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quite a bit これもとても英国的

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quite a bit これもとても英国的_d0086231_22151318.jpg さて、' bit ' など何気なく使ってしまう言葉の問題に戻ります。

 今日は ' quite a bit ' という言い方です。ここにある ' quite ' も ' bit ' もきわめて英国的で、しかもすんなりと単語カードに1行で書けるような単純さを持ち合わせていません。1つ1つ実例と共に覚えていかなければならないような実践的な言葉です。受験生タイプの勉強の仕方にはなじまないでしょうね。

 まず ' quite ' から;
 
quite;
(especially British English) fairly

fairly;
more than a little, but much less than very

 とまあ、これだけでは「何のことはない単純な」ものと感じるかもしれませんが、グラデーションの幅が時に ' fairly ' をはみ出ることも多く、やっかいな言葉です。でも一番やっかいなのは、「 strong form で言われるか weak form で言われるかで意味が全く反対のようになってしまう」という点で、これは後日お話しします。

 ではきょうの言葉 ' quite a bit ' 。これは友人から聞いた話の中で、「 lift (車でどこかに便乗させてくれること)を offer してくれた人が ' I can do quite a bit ' と言ってくれたのでラッキーだった」というのを聞いたことがあるのです。「へえ」とは思ったものの、なんで少ししか乗せてくれないのがラッキーなのかいぶかしかったのを覚えています。

 以前書いたように bit は「小さい 少ない」ですからね。

 ところが、その driver が言ったことはまったく逆で;

quite a lot/bit/few;
large number or amount

 友人が喜んだわけです。それにしても quite a bit/few と quite a lot が同じだなんて、何かいい加減な気がしますね。日本語にこういうことってありましたっけ? あるような感じもしますが .... 。いずれの言語にしても慣れるまではやりにくいです。
by michikosimon | 2009-02-04 23:04 | イギリスにて
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