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私が初めてイギリスで新年を迎えたのは1990年、Scotland ででした。その前の年はイギリスから holiday でエジプトへ行って、そこでの正月だったのです。 イギリスは Christian country ですから Christmas こそ冬の行事の中心で、何ヶ月も前から準備する人はざらです。それに対して New Year は単なる年の移り変わりに過ぎない感があります。街のあちこちで bonfire が焚かれ、人々が取り巻いて夜中の12時のカウントダウンを待っていますね。新年の始まりの瞬間、カップルが抱き合ってキスしたりするのを見ると、1人でいることが情けなくなったりもします。The New Year Day は Bank holiday ですが、何の行事も特になく、ごく普通の休日のようでしかありません。 Scotland は England と違って「お正月をやる」とよく聞いたのですが、どうも納得するような光景には巡り合わずに過ごしてしまいました。日本や中国と比べてしまうと Scotland も England もさほど変わりがあるようには見えないのですね。 でも、私が care worker として働いていた Garvald ( in Scotland )では New Year party がありました。イギリスで体験した最も賑やかな New Year だと言えます。 話は変わりますが、「Scotland には red brick houses がない」のだそうです。 1989年の夏でしたか、初めて Garvald を訪れた時、誰かが言ったことがこれでした。彼によると England から Scotland へ入ってまず目につく一番はっきりした変化が家の材質の違いなのだそうです。 ' Where're red brick houses?' 私たちはあたりをグルリと見回しましたが、なるほど赤レンガの家は見あたりません。代わりにくすんだ色合いの石造りの家が多かったように覚えています。かつて石炭を主として暖房に使っていたせいで Scotland の大きな都市部は黒ずんで見えるのだそうです。 さて、この' brick ' という言葉ですが、英語による定義は ' a hard block of baked clay used for building walls, houses etc ' つまり「壁や家などを建てるのに用いられる硬い塊状の粘土を焼いたもの」です。名詞で、場合によって countable になったり uncountable になったりします。1つ2つと数えるレンガもあれば、材料としてのレンガもあるのですね。後者はよく adjective となって house, wall などの前に来ます。
by MichikoSimon
| 2007-01-01 18:39
| イギリスにて
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