様ありがとうございました」.

sorry to bother you;
( spoken ) used as a very polite way of telling someone you want their attention

 意味も function も ' Excuse me ' と同じですが、グっと丁寧な感じになります。「すみませんが」と「お手間を取らせて申し訳ないのですが」といった違いですね。

 冒頭の文は「このブログを読もうとアクセスして下さった方へ、今日の言葉をお読みになる前にこちらの個人的なことを申し上げて申し訳ないのですが .... 」と御解釈下さい。

 ' bother ' という言葉についてはたしか I'm not bothered や I can't be bothered などについて 2006 年の 11 月頃、そして 2 - 3 週間前に書きました。そちらも合わせてどうぞご覧下さい。

 さて、今日の ' sorry to bother you ' に使われている bother の意味は;

bother;
to annoy someone by interrupting them when they are trying to do something

 ' bother /'bɒðə/ '

 発音は上にあるように「ボザ」です。アメリカ英語はともかく、イギリス英語では日本語の「オ」よりもずっと喉の奥から出す、サイモンに言わせれば貴族的なきっぱりした音です。

 右上の写真の情景は;

Cameraman " I'm sorry to bother you. "
Cat " Cameras don't bother me a bit. "

 だそうです。
by michikosimon | 2009-01-28 22:14 | イギリスにて | Comments(0)

suit yourself

601

d0086231_10504797.jpg 昨日の ' Help yourself ' は「いちいち私に断らるなんて水臭いことなさらないで、お好きなようにお取り下さい」というように笑顔で言われることが多いのですが、似たように訳されることがあるけれどかなりニュアンスの違う表現があります。

suit yourself;
( spoken ) used to tell someone they can do whatever they want to, even though it annoys you

 ' help yourself ' がたいてい食卓で「何を皿に取るという点に限る」という限定的な使い方がなされるのに反し、' suit yourself ' は ' do whatever ' と「何でも」となります。

 しかも、この言い方はむしろ「怒ったような」顔や声で言われることが多いと思います。極端になると、何か言い争った後の「勝手にしろ!」という捨てゼリフ、「勝手にしやがれ、オレは知らん」っていう感じでしょうか。 許可を得たというより見放されたという気になるでしょうね。

" I don't really feel like going out after all. "
" Suit yourself. "
by michikosimon | 2009-01-27 11:18 | イギリスにて | Comments(0)

Help yourself 「自らを助けよ」とはちょっと違う

600

d0086231_2151417.jpg 早いものです。もう 600 回目になりました。ご声援ありがとうございます。いただいたコメントの1つ1つに御礼申し上げます。

 さて、きょうの言葉の ' Help yourself ' ですが、最初にこれを聞いた時私は字義通りに直訳して誤解していました。「天は自ら助くるものを助く」という saying がありますが、これはそこにあるような「御自分でおやりなさい」ではないのです。

help yourself ( to something );
to take something that you want, such as food, without asking permission

 つまり、「食べ物など、欲しいものをいちいち許可を得ることなく取る」という意味です。これはよく ' please ' をつけて命令形で使われます。' Please help yourself. ' は「どうぞ、ご自由にお好きなものをお取り下さい」となります。

 どうしてこういうことが言われるのかというと、イギリスでは普通大人が自分の家以外でこういうこと( ' May I ..... ? ' とか ' Can I ..... ? ' とか言わずに勝手にふるまう)をすることはめったにないからです。多分日本でも同じだと思いますが、これがどこでもそうかというと、そうでもないようです。世の中いろいろですね。

 私が誤解したのは少しまぎらわしい situation だったせいかもしれないのですが、ともかくもこの言葉が「どうぞご勝手に」というよりはむしろ「どうぞご自由に」という親切心から出たものであることをよくわかっていなかったことは残念だったと思います。

Please help yourself to more. There's plenty of everything.
どうぞご自由におかわりしてください。どれもたっぷりあります。
by michikosimon | 2009-01-26 22:43 | イギリスにて | Comments(0)

黒い鳥ですか、白い魚ですか?

599

d0086231_2057833.jpg 昨日お話ししたクラスでは、実はもう1つ別のヒントを出しました;

 答えは ' a verb + flowers ' ということで、「この動詞を当てて下さい」。本当に基本的な動詞で、the frequency table という「よく使用される英単語の順位リスト」では大変上位にあります。

 ちょっと親切すぎるヒントだったかなあ、と思ったのですが、杞憂でした。それからも皆さんの struggle はしばらく続いたのです。

 理由は簡単でした。リスト(ほとんどの方がこのリストのプリントを持っていました)の上で皆さんの見ている場所がこちらから見えるのですが、皆さん「大変上位」といってもそれほどのことはあるまい、まさか60位以内ということはさすがにないだろう、と思っていらっしゃるのか、かなり下位のほうを見ているんですね。

 そのうち段々上位に上がってきて、begin, put, come, make と来たのですが、それでも8位とまではいかなくて、最後に1人の方が「言うだけは言ってみるけれど」風に ' ha .. ve ' とおっしゃいました。正解!

 英英辞書、それもやさしいものに慣れていらっしゃる方ならもう少し早く気がついたかもしれません。英英辞書とはそもそも「英語の言葉を別の英語で、しかもたいていより基本的な単語で説明する」ものだからです。このレッスンに懲りた方、どうぞ英英辞書をお始め下さい。

 言葉に詰まった時に何とか切り抜けるのがうまくなることでしょう。

 以上は、単に1つの言葉、言い回しがわからないという場合ですが、実際にはもっと複雑なことでしょう。

 なんとか ' How old are you ? ' を言わずに(あまりにもあからさまなので)ある人の年齢が知りたいと思った時にどんなことを考えますか? これは実際にあったことですが、その人が「自分が .... 歳の時こういうことをした」的な話をするのを待っていて、その時すかさず ' How many years ago was it ? ' という質問をしました。その人はなんでもなくそれに答えてしまって、めでたく目的は達せられました。

 そんな風に、言いたいこと、知りたいことを得るのにはただ1つの方法しかない訳ではありません。どこかに書いた話ですが、「この花は貴方が育てた花ですか?」ということを言いたい、その答えが知りたいという時、2つの場合が考えられます。

1、昨日の blog にあるように、なんとかやさしい英語に直してみる
2、それが上手くいかないときは、そう言うのはあきらめて、全く違った視点から知りたいことがわからないか考えてみる。

 1では Did you grow the flowers ?, Are they from your garden ? などが考えられますが、2では例えば Did you buy them ? などというのはどうでしょう? No, a friend of mine gave them to me. という答えが返って来るかもしれませんが、「この花は貴方が育てた花ではない」ということはわかります。

 右上の絵で言えば、「黒い鳥ですか、白い魚ですか?」のどちらの質問でも用は足りるといったようなものでしょうか? ここでも flexible な考え方は役に立ちます。
by michikosimon | 2009-01-23 21:37 | イギリスにて | Comments(0)

花は何時咲くんですか? 今ある語彙でなんとかしてみよう

598

d0086231_23134455.jpg 今日は先週のクラスで起こったことを紹介します。それぞれの生徒さんの chat about our news の時のことでした。

I planted 8 iris bulbs yesterday.
.... some questions about it .....
When will they ......... (花が咲くの? .... でもそれにあたる英語がわからない ..... )

 こういうことはよくありますよね。でも、多くの方のように「全部の単語がわからなければ何も言わない」という完璧主義に陥らず、とにかく質問を始めたことは評価できます。出だしはこれで正しいのです。

 こういう時には教師の助け舟をひたすら待つというのも手なのですが、教師のほうもさるもので、「手持ちの英語でなんとかしてみてください」という態度にでます。教師の考えているのは;

1、日本語にとらわれず、つまり「花が咲く」という日本語の英訳は何かということだけを考えるのではなく
2、頭を柔らかくして、現在もっている basic な vocabulary の中でなんとか「花が咲く」と同じ意味のことを言ってみる
3、その際便利な考え方は「大人向けの日本語ではなく、子供や幼児向けの日本語で原文を訳してみる」。

 まあこんなことで皆さんウンウンと struggle した末にとうとう出ました!

When will they have flowers ? 

 「なあんだ」とお思いかもしれませんが、こういうやさしい英語がスっと思いつくということはそれほど容易いことでは全くありません。' to flower ' とか ' bloom ' とかを知らなくてもこれで立派に通じます。
by michikosimon | 2009-01-22 23:43 | イギリスにて | Comments(0)

faithfully という副詞、どこにいれるの?

597

d0086231_20494939.jpg 昨夜というべきか、今朝というべきか、眠いのを我慢して時代の変わり目を目撃しようと大統領就任式を見ました。

 44回目にもかかわらず素人っぽい式典で、音楽演奏や詩の朗読がどうしてあんなところに入れられているのだろう、と思ったりしました。最初の歌などは「あれ、イギリスの国歌のメロディー(歌詞は違いますが)!」とサイモンが驚いていました。何か意味があるのかもしれませんが、面白いですね。

 もう1つ面白いことがありました。「言語」の点から見ても興味深いものがあるので、取り上げてみます。

 副大統領の宣誓後(間に何故か音楽の演奏が入りました)オバマ氏が大統領の職務遂行の宣誓をしている時にそれは起こりました。ビデオをご覧下さい。

 私は途中長いポーズがあったので、最初オバマ氏が間違えた(立会人の読み上げた言葉を繰り返せなかった)のだと思ったのですが、そうではなくて逆に立会人の方が間違えて読んだのだとわかりました。元の文書では下記の2のようであるそうです。

 ポイントは ' faithfully ' という副詞の文中の位置です。

1, I will execute the office of the President of the United States faithfully and ......
2, I will faithfully execute the office of the President of the United States and ......

 「副詞の文中の位置はできるだけ動詞の前に置くのが望ましい」。絶対にというわけではなく、例外はいくらでも思いつくのですが、サイモンに言わせるとそうだそうです。確かに少し長い文になって副詞が最後に置かれたりすると、いったいこの副詞は何を形容しているのだろう、ということになってしまいます。

faithful;
remaining loyal to a person, belief, political party etc and continuing to support them

 ' faithfully ' で最初に思い浮かぶのは(特にイギリス英語を習った方にとっては)' Yours faithfully ' という手紙の終わりの決まり文句ではないでしょうか。

Yours faithfully;
( especially British English ) the usual polite way of ending a formal letter, which you have begun with Dear Sir or Dear Madam

 つまりこの文句は「名前を知らない人」への手紙に用いられるのですね。名前を知っている人へは ' Yours sincerely ' を使います。
by michikosimon | 2009-01-21 21:44 | イギリスにて | Comments(0)

believe - trust どちらを使ったらよいのか

596

d0086231_21511783.jpg ' believe ' と ' trust '、この2つの言葉にもしばしば混同が見られ、注意が肝要です。「あの人を信じています/信用しています」というような意味のことを言いたい時、日本語につられて " I believe him " で問題ないと思っているような場合がよくあるのですが、さあどうでしょうか?

believe someone;
to be sure that someone is telling the truth

 これ( believe someone とはそもそもいかなることを言っているのか)はもう10年以上も前、なんと哲学のエッセーを書くための資料の中で発見したのですが、驚きました! まあ、中学生の時に1、2度調べたかもしれませんが、それ以来 believe の意味なんて特に疑問を持ったことはありませんでしたから。

 「ある人を信じる」とは英語では「その人が真実をいっているということを確信している」ということだったんですね。

d0086231_21513861.gif これに対して ' trust ' という動詞を人に使うときには;

trust;
to believe that someone is honest and will not harm you, cheat you etc.

 左の絵は何だかおわかりですか? これは時にグループ形成のためなどに行われるゲームのようなもので、1人1人が台上から後ろ向きで身を投げるのを他の大勢で受け止めるというものです。trust building とでもいうのでしょうか。

 このゲームは trust のなんたるかをよく表わしています。他の皆が「グループのメンバーとして助け合い、けっして意地悪をしてちゃんと受け止めなかったり、他の人がちゃんとやるでしょうとズルをして力を抜いたりしない」と確信を持って思うからこそそんな危ないことができるのです。

 これらの混同の例として、たとえば ' I believe my doctor. ' などというのがあります。「医者が何か言っていてそれが正しい」と言い張るのならそれでよいのですが、おおくの場合 ' I trust my doctor. ' のほうが理解し易いと思います。
by michikosimon | 2009-01-20 22:11 | イギリスにて | Comments(0)

' true ' と ' real ' 反対を考えるとわかりやすい

595

d0086231_17211170.jpg ' true ' と ' real ', この2つの言葉はかなり違うことを意味しているのですが、おわかりでしたか?

 先週あるクラスで dictionary work をしていて気がつきました。日本語的に考えると「真の」、「本物の」とかなにかはっきりしません。日本語でもおそらくちゃんと区別があってネイティブの私達は間違えずに言葉をつかっているのでしょうが、ネイティブだからこそ意識しないということもあるのかもしれません。

 英語ではこの2つは基本通り、はっきりと違った意味で使われていることがよくあります。' Really ? ' などの使用例から true も real もいっしょくたに「ホント」、「ホントの」などとゆるく理解している方もずいぶんいらっしゃると思います。この際基本的なこの2語の意味を確認しておきましょう。

true;
NOT FALSE, based on facts and not imagined or invented

 わかりやすい覚え方として、これらを別の意味の否定形として考えることを提案します。肯定形だと似通ってしまうことが否定形だとはっきりしてくるのです。

 「次の6つの文を読んでそれぞれが ' true ' か ' false ' かを判断しなさい。」などという ' reading comprehension ' (読解)の問題がよくあります。「あることが何か(事実)と合っているか違っているか」ということです。

 右上に絵にもあるように、 true でないことを言う人や体重計は ' lair ' (嘘つき)になります。

d0086231_17213649.jpg さてreal のほうはというと;

real;
1, NOT ARTIFICIAL, something that is real is actually what it seems to be and not false, artificial or pretended
2. NOT IMAGINARY, actually existing and not just imagined

 1は「似せて造られたようなまがい物ではない」、2は「想像上のものではない、ちゃんと実在しているもの」ということです。「真」か「偽」かが基準ではなく、「本物」か「にせもの」かが基準となります。

 もう随分前、初めて中国食品マーケットでピータンを見たドイツの友人が

Are they real eggs ?

 と質問してきましたっけ。

 今の私には computer graphics の「 virtual reality としての単なる images ではない本物」と考えるとスっと頭にはいります。

 以上は true と real の基本的な意味の違いなので、時にはこれらが区別できないような風に使われる場合も、もちろんよくあります。
by michikosimon | 2009-01-19 18:15 | イギリスにて | Comments(0)